ある時から急にロイヤルオークがカッコ良く見えてきた。
三大時計メーカーの一角をなす、オーデマピゲはロイヤルオーク。
今まで私は、ロレックス・IWC・カルティエ・パネライ等々を行き来してきましたが
ふと気が付くと妙にロイヤルオークが気になってきました。
なぜだろう? 自分の目が肥えてきたのか、とてつもなく優れたデザインだからなのか。
一口にロイヤルオークと言っても色々バリエーションがある。
いったい、どれを選んだら良いのやら?
雲上ブランドを自分が買うとは思っていなかったので、選ぶ基準が分からない・・・。
そこで私が考えた選択基準を恥ずかしながらご紹介します。
壊れたら高くつきそうなので複雑機能はなし!
身も蓋もない話ですが、本体が高価な雲上時計、修理代までかけられません。
ん~クロノやムーンフェイスなども素敵だけどここはガマン。
15300・39mmサイズと15400・41mmサイズ、どっちがいいの!?
ここ、一番悩みました。 時計は何を買うか悩んでいる時が一番楽しいなんて
言いますが、全然楽しくなかった・・・。悩み過ぎてめまいがするくらい。
実際、どっちがいいの!?
私の出した結論は・・・・・
悩んだら、デカイ方。
なんとも即物的な話ですけども。自分の体格なんて関係ない!
とにかくデカイ方選んどきゃまちがいないだろって原始的な発想です。
いやね、平均的な日本人の体格にはちとデカ過ぎますよ、確かに。
でもね、いくらジャストサイズだからって、ロレジウムのボーイズをつけてる殿方が
いたらどう思います? やはりアレでしょ?
そうは言ってもデカかった・・・!
ブレスレットもなかなかゴツイ。
エクストラ・シンとも迷いましたが、なぜこちらを選んだのか!
そこにも、庶民ならではの苦悩の後が見えるのです・・・。
こちらがエクストラ・シンのムーヴメント。
そしてこちらが15400STのムーヴメント。
エクストラ・シンの方が繊細。・・・つまり壊れやすそう・・・。
繊細で綺麗なんですけどね。繊細が必ずしも美徳とは限らないのが世の常でして。
しかも!
テンプを支えるブリッジが片方からのシングル(エクストラ・シン)と
両方向から支えるダブル(15400や15300)では耐久性に歴然とした差があると思われます。
薄くするために肉抜きされたローターのデザインなんかは惚れ惚れするのですが・・・
修理代にはかえられない・・・!
そんなこんなの紆余曲折でたどり着いた15400ST。
本体から遠ざかるにしたがって細くなっていくブレスレットの形状は見事なデザイン。
そして何と言っても、美しきタペストリーの文字盤。
ついついベタ褒めしちゃいました。しばらくの間、この時計との、
あま~い時間を過ごしたいと思います。