2022/03/29 聖徳太子
パテックフィリップノーチラスは最高峰の時計製造技中を駆使した、パテックフィリップの中で最も人気のあるモデルです。
今回はパテックフィリップノーチラスの魅力と系譜についてご紹介いたします。
ノーチラスのファーストモデルは1976年に製造された3700/A。
この頃の文字盤はブラックで、ラグジュアリースポーツの先駆けとなります。
ノーチラスのアイコンとも言えるパテックブルー文字盤が採用されたのは3800/1A。
こちらから軽量化されたキャリバー315SCムーブメントが採用され秒針が追加されます。こちらはジャイロマックス機構のフリースプラングのムーブメントです。文字盤は3700から2mmサイズダウンした37m m。こちらのモデルは裏蓋を持たない2ピース構造にすることで薄さを保っています。
次に誕生したのは5800はノーチラス生誕30周年の節目に記念して製造されたモデル。製造期間が1年間でかなりのレアなモデル。
そして2006年に21年まで続く5711が発表されます。ケースサイズは40mm。こちらのモデルからは裏蓋を持つ3ピース構造となります。ムーブメントは324SC。パテックフィリップの名作ムーブメントですね。パテックフィリップの3針基本ムーブメントです。
315SCから振動数を高め、携帯速度を大いにアップデートされました。パワーリザーブが短いもののローター音は静かで、シリコンヒゲゼンマイを使用しているという特徴を持ちます。こちらはキャリバー315SCの改良版と言える形。さらに軽量化薄型化されます。
2006年から2010年の間の型番は5711/1A-001。2010年からは5711/1A-010と変更になります。
型番の変更前に裏蓋がシースルーバックに切り替わっており、324SCが覗けるようになります。
001と010の違いとしてブレス駒連結方法にあります。001はねじ止め。010はピン留めといった違いです。デザインに関してはほとんど変わっておりません。
2019年にムーブメントがキャリバー324SCから新キャリバー26-330に変更。ハック機能が追加されて、正確な時間に時刻を設定できるようになりました。
パテックフィリップ45周年のいうことで2021年限定で発表されたカーキ文字盤のモデル5711/1A-014、ティファニーとのコラボモデル5711/1A-018もこちらのムーブメントが採用されております。
2020年2012年に発表された白文字盤モデル5711/1Aが廃盤。
さらにブラックブルー文字盤の5711/1Aも2021年に廃盤。唯一残っていた3針ノーチラスであるピンクゴールドモデル5711/1Rも今年廃盤になるようです。
まとめ
現在5711モデルを継ぐモデルが立て続けに廃盤となっており、新しいムーブメントを搭載した新型リファレンスのノーチラスが今年発売されるのではないかと予想されています。今後最注目のモデルですね。ではまた。