腕時計全般の相場上昇が著しい2017年のスタート
為替が円安に振れたために海外から腕時計バイヤーが押し寄せて機械式時計が高過ぎる...。
特にロレックスはやっと買いやすい相場になったかと思いきや去年の様に高嶺の花相場に戻ってしまいました。
ロレックスのような相場になってきますと、落ち着いた相場の腕時計が安く見えてくるものです。既にロレックスに同調するようにパテック・フィリップとオーデマピゲは上昇相場に突入しております。
値段がまだV時回復していないモデルが安く思えてくる今日この頃。やはりこのブランドを見直さざるを得ません。そのブランドは・・・
「パネライ」
実は私もこの前パネライを買いました。以前であれば手が出ない様な高額なモデルもお値打ち価格で買えますので去年の値段を見ていた私からすると信じられないくらいのお買い得相場なのです。
限定モデルだってこんなに安い…まさに買い時!!
以前は120万円ぐらいしていたPAM00391 ラジオミールGMTですが、928,000円でトケマーにて販売され3日で売れていました。
世界生産300本限定のリミテッドエディションであり10日間パワーリザーブを持つまさに複雑式パネライの代表格であるラジオミールが秒殺です。
私も同じパターンでパネライを購入しましたが、昔高いなぁと思って見ていた在庫が10〜20万円安く買えるので思わず飛びついてしまうのです。
どの販売店でも安く販売されたパネライは秒殺でなくなっております。販売サイトをパトロールしているとスグにSOLDOUTの表示が出てきますね。
ムーンフェイズさんや吉田屋時計店さんにあった格安のパネライもどんどん売れて行くのを見てパネライファンとしては嬉しく思う反面とある事を思います。
生産本数が少ないがゆえに
パネライといえば「定量生産」という方式を取っていることが有名です。
要は1年間に決めた本数しか作らないのです。例えばPAM00422 ルミノール1950について今年は2000本作る、と決めたらソレ以上は作りません。
人気モデルに関してはそこまで爆発的な物量が有るわけではございません。今現在のクロノメーター取得機械式腕時計が180万本ぐらいです。
その半分近くがロレックスと言われていますので、ロレックスの1年間の生産本数は少なく見ても6〜70万本は年間で作られています。
よって人気モデルはすぐに在庫の枯渇が発生します。
ここが面白いところで、ロレックスに比べてパネライは相場が上下に極端に動きやすい性質があります。
そして現在の円安相場ながら値段の上昇していないパネライは格好の海外のバイヤーの的になっております。何故なら海外では依然としてパネライは人気沸騰中です。インスタグラムを見てみると海外のパネライファンの強烈なこと。
海外への流失によるパネライ中古商品の在庫枯渇も相場変動の大きな一因になりそうな気がします。
47mmケースが熱い!
以前は44mmケースのルミノールシリーズがパネライのベストセラーでした。とくにリミテッドエディションに採用されていた47mmケースは敬遠される存在でした。
しかしながら最近の売れている傾向を見てみると47mmケースのルミノールがよく売れていると感じます。特にPAM00422、PAM00423、PAM00372あたりのオーソドックスなデザインのルミノールデザインは値段が適正であれば即売れしているイメージです。
そしてこの写真の PAM00569 ラジオミール47 チタニオレフトハンドですが、2014年に発売されて1年程経った2015年あたりから大量に中古が出回り始めておりまして楽天市場で検索すればそれはもう大量の在庫が表示されたものです。
しかし…
最近になりほとんど在庫が無いのです…
いきなりなのです。12〜13個あった商品が一気に消えているのです。本当に恐ろしい。おそらくかつて欲しいと思っていた人達が納得がいく値段まで落ちたからなのでしょう。
こういった在庫枯渇減少は47mmケースによく見られるのです。
一度47mmを着けてしまうと44mmは物凄く小さく感じますからね〜
その辺りは自分も身を持って経験しておりますので、値段が下がってきた47mmケースのパネライが売れている訳もよくわかります。
新作にも期待、新たな客層の掘り起こしなるか!?
去年から薄型のキャリバー4000系を搭載したルミノールドゥエを発売しているパネライ。
大きくて厚いというのは腕のガッチリしている人にとってはいいものの、パネライを着けてみたいがその大きすぎるサイズがネックとなっていた人がいた事も事実です。
今回発売されたルミノールドゥエは45mmのフルサイズのPAM00674と小振りな42mmサイズのPAM00676が発表されました。そしてどちらも従来のルミノール1950よりも4割程薄いスリムなサイズになっていることが最大の特徴です。
パネライの特徴である40mmオーバーのサイズはキープしつつ腕に乗っているような印象を持たれる厚みを4割カットした新たなユーザー開拓を目指したサイズであります。
こういった新作がどう世間に評価されていくのか?まだ不透明な部分はありますが、日々進化していくパネライに1パネライファンとして期待しております。
今年はパネライの再評価される1年となる様な気がします。パネライを買って見たいと思う方には絶好の相場になっておりますので是非ともチャレンジしてみてください。
それでは失礼いたします。