2021/11/12 聖徳太子
永遠の定番オメガシーマスターアクアテラ。とてもシンプルかつ、シーンレスで使えて、シーマスターの中でも群を抜いて人気のモデルです。
その多くのファンを持つアクアテラの魅力を深掘っていきたいと思います。
アクアテラはシンプルで高性能で飽きが来ず一生ものの時計と言える名作中の名作ですね。
ダイバーズらしがらぬエレガントなデザインとプロ仕様のスペックを共存させた時計。
デザインとしてダイバーズウォッチなのに関わらず、ダイバーズに必須の逆回転防止ベゼルがありません。
また、スポーツの定番リューズガードもなく、かなりドレスウォッチに近い仕様になっております。
アクアテラのモチーフはシーマスター120Mという1980年代初頭に登場した時計。
この時代はパテックフィリップのノーチラスやオーデマピゲのロイヤルオークなどラグジュアリースポーツが台頭してきた時代です。
この時代のニーズに合わせたスタイリッシュなスポーツウォッチはオメガのラグジュアリースポーツに対する戦略だったのかなと思います。
そして2002年新しくよりスタイリッシュにブラッシュアップされたシーマスターアクアテラがリリースされました。
シーマスターのダイバーズとして武骨な実用時計から、シティでスマートなアーバンウォッチへ昇華させたのがアクアテラです。
文字盤デザインはチークコンセプトという、豪華客船の整備されたウッドデッキに着想を得てデザイン。
幾何学的な整備された美しさが表現されています。
新作はケースバッグに防水性能を表示することによって、文字盤がスッキリし、よりモダンな印象になりました。
日付窓は3時位置から6時位置に変更。1952年に発表された、デイト窓を初めて採用されたモデルをモチーフに変更されました。
またシースルーバッグになっており海を思わせる渦巻く波を模した波模様のムーブメントを覗けるようになっており、機械的なの美しさも感じられるようになっております。
デザインはかなりスタイリッシュですが、機能性も流石オメガ。抜かりないです。
こちらはコーアクシャル機構を積んだマスタークロノメーター認定機です。
コーアクシャル機構とはパーツ内部の摩耗を最小限に抑えて、エネルギー効率を最大化する機構です。これによってオーバーホールの頻度が劇的に下がります。
マスタークロノメーター認定とは15000ガウスの耐磁性を有し、クロノメーター認定の精度を誇るものが認定されます。
こちらはシリコン、非磁力素材を使用することで耐磁性が格段に上がります。高い耐磁性能は、METAS(スイス連邦計量・認定局)により試験、認定されております。
ムーブメントは前モデルに搭載されていたCal.8500が更に改良されたCal.8900(41mm)cal.8800(38mm)と進化しておりおり、機械内部には磁気を帯びない完全な非磁性新素材であるニヴァガウスが採用されています。
なんとMRIの中に入れても磁気の影響を受けないとのことです。
まとめ
アクアテラは間違いなく一生使っていただける時計です。デザイン面、機能面ともに廃ることはありません。
普遍的な時計でありつつけ、世界中で愛されている理由がつけていただければわかると思います。
これを機に手に取ってみてはいかがでしょうか?