オメガ スピードマスター マークⅡ
今回ご紹介するのはオメガの人気ライン、スピードマスター マークⅡ 145.014です。
1969年という記念すべき年(人類が初めて月面着陸した年)に誕生した、オメガ スピードマスター マークⅡ。
スピードマスターといってもマークⅡは形状もデザインも全く異なる作りとなっています。ぷっくりと厚みのあるケースに樽型のケースが特徴的なモデルです。
2014年にはマークⅡの復刻版が発表されましたね。オリジナルを忠実に再現していてこれもカッコいいですね。
復刻版の発表により、再注目されているのが"オリジナル"です。そこで今回は1970年頃のヴィンテージ マークⅡ 145.014をご紹介していきたいと思います。
マークⅡ プロフェッショナル Ref.145.014
【商品名】スピードマスター プロフェッショナル マークⅡ
【型番】145.014
【機械】手巻き Cal.861
【素材】ステンレススチール
【カラー】ブラック
【ケースサイズ】41.5mm
【防水性】-
【国内定価】-
【備考】ヴィンテージ
1969年から1972年のわずか3年の製造期間だった手巻きムーブメントCal.861搭載のマークⅡ。ヴィンテージ感漂うグレーダイアルは渋くてカッコいいですね。雰囲気出てます。
マークⅡはタキメーターベゼルの構造がちょっも特殊でガラス風防の内側に入っているため、フラットな印象となっています。
ケースフォルムは丸みを帯びた樽型ケースとなっています。サイズは41.5mmですが、やや縦長のフォルムの為、大きく感じます。腕に乗せた時の存在感はかなりあります。
手巻きムーブメントですが、ケースのボリュームもあります。また、一般的にはベゼルは風防の外側についていますが、マークⅡは内側に入っている為、横から見るとすっきりした印象になっています。
裏蓋はスクリューバック(ねじ込み式の裏蓋)となっています。スクリューバックは気密性が高く、防塵や防水効果があるとされていますが、さすがに半世紀近く前の時計ですので、高い防水性は期待できません。
年季も入っているせいか、シーホースの刻印も少し消えかかっていますね。すでにシリアルは確認できませんでした。
当時の夜光塗料はもちろん"トリチウム"となっており、インデックスの焼け具合がたまりませんね。ロレックスをはじめ、最近ではトリチウム夜光のモデルが注目を集めています。
外周の目盛りは1秒おきに段差ができており、5秒ごとにトリチウムのインデックスが入っております。2014年に発表された復刻版も同様のデザインとなっています。
9時位置にスモールセコンド(秒針)が入っています。恐る恐る動作確認をしてみましたがバッチリ動きました。ストップウォッチもばっちり動きました。
マークⅡをメーカーでオーバーホールをするとしたら10万円くらいでしょうか。パーツ交換などを含めたら10万は超えるでしょう。
ヴィンテージウォッチは現行モデルでは味わえない良さがありますが、メンテナンスの面で不安が残りますよね。年代モノの時計を購入する際はアフターサービスの話もしっかり聞いた方がいいですね。
文字盤もやや劣化が始まっていますが、ヴィンテージ感満載でカッコいいですね。40代〜50代の男性がサラッとつけていたら絵になりそうです。
現在の中古相場は?
気になる現在の中古相場は25万円〜30万円前後でしょうか?50年近く前のモデルなので、さすがに保証付きで売られているのはほとんどないです。
実用性・機能性を鑑みると2014年発表の"復刻版" の方がもちろん良いと思いますが、オリジナルのマークⅡも渋くてカッコいいですよ。
リストショット
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