時計好きしか知らないブランドをあえて選ぶ
日本では派手な時計に眉をしかめる風潮があります。
これは利休の教えにあるわびさびの思想や、外国人が考える日本人の特徴、『横並び思想』が根底にあると思われます。
とはいっても現代日本で暮らすのであれば、そんな日本の風潮も理解して生活しなければいけません。
組織に属する会社員であれば、まず自分の上司が「時計に理解があるか?」これも重要です。
もし上司が「時計好き」であれば、高級時計に関して理解があるはずです。
高級時計に眉をしかめる人物はほとんどが時計に興味が無い人です。
そんな人物を前にRolexを装着していくのは「自殺行為」です。
Rolexやオメガのような誰もが知るブランドより、「知る人ぞ知る的」なスイス機械式時計ブランドがおすすめです。
また素材はできるだけステンレス製かホワイトゴールド系がおすすめです。
文字盤は白をチョイス、白は上品でかつ控え目に見えるため、これらのモデルを中心に探しましょう。
パテック・フィリップ、カラトラバはシンプルで好印象
このウォッチモンスターの読者にとっては、パテックフィリップは有名ブランドです。しかし時計に興味が無い方には、まず知られていないブランドです。
特にこの『カラトラバ』は無駄の無いシンプルさが特徴です。そしてディテールにこだわった造り、興味の無い人はケースにホワイトゴールドを使った時計とは、わからないでしょう。
シンプル、イズ、ベスト、トケマーで中古で198万、新品では318万の時計です。
彼等にはこんな、高い時計とは気づかないでしょう。
自動巻ムーブメントですが、ケースの厚みも薄く控えめに見えます。針の動きに気がつかなければ、クオーツ時計と勘違いする人も多いでしょうね。
質実剛健を絵に書いた腕時計です。
今回初めて知りましたが、パテックフィリップは自動巻を [self winding]と表現する事も知りました。一般的には[automatic]ですが、このパテックフィリップ独特の言い回しも覚えておきます。
ちなみに手巻きは[manual winding]です。
なんて事無い言葉の言い回しかも知れませんが、パテックフィリップは時計を主役と考えて、『時計自身』がゼンマイを巻き取るという、考えで[self winding] と呼んでいるような気がします。
ヴァシュロン・コンスタンタンは知る人ぞ知る
世界3大高級時計ブランドと呼ばれていますが、時計に興味がない、一般の人にはあまり知られていないヴァシュロンコンスタンタンです。
リシュモングループ傘下になってからは勢力的に世界レベルでのプロモーションに力を入れています。
20年前の古い雑誌では【バセロン・コンスタンチン】となっていて今では懐かしい思い出です。
青文字盤が目立ち過ぎると気になる方は写真の初代オーバーシーズ、「ミディアムサイズ」のシルバーがおすすめです。文字盤の見る角度によって微細に反射が変わる、彫りがされているため質感の高さが感じられるモデルです。
現行品オーヴァーシーズより6ミリ小さいサイズは私的にもおすすめです。価格は798000円、売約済でした。
現行品はオーヴァーシーズは240万なので、初めて購入するならトケマーが良いでしょう。またこの頃のオーヴァーシーズはサイズも36ミリと小さく、またヴァシュロンコンスタンタンのブランドロゴ、【マルタ十字】が12時の文字に組み込まれていて、デザイン的にも好感が持てます。
現行品では無い、貴重なミディアムサイズはトケマーでも数が少ないですが、今後も出品される可能性があります。
欲しい方はこまめにチェックしておくと良いですね。
ヴァシュロンコンスタンタンはトケマーでも人気ですぐにSold Outになります。
エレガントなロンジンは値段もエレガント
ロンジンのコンクエストは体操の内村航平がアンバサダーになっているモデルです。
ロンジンのスポーツモデルで、シンプルな白文字盤に筋肉質なデザインがスポーツを感じさせるディテールです。
翼のついた砂時計がブランドロゴのこのブランドはエレガントがブランドキーワードになっています。
そのためスポーツにおいても、エレガントアワードという賞をアスリートに贈呈している時計ブランドです。
値段も『エレガント』な13万円代です。白文字盤の時計はスーツにぴったりな相性です。ステンレス製で、決して目立ち過ぎないですが上品で会社のドレスコードにも問題ないモデルです。
機械式時計ファンのためにはこちらがおすすめです。
クオーツより価格が少しアップするだけで、ほとんど変わらないのが好きです。
若い人ならクロノグラフタイプもおすすめ、コンクエスト・クラシックもあります。クロノグラフですが、先程のコンクエストと同じケースサイズです。
価格も30万代とお得なモデルです。少しだけ自己主張したい方はクロノグラフモデルがおすすめですね。
まとめ
腕時計は豪華過ぎてもだめ、貧弱過ぎても問題があります。
最近は時計をしない若い世代が増えた影響で、シーンを考えた時計をセレクトする事が重要視されています。
職業にもよりますが、オフィスではステンレス製で白文字盤の時計が無難ですが、複数の時計を持つことで、より社会人生活を彩らせることができます。
スーツの色によって時計を変える、エンジニアであれば、フィールドに出るときはアウトドア用の時計をセレクトすることも大切です。
また職場環境の状況、特に上司がどんな人物か?時計に対する興味の有無も重要です。
もし上司の左手に『ヴァシュロン・コンスタンタン』あれば、自身の腕時計のチョイスも変わります。
そんな時計好きの上司が偶然居たなら、
「課長、僕はトケマーで中古のヴァシュロン・コンスタンタンのオーバーシーズ、70万代で購入しました。」
「君、トケマーって何?」
なんて会話が生まれます。
これは状況がよすぎますかね?
周囲に【時計に理解ある人達】に囲まれていない人は、今日紹介した、Rolexやオメガ以外の【波風を起こさない時計】を購入して満悦するのがおすすめです。
まずはご自身のフィールドがどんな状況か理解して、腕時計をトケマーで購入してください。