アポロ・ソユーズ計画
今回もオメガのちょっと珍しい限定モデルのご紹介です。2010年に発表された"アポロ・ソユーズ計画35周年記念モデル"です。
アポロは皆さんご存知アメリカ合衆国の有名な飛行船ですが、"ソユーズ"は聞き慣れない方も多いと思います。
ソユーズとはソビエト連邦の1〜3人乗りの有人飛行船の事で、ロシア語で"Союз"と読み、『団結、同盟、連合』などの意味があるそうです。
"アポロ・ソユーズ計画"とは1975年に行なわれたアメリカ合衆国(アポロ)とソビエト連邦(ソユーズ)の宇宙船が共同飛行した最初の宇宙計画の事です。
アメリカとソビエト連邦という2つの大国が共同して一つのプロジェクトを実行した歴史的な出来事とされています。
その記念すべき計画から35周年を記念し、2010年に発表されたモデルが、 アポロ・ソユーズ 35周年モデルRef.311.30.42.30.99.001です。限定モデルの魅力が詰まったモデルとなっています。早速まいりましょう。
Ref.311.30.42.30.99.001 基本スペック
【商品名】スピードマスター プロフェッショナル
【型番】Ref.311.30.42.30.99.001
【機械】手巻き オメガ1861
【素材】ステンレス
【カラー】メテオライト文字盤
【ケースサイズ】42mm
【防水性】50m
【参考定価】874,800円
【備考】アポロ・ソユーズ35周年 1975本限定モデル
ブラック&シルバー 2層のメテオライト文字盤
自然鉱物であるメテオライト(隕石)を採用した文字盤は文句なしでカッコいいですね。ブラックとシルバーのカラーは男らしさ満点で雰囲気があります。
メテオライトが採用されているのはクロノグラフの3つの目玉部分だけかと思いきや、、、
目玉のシルバー部分だけでなく、文字盤全体がメテオライトとなっています。ブラックとシルバー、異なるカラーのメテオライトが一つの時計に採用されるのはちょっと珍しいですね。
拡大してみてみると、メテオライト特有のザラザラ感が出ていてかなりイケてます!文字盤表面の凹凸や光沢が出るのも特徴的です。
裏蓋がとっても素敵です
裏蓋のど真ん中には"アポロ"と"ソユーズ"が宇宙空間でドッキングする瞬間が刻印されています。横には地球も刻印されています。
1975年7月15日にソ連の"ソユーズ19号"が先に打ち上げられ、その7時間半後にアメリカの"アポロ18号"が打ち上げられました。
打ち上げから2日後の7月17日に地球を周回する軌道上で"ソユーズ"と"アポロ"がドッキングしました。
太陽と地球を背景に2つの宇宙がドッキングした刻印はロマンがあっていいですね。
宇宙空間でドッキングした日である『JULY 17 , 1975』が刻印されています。
アポロ・ソユーズ計画の1975年にちなんで、1975本限定となっており、限定ナンバー ◯◯/1975が刻印されています。
ブレスレット、バックルはこれといって特徴はなく、定番の両サイドプッシュバックルとなっています。ムーブメントは有名な手巻きクロノグラフのオメガ1861が搭載されており、パワーリザーブは48時間となっています。
現在の相場をみてみましょう
現在の相場は箱、保証書ありで90万円〜120万円前後となっており、付属品の有無やコンディションによって大きな差があると思います。
海外サイトでは軒並み100万円以上の値がついており、人気の高さがうかがえます。市場での出回りも少ないモデルとなっているので早い者勝ちといえます。
過去にトケマーでも出品されており、最近でも中古品が878,000円で出品されていましたが、1日で売り切れてしまいました。今後も目が離せないモデルです。
リストショット