2021/11/22 聖徳太子
チューダーブラックベイクロノ79350は初代クロノグラフの「チューダーオイスターデイト」から50周年を記念して発表されたモデルです。
チューダーのクロノグラフ搭載モデルというとクロノタイムを思い浮かべる方も多いと思います。
人気のあるデザインは抑えつつ、チューダーらしい解釈がなされた時計ブラックベイクロノの紹介をさせていただきます。
こちらのモデルはクロノグラフを搭載しつつも、防水性が200mまであります。
これはあくまでブラックベイシリーズであり、ダイバーズモデルの系譜にあるからこの防水性能が搭載されております。
ダイバーズウォッチにクロノグラフを搭載したような形ですね。
故に、ブラックベイらしいダイバーズウォッチのディティールが各所に見受けられます。
ブラックベイのシグネチャーとも言えるスノーフレーク針。ビッグクラウンリューズ、ドーム型サファイア風防など、堅牢かつレトロなデザインがブランドらしいカラーを放っています。
ブラックベイクロノは2017年に79350、19年に18金イエローゴールドコンビモデル79363、21年にステンレスモデルの79360Nが発表され、こちらは前ステンレススチールモデルである79350のアップデート盤のような立ち位置になります。
カラーリング、素材感が大きく変更され、タイムリーな時計へと刷新されました。
79350がメタルベゼルなのに対し、79360Nはアルマタイトのブラックのベゼルに一新。
また、文字盤とインダイヤルには白と黒のツートーンカラーとなり、より表情のあるデザインになりました。
これはトレンドを大きく取り入れた変更点と言えます。
白と黒のパンダカラーはここ数年のクロノグラフ搭載モデルの人気色です。オメガのスピードマスターや、IWCのポルトギーゼもこちらの配色はとても人気がある印象です。
特にロレックスの現行のデイトナと違う配色となり、こちらの79360Nも人気を獲得しております。
ベゼルや文字盤は現行デイトナを想起させますが、白と黒のインダイヤルコントラストは初期のデイトナをも思わせるカラーリングでレトロな雰囲気も感じられます。
クロノグラフ・プッシュボタンのデザインは初期のチューダーのクロノグラフから着想を得たデザイン。
チューダーのヴィンテージ感を漂わせることがうまいブランドらしい展開ですね。
ケース厚も0.5mm薄く仕上がっております。かさばらないスマートなアップデートと言えます。
ムーブメントCal.MT5813はブライトリングの自社製ムーブメント「B01」をもとに、チューダーが独自の仕上げを施したものです。
シリコンバランススプリングを採用したことにより耐磁性、耐久性が向上。
パワーリザーブ約70時間の高品質なムーブメントで、スイスクロノメーターも取得しています。
まとめ
新作モデルということ、人気のカラーデザインであること、チューダーというブランド価値から、相場は比較的高めな印象です。
ノスタルジックなブランドらしいブラックベイクロノはかなり機能性が高くコストパフォーマンスはかなり高いです。
今後の動向注目の時計の一つですね。
ではまた。