ドレスウォッチとは、スーツやタキシードなどを着用する場にピッタリな高級感と上品さを纏った腕時計の事です。
基本的に薄型のケースで、デザインも華美でないものがほとんどで、シンプルながらも品があるドレスウォッチは大人な男性ならば1本は持っておきたいものですね。
今回は数ある腕時計ブランドの中から4ブランドチョイスし名作ドレスウォッチシリーズをご紹介致します。
1本目にご紹介する名作ドレスウォッチは、ロレックスの代表的なドレスウォッチである「デイトジャスト」シリーズです。
「デイトジャスト」シリーズはステンレスモデル、ステンレス×ホワイトゴールドのコンビ、ステンレス×イエローゴールドのコンビなど様々なバリエーションがあり、文字盤の色も豊富でお好みに合った1本を選ぶ楽しみも味わえます。
古くからある「デイトジャスト」ですが、代表的なモデルとしてRef:16233をあげさせて頂きます。
ステンレス×イエローゴールドのコンビでシャンパンゴールド文字盤がスタンダードです。
フルーテッドベゼルをはじめ、リューズ、ジュビリーブレス(5連ブレス)の中側3列のコマに使われている輝かしいイエローゴールドが上品ですよね。
人気のポイントはイエローゴールドを使っていますが、派手過ぎず地味過ぎずの配分が抜群で、嫌味のなく着用出来る点が多くの方に選ばれる理由です。
Ref:16233は1988年頃~2006年頃に製造されていたモデルで日本が丁度バブル期の頃に爆発的に売れたと言われています。
皆様の御祖父様の腕にキラリと光る腕時計は「デイトジャスト」かもしれませんよ。
1945年から現在に至るまで数々のマイナーチェンジを繰り返し、今もなお人気を博している「デイトジャスト」。まさにロレックスが誇る“名作”ドレスウォッチです。
2本目はジュエリーブランドとしてお馴染みのカルティエが作る「タンクMC」です。
落ち着いた雰囲気を醸し出す角型のケースを用いている「タンクMC」は大人な雰囲気をまとったドレスウォッチですね。
上記のモデルはRef:W5330004という型番でローマインデックスや、レイルウェイ、ギョーシェ彫りなど古典的なデザインを取り入れつつ幅太のベゼルやスモールセコンドが力強い印象にもなっています。
ちなみに「タンクMC」のMCとは『マニファクチュール・カルティエ』の頭文字となっており、意味合いとしては自社一貫生産をする時計メーカーです、ということなのでカルティエが作る自社ムーブメントを搭載している事でもポイント高いです。
2013年に登場したばかりの「タンクMC」はクラシカルな要素も持ちつつ、カルティエの腕時計生産への情熱が注がれた“名作”ドレスウォッチです。
3本目は日本が誇るセイコーが作る「クレドール」シリーズです。
クレドールとはフランス語で『黄金の輝き』を意味し、日本の美意識を詰め込んだ腕時計です。
クレドールのデザインは多くの人に受けいれられることをコンセプトとしているのでデザインは基本的にどシンプルです。
しかし単純に普通な物を作るというわけではなく、1974年に誕生してから現在に至るまで、その時の時代に合ったデザインをユーザーに届けてくれています。
ムーブメントから細かな部品のひとつひとつに至るまで、職人の高い技術を注ぎ込み、その美しさと品質を守り続けているダンディなドレスウォッチ。
日本人ならやはりジャパンメイドの選択が渋いのではないでしょうか。
最後のご紹介するのは腕時計ブランドの最高峰パテック・フィリップの「カラトラバ」です。
カラトラバは、オーソドックスなラウンド型腕時計の頂点に君臨する、キング・オブ・ドレスウォッチ。
その美しさは・・・・もはや芸術の域です。
カラトラバが発表されたのは、1932年ですので今からなんと80年以上も前に登場していました。ちなみにカラトラバの名前は、1164年にスペインで初めて設立された「カラトラバ騎士団」に由来しているそうです。
パテック・フィリップと言えば職人が細かい手作業で行っており、職人の技術が詰まっています。なんと文字盤の制作には半年という長い時間が費やされると言われています。
時計の精度や、仕上がり、品質において全てを高い次元でクリアしている腕時計はそうそうありません。定価で200万円以上するのもなんだか納得ですね。
誕生してから大きなモデルチェンジを行わず、シンプルで無駄のないデザインは多くの人々の心をつかんで離しません、究極のドレスウォッチと共に人生を歩んでみませんか。
いかがでしたでしょうか。各ブランドの名作ドレスウォッチシリーズをご紹介致しました。
どれも人気モデルですので、これからドレスウォッチの購入を検討されている方は是非参考にしてみて下さい。