バーゼル2012で発表された"スカイドゥエラー"。今までのスカイドゥエラーは金無垢のみのラインナップでしたが、昨年のバーゼルワールドで、待望のコンビモデルとステンレスモデルが発表されましたね。
『空の居住者』という意味があるスカイドゥエラーはローカルタイムとホームタイム2タイムゾーン表示機能と、ロレックス初の"年次カレンダー"を搭載したモデルとなっており、上級者向けのモデルといえます。
2017年新しくラインナップに加わった、SSモデルとコンビモデル。SSモデルのカラーはブルー、ブラック、ホワイトの3種類、コンビモデルはホワイト、シャンパンゴールド、ブラックの3種類となっています。
そこで今回はSSモデルの中でも一番人気の"ブルーダイアル"を見る機会がありましたので早速レビューにまいりたいと思います。
【型番】326934
【機械】自動巻き Cal.9001(年次カレンダー搭載)
【素材】WG×SS
【カラー】ブルー
【ケースサイズ】42mm
【防水性】100m
【国内定価】1,479,000円(税込)
【備考】2017年発表モデル
2つのタイムゾーンを同時に表示。ローカルタイムはセンターの時針と分針、秒針で表示する。時針を単独で1時間ずつ調整できる機構により、素早く、かつ容易に時刻を合わせることができる。そのため、分や秒、またはホームタイムに影響を与えることなくローカルタイムを変更することが可能だ。その間も時計は動き続けるため、正確さが保たれる。旅行者は居住地や勤務地などのホームタイムを回転ディスクから読み取ることができる。ダイアル上の赤い逆三角形がホームタイムを示す。また、ディスクの24時間表示は、遠く離れたタイムゾーンの午前と午後を正確に示す。(例えば、午前10時と午後10時)日付はローカルタイムと連動し、深夜に瞬時に変わる。つまり、日付表示部には常に着用している人のローカルタイムの日付が表示される。
文字盤上にある『ROLEX』のロゴの下の矢印で第2タイムゾーンを見る事ができ、海外出張の多いサラリーマンの方や、旅行で海外に行く時などはに便利ですよ。
機械式時計の7大機構にも数えられる"年次カレンダー"とは年間を通して大の月、小の月のカレンダーの切り替えを自動で行なってくれる機能の事です。
日にちを合わせるのは毎年3月1日の年に一度。年次カレンダーなら30日までの月と31日までの月を、歯車で自動的に切り替わるようになっているので、1年間日付の調整が必要ありません。
さらにその上には月による日数の違いや、4年に一度のうるう年の調整まで自動で行なってくれる"永久カレンダー"という機構も存在します。
現在、ロレックスの全モデルの中で"年次カレンダー"を搭載しているのはスカイドゥエラー だけ。デザインもさることながら、ロレックス史上最高の複雑機構搭載モデルとして君臨しています。
42mmという肉厚なケースにホワイトゴールド製のフルーテッドベゼルは存在感抜群ですね。40mmモデルのベゼルと比べてスカイドゥエラー のベゼルは幅もあるため、輝きが増します。
ケースに合わせてブレス幅も広くなっているため、バランスが良いですね。ラグ、ブレスレットの真ん中部分はポリッシュ仕上げとなっているため、華やかで高級感のある仕様となっています。
同じブルーでも様々な種類がありますが、スカイドゥエラーのブルーはカッコいいですね。濃くて鮮やかな色味となっています。
アップで見てみるときめ細やかなサンレイ仕上げとなっており、高級感がより引き立っています。インデックスはホワイトカラーとなっており、視認性も確保できています。
◼️2018年8月現在の価格相場◼️
【国内定価】1,479,000円(税込)
【並行店中古相場】2,100,000円〜2,180,000円前後
【並行店新品相場】2,240,000円〜2,300,000円前後
一番人気のブルーダイアルは並行中古品でも未だに200万円オーバーのプレミア価格がついております。ホワイト、ブラックもプレミアはついているものの、中古品であれば200万円以下で出回っています。他の2種類に比べて10〜20万円高いですね。
正規店でもなかなか手に入らないようなので、相場が下がるにはまだ時間がかかりそうですね。
しかし、これまで金無垢素材のみだったスカイドゥエラーにステンレスモデル、コンビモデルが発表された事によって新たなファン層を獲得したといえます。今後の動向に注目していきたいと思います。