バーゼルワールド2017に合わせて、セイコー プロスペックスから発表された新作はなんと!幻のセイコー・ファーストダイバーでした!
ヒストリカルコレクションとして1965年に誕生した国産ファーストダイバーズウオッチの復刻デザインを数量限定 2,000本、国内定価350,000円+税で2017年7月8日に発売します。
オリジナルの画像。
もうほとんど同じ。
文字盤みると、防水表記が違うくらいですね。
ケース径もオリジナルは37mm程度、今回の復刻モデルは現代風に約40mmです。
ファーストダイバーは1966年から日本南極地域観測隊越冬隊(第8次)が使用したプロフェッショナルモデルなのです。
ヒストリーがありますね。
更には50年も前にモデルに加え、生産年数が3.4年と極めて短いため市場に出回っている個体は僅か。
実物を見る機会もありません。
グランドセイコーが分離した初年度、プロスペックスも負けていられません!という事で記念モデル的な意味合いが込められているのかも知れません。
非常に、ファンには嬉しいリリースとなりました。
スペックを見ていきましょう。
<SPEC>
ヒストリカルコレクション 国産ファーストダイバーズウオッチ 復刻デザイン
SBDX019
限定2,000本
ムーブメント Cal.8L35(自動巻(手巻つき))
ステンレスケース シリコンバンド
ボックス型サファイアガラス
ルミブライト夜光
200m防水
ケース径39.9mm×厚さ14.05mm
逆回転防止ベゼル
ねじロック式りゅうず
350,000円+税
因みに1965年のオリジナルは
37mm
両回転ベゼル
非ねじ込みりゅうず
ムーブメントCal. 6217A(自動巻き(手巻きなし))
ムーブメントのCal.8L35は高級ラインに搭載される自動巻きムーブメントですね。
雫石高級時計工房製のダイバーズウオッチ専用機械式ムーブメントだそうです。
※因みに今年の新作のグランドセイコーダイバーウォッチにはCal.9S85が入っています。
オリジナル同様にケースバックには「イルカ」が描かれています。
スクリューバックも同じです。
復刻版には限定生産のナンバリングがされています。
1965とかになったら激熱ですね。
※因みに発売されたのが1965年で、製造は1964年からあります。
チャコールグレーの文字盤も雰囲気がありますね~。
放射状に広がるサンレイダイヤルで、見る角度で色々な表情になります。
こう、もうね、最初から「黒」じゃなくてグレーを選ぶあたり、さすがセイコー!
オリジナルのデザイナーさんに拍手です。
見た目はビンテージですが、現代のスペックですので防水性以外もパワーアップしたのが耐磁性!
4,800A/mまで耐えうる耐磁性能を持っています。
ステンレスのブレスも替え用に付いていますので、気分で交換して楽しめます。
さあ、オールドセイコーファンの方々はこの復刻をどう見ているのでしょうか?
「買い」なのか「オリジナル主義」なのか・・・
それにしても、ビンテージより高いのが気になります(笑)
本来ならそうあるべきなのでしょうが、ほら、ロレックスとかオメガとか「ビンテージ」は「高い」ってイメージありますよね?
取り引き価格が復刻モデルよりオリジナルの方が安いってのも日本のメーカーだからなんですけどね。
ブランド価値って本当に難しいですねぇ・・・。
個人的には激熱なので「欲しい」んですけどね。
ファーストダイバー(オリジナル)に現代的なアレンジを加え、汎用性と実用性を向上させたのが現代デザインの2本。
まぁいつものプロスペックスって感じです。
可もなく不可もなく。
Cal.6R15(自動巻(手巻つき))
ステンレスケース42.6mm x 厚さ13.8mm
カーブサファイアガラス
200m防水
スクリューバック
逆回転防止ベゼル
ねじロック式りゅうず
秒針停止(ハック)機能
ネイビーモデルには蛇腹式の強化シリコンストラップを採用。
復刻版に比べると、対して格好良くも無い感じは・・・こう気合を感じませんね。
新シリーズのトランスオーシャンの方が良い感じなので、わざわざ出す必要があったのかな?
せめて黒文字盤で無くメタリックグレーなりにしてほしかったよ。
国内2000本の限定ですねぇ、ネックは。
グランドセイコーファーストの復刻も気になりますし、今年のセイコーはヤバい!
あとはオメガのマスタートリロジーもありますし「ヘリテージ」ブームが憎い!
どれが本当に欲しいのか、自分に問い正さなくてはいけません。
350,000円+税