腕時計が好きで、周りから見ると病気の域に達しているような人には、様々な特徴がありますよね。
時計オタク、なんて言葉があるのかどうかは分かりませんが、色々なタイプがあるでしょう。
今回は、そんな時計オタクの肖像について、自分の場合も踏まえて書いていこうと思います。
全てが当てはまるわけではありませんが。
なお、今回書くのは、どちらかというとマイルドなオタクということで、よりコアな世界はあるかもしれませんが、そこらへんは突っ込まないようにお願い致します。
アンティークの世界とかまでいっちゃうと、それこそ、底なし沼ですからね。
時計のローンが絶えない
時計が好きだと、やはり、色々なタイプの時計が欲しくなってくるものです。
持っている時計に飽きたというわけではないけれども、雑誌などを眺めていると、欲しいモデルが次々とでてくるものです。
以前はそれほど興味のなかったブランドの、それこそ興味のなかったモデルだったのに、何かのタイミングで急に欲しくなるということも、経験のある方はおられるのではないでしょうか。
ある程度、値の張る時計だと、キャッシュでポンポン買うわけにもいかず、ローンということになるのですが、月1万円くらいなら何とかなるかな、なんて思ってしまうものです。
月1万円で無金利60回払いだと、単純計算で60万円の時計を手に入れることができます。
これが、月2万円だと120万円に。
これだと、かなり買える時計も出てきますね。
私も若いころは、時計のローンは一生絶やさないぞ、なんて言っておりましたが、結婚して、子どもができて、家でも建てりゃ、そんな寝言は言ってられませんね。
他人の腕時計にすぐ目がいく
腕時計が好きな人は、他人の腕時計にも目がいってしまうものです。
昔、雑誌が流行らそうとしていた、電車の中での「つり革バトル」なんていうのがありましたけど、そんなのほんとにあるのかな。
都会だとあるのでしょうかね。
自分はつり革は右手で掴むので、時計は見えませんね。
個人的には、勝った、負けたの話ではなく、こだわりのありそうな時計をつけている人には、それだけで親近感も湧いてきます。
それが時計オタク。
よほど気が向いた時には、思わず話しかけたりしてしまいますからね。
「いい時計つけてられますね」なんて言われて、嫌な気分になる人なんていないだろうから。
また、車のディーラーや、お店のスタッフの方など、名前は覚えていないけど、つけている時計でその人のことを覚えている、なんてこともしばしば。
担当の営業マンとかに、「この前対応してもらった、~の時計つけている人」みたいな。
ただ、ほとんどの場合、誰のことを言っているのか通じませんが。
旅行先でもついつい地元の有力店に寄ってしまう
せっかく、普段行くことのない土地に来たもんだから、そこで有名な時計店には行きたくなるのが時計オタク。
長年の雑誌購読を通じて、どの地方にどんなお店があるかということくらいは、頭の中に入っていますからね。
~県なら、たしか~があるな、みたいな。
そういうわけだから、事前にネットかなにかで下調べしておいて、時間を作ってお店を訪ねることも、旅行の日程に組み込んでしまいます。
迷惑なのは家族で、何の興味もない時計屋さんに付き合わなければいけません。
話がはずもうものなら、小一時間は話しているので、子どもとかがいると退屈しちゃいますね。
さすがに、旅先で高価な腕時計を、衝動買いすることもないだろうから、買う気はほぼないのだけれど、でも、いつもは行けない時計屋さんに行けるとなると、正直、テンション上がります。
自分の価値観を持っている
時計オタクと呼ばれる以上、腕時計に対する価値観に関しては、自分自身のそれをしっかりと持っております。
具体的にいうと、世間の流行に流されない、他人が何と言おうが、あるいは、雑誌の評価がどうだろうが、自分が好きな時計を身につけるという、時計に対する信念みたいなものをもっておられます。
この点、にわか時計オタクは、すぐに雑誌の流行に踊らされ、世間で流行っていないとみるや、手放しては別の流行りのモデルを買い漁るということを繰り返します。
これでは、時計オタクとは言えないと私は考えます。
もちろん、次に欲しい時計のために、手持ちの時計を整理するということは、あることだとは思いますがね。
それでも、思い入れがあって買ったものを、簡単に手放してしまうようでは、時計オタクとは言えないわけです。
時計雑誌が捨てられない
元来、オタクというのは収集癖があるので、雑誌やカタログ等、自分の好きなものに関連するものは、そう簡単には捨てられません。
定期的に発売されている雑誌やムックも、例外ではなく、場合によっては創刊号からすべてを揃えていたりします。
それでも、以前に比べれば、雑誌の種類も多岐にわたるので、全てを揃えていくことは、経済的にもかなり負担ですけどね。
まとめ
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
時計オタクについて書きましたが、いかがでしたでしょうか。
思い当たるところがございますでしょうか。
別に時計オタクなんて呼ばれたくないよ、という方ももちろんおられるとは思いますが、時計をつけるための腕は通常、一本であるにもかかわらず、何本も何本も買い、何十万も何百万も、時計に費やすその行為は、周りから言わせれば、それだけでも立派な時計オタクと言えるかもしれません。