2021/11/8 聖徳太子
世界初の言われているカルティエ「サントス」
こちらの魅力について書かせていただきます。
サントスはカルティエが最も力を入れているウォッチコレクションといっても過言ではなく、時代と共に進化し続けている時計コレクションです。
ルーツは3代目ルイ・カルティエにブラジルコーヒー王の息子アルベルト•サントスドゥモンという人物が、飛行機のための時計が欲しいと言ったところから始まります。
そこで生まれたのがサントス・ドゥモンです。
角に丸みを持たせた正方形のデザイン。それを留める8つのビス。このビスは飛行機のパーツを繋ぐネジから着想を得たとのことです。
このビスはカルティエのなかでもアイコニックな存在になっていますね。
青焼の針、アールデコ調のローマインデックス、レイルウェイとここで今にも続く伝統的なデザインコードが確立します。
素材はイエローゴールドやプラチナなど高級素材を使用し、ジュエラーらしい華美な印象の時計が生まれました。
70年代に入ると、オーデマピゲのロイヤルオーク、パテックフィリップのノーチラスなどステンレススチールを用いたラグスポがトレンドとなります。
その時代の流れに対して、カルティエが目をつけたのがサントスです。
デザインにリューズガード、7角形のリューズを持たせました。
またビスモチーフを大きくし、クラシカルからスポーツのエッセンスを追加しました。
素材もゴールド、ステンレスのコンビモデルを採用。カルティエらしいラグスポがここに表現されています。
87年になると名前を「サントス」から「サントス•ガルべ」に変更。ガルべとはフランス語で曲線という意味があり、ケースを湾曲させ、フィット感を高めました。
04年にはサントス100周年ということでサントス100を発表。
時代はパネライを筆頭とした、デカ厚ブーム。ここでカルティエはサントス100にはベゼル、ビスを大きくし、ケースも厚くサントス・ガルべより湾曲させました。
カルティエらしいラグジュアリー感を残しながら、トレンドのボリューム感を追加していく。時代をカルティエらしい解釈で発表していくのが、カルティエの核心部分なのかなと思います。
2018年にはサントス•ドゥ•カルティエをローンチ。これはサントス•ガルべを想わせる曲線美を表現したもので、新たなアップデートもされています。
また、クォーツの時計も発表され、
サントス100と比べるとベゼルデザインがシャープに湾曲されております。これによりモダンな雰囲気が醸し出されました。
機能としてクイックスイッチというネジ要らずのブレス取り替えシステムを搭載。
これによってシーンによってブレスを簡単に付け替えることができます。
19年にはサントス•ドゥモンが刷新して発表されました。
こちらからもクォーツのモデルをリリース。
これはサントス•ドゥモンのオリジナルに回帰したモデルです。リューズガードを廃し、ケースもできるだけ薄くなりました。これによってドレッシーな雰囲気に昇華されました。
カルティエのの魅力のあるサントスシリーズ。
伝統を大事にトレンドをし続けるカルティエを体現したシリーズです。
カルティエの相場はどんどん上がっております。
カルティエの名作シリーズ、特に歴史のあるサントスはカルティエのスピリッツが詰まった魅力溢れる時計シリーズです。
これを機にお手に取ってはいかがでしょうか?
ではまた。