SRP773J1 "turtle"

SRP773J1
via くろ
スペック
ムーブメント:4R36
ケース直径:約42mm
ステンレスベルト(ソリッド)
ハードレックスガラス
200m防水
1970年代にセイコーから発売された三番目のダイバーズウォッチ「サードダイバー」。
独特のケース形状や4時位置のりゅうず、矢印状の針など印象的なシルエットをほぼそのままに復刻されたのが今回紹介するSRP773(およびバリエーションモデル)です。
ケースの大きさや秒針のアワーマーカーの位置(オリジナルは秒針先端に付く形)、文字盤にプリントされた文字など微妙に変化した部分もありますが、おおむね当時品の雰囲気を再現したリメイク具合となっています。
なお、今回は型番末尾「J1」のモデルを購入。
文字盤下部・6時位置に「MADE IN JAPAN」の表記がされ、カレンダーに用いられる言語が英語・アラビア語になっています。
MADE IN JAPAN表記のないK1モデルとの性能面・品質面での大きな違いは無さそうなので、特にこだわりがなければ多少安く購入できるK1モデルの方が良いかも知れません。

SRP773J1
via くろ
レトロ感あふれる曲線主体のクッションケースと、無骨に大きく突き出したベゼルがたまらなくカッコいいです。
甲羅を背負ったカメのようなシルエットから着想した名前だと思いますが、一目でピンとくる良いあだ名ですね。
ただ、日本国内では元々サードダイバーとしての人気と知名度が高かったことから”復刻サードダイバー”と呼ばれることの方が多いようです。
裏蓋にはセイコーダイバーズウォッチ定番の波マーク、およびプロスペックスのXロゴが施されています。
このSRP773に関してはステンレスブレスレットですが、SRP777など一部モデルはシリコンベルト仕様となっています。

SRP773J1
via くろ
バリエーション

SRPA21
今回紹介するSRP773(ネイビー)の他にも多数のカラーバリエーションが存在します。
【レギュラー】
SRP775(ブラック&ゴールド)
SRP777(ブラック)
SRP779(ペプシ)
SRP787(ブラック&ブルー) ※通称「バットマン」
SRP789(ブラック&レッド)
【限定品】
SRPA19(限定ZIMBE:グレー)
SRPA21(PADI限定:ペプシ)
SRPB01(エメラルドグリーン)
SRPB11(ブルーラグーン)
インスタグラム等の投稿数をみていると、オリジナルと同じ配色であるブラックカラー・SRP777が一番人気という印象。
一方、ブラック&ブルーの「バットマン」と呼ばれるモデルや、ダイバーズコラボの定番・PADIモデルことSRPA21もなかなか支持を集めているようです。
ジンベイザメをイメージしたというグレーの限定版・SRPA19もカッコいいですが、出回っている数量が少ないのか、他の品番の物よりも少しお高め。
個人的にはネイビーカラーが好きなのでSRP773を選びました。深い青がシブい!
タートル・リストショット

SRP773J1
via くろ
ステンレスの塊のようなケースだけに重さもなかなかのもの。このズッシリ感も好きな人にはたまらないポイントですよね。
ネイビーは日の当たる角度によって色合いが変わって見えるので、外に連れ出すのが楽しいです。
セイコー伝統の4時位置りゅうずの存在感も格別です。しかもデカいので回しやすく、実用性もバツグン。

SRP773J1
via くろ
写真ではちょっと伝わりにくいかも知れませんが、針の夜光塗料はアイボリー調になっていてビンテージ腕時計のような色あせた感じを再現しているように見えます。復刻アイテムらしい気の利いたカラーリング。
最後に

SRP773ほか
via くろ
2年くらい前?に発売が発表されてから、海外のみならず日本国内でも大いに話題になった復刻サードダイバー。
価格面ではロングセラーの低価格ダイバーズウォッチであるSKX007「ボーイ」に及びませんが、レギュラーモデル・限定版問わずカラーバリエーションが豊富な点はかなり魅力的です。
正規販売品ではないとは言え国内でも比較的手に入りやすく、入手の敷居が低いのもうれしいポイントと言えます。
最近発売されたレギュラー版”サムライ”ともども、復刻品でありながら新世代の廉価機械式ダイバーズとしての新たな定番になりそうな予感です。