「Fieldmaster(フィールドマスター)」とは、セイコーの販売するサブブランド「プロスペックス」におけるシリーズの一つ。
アウトドア使用を前提としたタフさが求められるフィールドウォッチですが、今回紹介するアイテムは同じく過酷な環境での使用に耐えうるダイバーズウォッチからのフィードバックである外胴プロテクターを備えているのが最大の特徴。
値段も5万円以下に抑えられ、アウトドアにも気兼ねせずカジュアルに連れ出せるアイテムになりそうな予感です。
今回発表されたフィールドマスター新作は「ビームス」や「ユナイテッドアローズ」、「フリーマンズスポーティングクラブ」といったアパレル系ブランドとのコラボモデル。
数量限定品5種、レギュラーの通常モデル3種で合計8種類の発売となるようです。
基本的に8種とも同一モデルのバージョン違いではあるものの、限定品のほうはカラーリングだけでなく文字盤の構成も通常版と異なっているものがあるため、特に数の少ないものは要チェックです。
37,000円+税
駆動方式:ソーラー
ガラス:カーブガラス(おそらくハードレックス)
ケース横幅:44.5mm
20気圧防水
※一般版は2017年9月、数量限定版は10月発売
黒で統一されたたたずまいに、夜光塗料が用いられた大きめのアラビア数字が映えるシブめのスタイル。
ベゼルは商品ページの説明欄を見るに、硬質コーティングされたステンレスだと思われます。セイコーダイバーズウォッチの代名詞といえる外胴プロテクターを採用しているのが最大の特徴ですが、樹脂素材(プラスチック)のため、ダイバーズに用いられているステンレス製外胴ほどの重厚な印象はなく、タフさとカジュアル感を両立したような見栄えになっています。
なお、このシリーズのプロデュースを手掛けた梶原由景氏は以前にも同じような樹脂製外胴を使用したプロスペックス・ダイバースキューバ「SBDN043」に携わっています。
42,000円+税
セイコーのバリエーションモデルでは定番のひとつとも言えるブラック・ゴールドのコンビモデル。
ベゼル部分が逆にステンレスむき出しのヘアライン処理というのがワンクッションあって面白いです。
42,000円+税
珍しいクリーム色のベゼルが目を引くモデル。ネイビーで縁取られた針が視認性よさそう!
上二つと配色しか違わないのに雰囲気はかなり異なって見えます。
フリーマンズスポーティングクラブ限定(300本)
43,000円+税
ここからは各アパレルブランドとの限定コラボモデル。
文字盤・ベルトともにカーキ系なためミリタリーウォッチのような趣きですね。
上記モデルとは違い3・6・9のインデックスが大きく目立つタイプになっていて、よりスッキリしています。
フリーマンズスポーティングクラブ限定(700本)
43,000円+税
文字盤とバンドは濃い目の紺色?それとも黒?
いずれにしてもケースも黒一色(ブラックIP)で、これはこれで軍用時計のようなゴツかっこいい雰囲気があります。
個人的にはベゼル12時位置(夜光)の赤いワンポイントがカッコよくて好きです。
ビームス限定(300本)
40,000円+税
ちょっと変わったグレーのベゼルや、薄いオレンジ色の秒針は「使い込んだような雰囲気を表現した~」とのこと。
ビンテージウォッチの雰囲気を再現できているかどうかはちょっと意見が別れそうですが、純粋にビジュアルとしては落ち着いた雰囲気ながらも特徴的な見た目に。
カーフ(牛革)ベルトのツヤのある感じも、大人っぽい雰囲気を感じさせます。
ユナイテッドアローズ限定(300本)
45,000円+税
SBDJ028のようなゴールド&ブラックのコンビネーションですが、こちらはよりラグジュアリー(?)な感じに見えます。
商品ページの画像ではあまりよくわかりませんが、実物のイメージは下画像のほうが近そうです。
暗めのワインレッド(?)なカーフレザーベルトとの相性もなかなか良さそう。
ジャーナルスタンダード限定(700本)
40,000円+税
針・インデックスに使われている夜光がベージュがかった色になっています。
最近の復刻モデルなどにたまにみられますが、ヴィンテージウォッチのトリチウム夜光の退色した状態をイメージしているようです。
今秋に発表されたセイコープロスペックス・フィールドマスターの新作モデル8種をご紹介してみました。
はじめて見た時は外胴プロテクター付きの腕時計に革ベルトという組み合わせに驚きましたが、フィールドウォッチということならそれほど違和感も少ないのかな、という気も。
表面の光沢感などを考えれば樹脂製プロテクターとカーフの質感の相性もあながち悪くないのかも知れません。