Grand Seiko Hi-Beat GMT Limited Edition SBGJ005
2014年にリリースされたのはハイビートムーブメント・キャリバー9S86を搭載した
世界限定600本(マスターショップ限定)SBGJ005です。
9S86は自動巻きムーブメント・キャリバー9S85にGMT機能を追加した新キャリバーです。
より世界を股に掛けたビジネスマンにフィットする作りになったグランドセイコーですね。
40mmのケースサイズ、14mmのケース厚
耐磁性能と100m防水も兼ね揃えたタフネスなドレスモデルです。
実用高級時計ですね。
定価は712,800円(込)
シースルーバックで裏からムーブメントが覗けます。
パワーリザーブも55時間あり、土日に使用しなくても月曜もまだ動いていて便利です。
ノーマル(レギュラー)モデルにSBGJ001(白)とSBGJ003(黒)がありますが、
やはりマスターショップ限定です。
定価は30,000円ほど安く設定されています。
画像では伝わりづらいのですが、深い緑色の文字盤です。
黄色のGMT針がアクセントになっていますね。
やはり大きくても40mmくらいのケースサイズが本当に良いですよ。
特にビジネスシーンには、40mmオーバーは大きすぎる気がします。
大きい方が格好良かったりするんですけどね。
シースルーバックから覗く、キャリバー9S86。
獅子マークのローターは「円」になっていますね。
※通常のローターは扇型の錘
このゴールドカラーのローター(回転錘)はなんとチタン製(金色はSBGJ005の特別仕様)。
パテックやオーデマなど振り子(ローター)には21金や22金を使っています。
見た目の美しさもありますが、「重い」ローターを使用することで効率よくゼンマイを巻き上げるためだったと思いますが、セイコーは「軽い」チタンを使います。
軽く丈夫なためムーブメントに優しいのですね。
そのため大きく「円」状になったローターなのかも知れません。
グランドセイコーならではの、紺色に染まった付属品。
金色の獅子が格好良い!
クロノメーターより厳しい検定とされるセイコー独自検定企画。
その証である「グランドセイコー規格検定合格証明書」。
セイコー・プレミアムサロンで購入した証「PREMIUM CARD」。
岩手山の尾根をイメージした放射線ダイヤル。
夏の岩手山で育つ力強い草木の深緑カラー。
黄色いGMT針は何でしょうね?
レギュラーは白文字盤が「青」、黒文字盤が「赤」のGMT針なので「黄色」なんですかね?
両サイドのプッシュボタンで脱着できるバックルには「GS」の刻印。
シンプルな形状ですがブレスレットともに丁寧な仕上げがされています。
ブレスレットも厚すぎず、フィット感はさすがです。
プレートもしっかりしていて、壊れにくそうです。
キレイです。
クラウン(竜頭)にもGSのマークが刻まれています。
梨地とポリッシュに分けられたケースデザイン。
面が多く、仕上げが大変ですね。
ラグ横の穴が・・・ちょっと気になります。
ダイヤルのへりには24時間表示がさりげなく入っていますね。
ロレックスのGMTマスター2同様に短針単独操作になります。
またハック機能はありませんね。
ムーブメントに優しい。
陽極酸化処理されたゴールドチタン製ローター。
格好良い。
日本製(雫石高級時計工房製)JAPAN 9S86の記載
仕上げの施された剣針。
文字盤の放射状の加工が美しい。
まとめ
世界で600本の特別なモデル。
グリーンと言っても、深いミドリなので派手さはありません。。
遠目からは黒に見えるほどです。
自分だけが楽しめる深い深い翠の文字盤には、きめの細かいサンレイ処理がされています。
そしてシースルーになっている裏蓋からは、特別仕様のローターが金色に輝きます。
GMT機能は海外へ赴くビジネスマンの強い友です。
頑丈で美しい究極の「実用高級時計」と言っても過言ではありません。
44GS由来の独特のラグの太い(面の広い)ケース形状が、GSファンの心をわしづかみにしますね。
機能性は充分。
オンでもオフでも着けやすいデザイン。
さらには「限定」品の魅力。
グランドセイコー=オジサンの時計と思っている方!
是非1度手にとってご覧ください。
2016年はセイコー創業135周年。
記念モデルとして再びキャリバー9S86を搭載したGS ハイビートGMT SBGJ021が誕生しました。
そちらも気になる方はチェックしてみてください。
では!