タイム計測が必要だったモータースポーツ業界において、時計メーカーとのパートナーシップは必要でした。
その為、スピード感を表したスタイリッシュなデザインに、時間を計測できるクロノグラフ機構や、平均時速を調べられるタキメーターを備えるモデルが多いことが特徴です。
視認性に優れているのもポイントで、近頃ではF1チームや高級車メーカーとのコラボモデルもございます。
今回は数ある腕時計ブランドの中から4ブランド選び各社の名作レーシングトウォッチシリーズをご紹介致します。
1本目の名作レーシングウォッチはタグホイヤーのカレラです。
タグホイヤーのカレラは1964年に誕生した腕時計です。カレラとはスペイン語で“レース”を意味します。
ですが実際の語源は、メキシコで開催された伝説の公道レース“カレラ・パナメリカーナ・メヒコ”と言われています。
現在に至るまでに様々な種類のカレラが登場してきましたが、今回私が一例として選んだのが、型番:CAR221A.FC6353の「カレラ キャリバー18 クロノグラフ テレメーター グラスボックス」です。
マットシルバー文字盤にブラックの2カウンタークロノグラフと外周にテレメータースケールを備えたヴィンテージデザインが恰好いい。12時位置のホイヤーロゴが1960年代を思わせる、初代カレラを受け継ぐモデルです。
誕生から50年以上が経つカレラ、これぞ名作レーシングウォッチです。
2本目はみんな大好きロレックスのデイトナシリーズでございます。
1963年に誕生したデイトナは、プロのカーレーサーのニーズに応えるように設計されました。
信頼あるクロノグラフとタキメーター目盛りが刻まれたベゼルが、ドライバーに時速400km
までの平均時速を確かに計測する事を可能にしました。
ロレックスは世界有数のモータースポーツシリーズであるFormula1や耐久レース、クラシックカーイベントなどのパートナーを務めています。ロレックスはモータースポーツと所縁が深いブランドです。信頼は折り紙付きで間違いありません。
デイトナはマイナーチェンジを繰り返し、今もなおロレックスの中でも特別な存在であり続けています。
走り続ける為に生まれた時計。これぞ名作です。
3本目はオリスのウィリアムズシリーズです。
オリスのモータースポーツコレクションの中の一つであるウィリアムズシリーズはF1のチーム「ウィリアムズ」の使用するレースカーが持つスピードとパワー、空気力学を反映して開発された時計シリーズでございます。
ウイリアムズのレースカーのシルエットをもとにデザインされたステンレス素材のケースは、F1カーの形のように底に向かって細くなっていくよう設定されています。そしてノーズコーンを連想させるラグの形状も特徴的です。
ウィリアムズF1チームとのパートナーシップは2002年以来続き、オリスは信頼を得ています。
最後の時計はオメガのスピードマスターシリーズです。
オメガの時計の中でも「シーマスター」と並び人気の高い「スピードマスター」はもはやオメガの顔的存在です。
スピードマスターと言えば、人類で初めて月に降り立った1969年にアポロ11号のクルーが着用していたという事でも有名ですね。
また「オメガ」は高性能かつ高機能な点が認められ、オリンピックの公式時計に採用されるなど信頼のおけるブランドです。
スピードマスターのデザインも人気のポイントですが、上記のようなエピソードも男心をいい感じにくすぐってきますよね。
そんなスピードマスターですが、「赤き皇帝」でお馴染みのミハエル・シューマッハが愛用していた事でも有名でございます。
シューマッハモデルが登場するほど、両者の関係性が深いスピードマスター。F1界のレジェンドも愛する名作腕時計です。
いかがでしたでしょうか。各ブランドの名作レーシングウォッチシリーズをご紹介致しました。