OMEGA SEAMASTER
今回はオメガ シーマスター アクアテラ 150Mのご紹介です。
オメガのコレクションの中でも『スピードマスター』と並び人気が高い『シーマスター』。
スピードマスターと言えばNASAの宇宙計画において公式の装備品として採用され、月にも到達した『ムーンウォッチ』が非常に有名ですね。
対して『シーマスター』はコレクション名通り、オメガのダイバーズウォッチモデルで、人気映画007で主人公のジェームスボンドが着けていることでも有名なモデルです。
視認性・耐久性にも優れたモデルで、文字盤デザインもシンプルな為、オンオフ両方使える汎用性の高さも魅力の1つです。
また、シーマスターはバリエーションも実に豊富で現行モデルはアクアテラ(150m防水)、シーマスター 300(300m防水)、プラネットオーシャン(600m防水)、プロプロフ(1200m防水)など多彩なモデルを展開しています。
今回はその中でも最もベーシックなモデルでコストパフォーマンスの高い『シーマスター アクアテラ150M』のレビューをしてまいりたいと思います。
シーマスター アクアテラ150M マスタークロノメーター 231.10.42.21.03.003基本スペック
【商品名】シーマスター アクアテラ150M
【型番】231.10.42.21.03.003
【機械】自動巻 オメガ8500
【素材】ステンレススチール
【カラー】ブルー
【ケースサイズ】41.5mm
【防水性】150m
【参考定価】626,400円
【備考】2014年発表モデル(現在は生産終了)
今回ご紹介するのは、2014年発表のシーマスター アクアテラ150M マスタークロノメーター 231.10.42.21.03.003 ブルーダイアルです。
実はこちらのモデルは発表わすが3年後の2017年に生産終了となっているモデルです。
新旧の違い

画像左・旧型アクアテラ 画像右・現行アクアテラ
主な新旧の違いは"サイズ"と"文字盤デザイン"ではないでしょうか。
まずは文字盤デザイン。インデックスや針の形に変更点はありませんが、文字盤の模様が縦ストライプから横ストライプに変更になり、ストライプの幅も少し広がっています。
ケースサイズも変わり、旧型の41.5mmから41mmと、サイズダウンしました。わずかな差ですが、装着感は違うものです。
逆にベゼル幅はわずかに広がり、重厚感ある印象になりました。
さらにデイト表示が3時位置から6時位置に変更となりました。中心に日付表示をもってくる事でバランスが良くなりましたが、個人的には3時位置にデイト表示がある旧型が好きですね。
2007年初頭、デ・ビル アワービジョンでデビューして以来、オメガの自社製ベースキャリバー8500は、数多くのモデルに搭載されたいるムーブメントとなっています。
コーアクシャル脱進機に加え、軸方向への遊びを調整できるバランスブリッジ、さらには摩擦を抑えた輪列を備えており、なかなか秀逸なムーブメントといえます。
ローターやブリッジは、ロジウム仕上げが施されているだけでなく、“コート・ド・ジュネーブ"と呼ばれる新しい模様彫りがされており、死角でも楽しめる一本となっています。
さらにオメガ8500は15,000ガウス以上の磁気に耐え得る性能を備えており、 「超高耐磁性能ムーブメント」となっており、実用性も高いモデルとなっています。
ヒゲゼンマイにシリコンを採用し、耐磁性・耐衝撃性に優れた仕様になっております。
ラグはサテン仕上げとポリッシュ仕上げのバランスが絶妙で、立体感のあるラグシェイプとなっています。
サンブラッシュ仕上げとラッカー仕上げのブルー文字盤は色鮮やかですね。また、「チークコンセプト」と呼ばれる縦縞模様の装飾も文字盤に立体感を与えています。
短針(時針)はドルフィン針、長針(分針)はブロードアロー針となっており、長短針で形を変えることで判読性を高める狙いもあるようです。
ご紹介したこちらのモデルですが、現在の並行中古相場は箱、保証書付きで30万円代半ばとなっております。
高い防水性能に耐磁性能、またシンプルなデザインで汎用性も高い事から、人気の高いモデルとなっております。
コストパフォーマンスも良い一本となっておりますので、シーマスター をお探しの方は是非候補に入れてみてください。