サブマリーナ とダークスーツ、リュック
腕時計をサブマリーナ にダークスーツにリュックスタイルは、街行くビジネスマンに最近よく見かける定番スタイルです。
淀屋橋界隈から梅田界隈、十三の新大阪界隈まで幅広く見かけます。

@goro
僕の私物リュックです。自身も気がつけばそんなスタイルになります。時計はノーマルですが、ほぼこのスタイルです。
これは特にトレンドを意識したものではありません。確かに20年ほど前にリュックとスーツで会社へ行ったら上司に注意されました。
令和に入り今や周囲のビジネスマンの多くがこのスタイルだから違和感なく通勤できます。
唯一、僕のこだわりはアウトドアブランドを背負うことです。【コロンビア】のリュックを背負っています。
秋には【パタゴニア】リュックの購入とIWCのパイロットウォッチを検討しています。
これは日本全国、いや世界中でも多い近年のトレンドの象徴といえるスタイルです。
このインフォーマルは世界中のラグジュアリーブランドが求めているトレンドになります。
インフォーマルの歴史、やはりジェームズボンドが火付け役?

The Art of Watches, Grand Exhibition New York 2017
パテックフィリップがアクアノートをヴァシュロン・コンスタンタンがオーヴァー・シーズを出しているように名門腕時計ブランドでもインフォーマルが当たり前になっています。
腕時計ブランドの中でもロレックスはインフォーマルのトレンドを早い段階から、掴んでいたといえます。
それが計算されたものなのか、偶然なのかは別にしてです。
ロレックスはその歴史を紐解くと特殊時計に拘り、ブランドをアピールしてきました。サブマリーナが発売された、1953年当時はインフォーマルを計算していたわけではありません。
最大の功労者はこの方かも知れません。ジェームズボンド。
映画007の中でのワンシーンがこんなトレンドになるとは世の中わからないものです。
タキシードにサブマリーナ を変える暇が無かった、怪我の功名ですねー。
大きなトレンドとなった、僕の個人的な意見はヴァシュロン・コンスタンタンのオーヴァーシーズのプロトタイプが発表された1996年が本格的なインフォーマルの始まりと考えます。
そして今や誰も否定しないファッションスタイルである、インフォーマル。
サブマリーナ にスーツ、リュック大いに結構です。しかしファッションの専門家たちは少し意見が異なるようです。
ファッションで大事なのは個性的であること
定番であるこのスタイルを専門家はどう見ているのでしょう?
ファッションのプロ、戸賀敬城氏の意見は少し異なる意見のようです。
私が最近ハマっているYouTubeのBRチャンネル、このサイトでも見ている方います?
7月23日にアップされた動画が「デキる男の腕時計」だったのです。
雑誌メンズクラブで編集長を長く務めたことがある、戸賀氏は流行りであるスポーツラグジュアリーに警笛を鳴らしています。
あまりにも多くなった今こそ、敢えてそのトレンドに流されないことも重要だと述べていました。
そこで出てきたのが、ご存知のオーデマ・ピゲのロイヤルオークです。戸賀氏は私物でこの腕時計を持参して、こう語ったのです。
吊革でサブマリーナ を見せている隣で、もしロイヤルオークを見せられたらサブマリーナ 君はその手首を下げるはずです。
男はそんな小さな世界で勝負していると語っていました。(笑)
この時計怪獣を訪問する人たちは多分、手を下げますよね。もし自身がサブマリーナ をしていて、隣にロイヤルオークを見せられても下げない人は時計を理解していないことになります。
このBRチャンネルの司会進行は雑誌LEONで編集長などを務めた干場義雅氏がメインで戸賀氏はゲストとして担当しています。
干場氏も愛機はヴァシュロン・コンスタンタン です。なぜか両氏動画上ではロレックスを避けています。
しかし、これはファッションは個性的であるべきという彼らの哲学からです。
あまりにも皆がしているファッションはおしゃれでは無いという意見なのでしょう。
みなさんも周囲を見てロレックス一辺倒から脱却し、ファッショナブルで自分らしく、腕時計を楽しみませんか?
ロイヤルオークあたりで。