44mmの大きなボディに類を見ない程巨大なリューズガードを装備。
文字盤には視認性とはこういう事だと言わんばかりの巨大なアラビア夜光インデックス。
シンプルながら強烈なアイデンティティを持ったデザインになっております。
一度見たら忘れないデザインとでもいいましょうか、記憶にとても残る形状なんです。
そして質実剛健な無骨なデザインは世界中の男性のハートを鷲掴みにしているのです。
腕時計を語る上で欠かせないのがその腕時計ブランドが持つ歴史です。特に日本人男性は腕時計が持つエピソードや歴史にとても思い入れが強いと言われています。
腕時計売り場で腕時計に隠されたエピソードや創始者の理念なんかを聞くと急にその腕時計が欲しくなったりしますよね(笑)
このパネライはそういった話題には事欠かないメーカーなんです。
1860年にジョバンニ・パネライがフィレンツェに店を構えて以来の長きに渡りイタリア海軍に精密機器の納入を行ってきたパネライ。それはまさに機器メーカーであり、装飾品として腕時計を扱うメーカーとは一線を画しました。
常に過酷な環境に身を置く兵士の為時計を作っていたパネライですのでその役割は
人の生死をつかさどる機器。
使用される極限状態に耐えうる機器。
こういったパネライを取り囲む環境は「プロフェッショナルの為の計器」としての腕時計作りを推し進めました。
宝飾品メーカーが作るような華美な装飾が施された腕時計ではなく、「頑丈で」「正確で」「見やすい」究極の実用時計の形を追い求めていきます。
その結果無駄なものが削ぎ落とされたシンプルなデザインになっております
1993年までは民間向け販売もほとんど行っていませんでしたし、1997年リシュモングループにパネライが参加するまでは世界規模での腕時計販売は行っておりませんでした。
現在のパネライのデザインの根幹であるラジオミールが1936年に誕生してから実に60年間もの間ベールに包まれていたミステリアスな歴史も時計ファンにはたまらない要素ですね。
ロレックスのサブマリーナーが誕生したのが1954年ですから、1936年から潜水時計を作ってきたパネライのダイバーズウォッチとしての歴史は相当なものです。
このように魅力ある歴史も人気を支える一つの要因になっています。
パネライと言えば現在600種類以上のモデルが存在しているバリエーション豊富なメーカーであります。
そしてそれぞれのモデルの裏蓋には 1200/2000といった具合に「年間生産本数」が記載されており計画的な生産計画がなされています。
1200/2000ですと一年間に2000本の生産予定が有り、そのうちの1200本目であるという意味です。
しかしながら600種類以上のラインナップが常にブティックにあるわけでは無く、中には1年で生産を終えてしまうモデルや、世界で60本しか無いモデルなども存在している為「いつでも好きなモデルが買える訳ではない」という事です。
だからこそ欲しいモデルと出会えた時の喜びといったらもう・・・・
本当に多種多様なモデルが存在しています。その中から自分の腕時計の好みに合ったものを探し出すのもパネライの楽しみの一つだと思います。
同じ「ルミノール」というデザインにも300種類以上のバリエーションがありますのできっとあなただけのパネライに出会えるはずです。
その頃にももうあなたもパネライの虜になってしまっている事でしょう。
今回はパネライの人気の要素について軽く触れましたがどんどんディープな記事も載せていければいいなと考えています。
本当に知れば知るほど面白い腕時計メーカーなので、検討されている方は是非一度試してみてください。