2022/02/09 聖徳太子
パテック フィリップと航空業界には大きな関わりがあります。
パテック フィリップのルーツとブランドらしい高級感を調和させた婦人用バージョンのタイムピース、カラトラバ・パイロット・トラベルタイム 7234 についてご紹介いたします。
カラトラバ・パイロット・トラベルタイムはパテック フィリップが航空業界に寄与してきたことを示すような展開モデルです。
パテック フィリップがパイロットウォッチのような実用性を重視した時計の展開は世間とのギャップをうみ時計業界に大きなインパクトを与えました。
こちらの展開は初期の時角時計サイデロメーターをインスピレーションとしてデザインされました。
当時パイロットは恒星を観測し、時角によって現在地を把握していました。
この当時の最高の視認性、ユニークなデザインは当時のディティールを再現。
この時代にあった機能を追加されて新しくパテックフィリップのパイロットウォッチとして生まれ変わりました。
当時のサイデロメーターは時角時計でしたが、パイロットトラベルタイムはGMT機能時計として発表されます。
センターにある2本の時針と8時位置10時位置にある二つのタイムゾーン変更プッシュボタンが特徴です。
このプッシュボタンで現地時間を示す時針を1時間刻みで前進•交代させることができます。時針のムーブメントは他の動きから完全に分離されているため時計自体の分、秒表示には一切影響は出ません。またこの2つのプッシュボタンは誤作動防止のセキュリティーシステムが搭載されており、プッシュボタンを4分の1回転させロック解除、操作が終わると、4分の1反回転させるとロックがかかるというシクテムが採用されております。
これはパテックフィリップが特許を取得している機能です。
また、3時地位と9時位置にHOME /LOCAL を示すボタンがあり、現地と出発地の昼夜が確認できる機能もあります。かなり配慮に富んだ機能ですね。
時差がない地点にいると2つの時針を重ね合わせて通常の時計としても使用可能です。ここもパテックフィリップ本来のシンプルさと機能的なディティールの両方を満たせるポイントです。
本日紹介させていただく7234は2015年に発表された5524を小さくした37.5ミリのモデルです。このサイズ感はジェンダーレスにつけられて日本人の手首にはちょうどいいサイズ感だと思います。
ホワイトゴールドのケースは、ベゼルが外側に向かって滑らかに傾斜し、ラグとともに腕にフィットする仕様になっております。
文字盤の深みのあるブルー塗装は真鍮・ニス塗装。くぼみに夜光塗装を施したホワイトゴールド植字インデックスとバトン型のスポーティな針は視認性が確保されています。航空業界からインスピレーションを受けているということが感じられるディティールですね。
まとめ
パイロットウォッチという機能性を持った時計でもパテックフィリップの手にかかればどこかエレガントな雰囲気を纏った時計に仕上がりますね。
高級感があふれるスポーツウォッチを探されている方は是非検討してみてはいかがでしょうか。
ではまた!