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初代 ロレックス エクスプローラー2 Ref.1655
機能性と堅牢性を高めたエクスプローラーⅠの上位モデルとして登場した。極地や洞窟など昼夜がわからないような極限の環境下での使用を目的としたモデルである。
初代ロレックス エクスプローラー2 Ref.1655
搭載ムーブメント cal.1570(19800振動)
二代目以降と比べると一番特徴的な外観をしていることからもわかるように、当時のスポーツモデルの中でも最もデザイン的なチャレンジが試みられたモデルであった。
イタリア人登山家のラインホルト・メスナー氏がエベレスト登頂を果たした際に、このロレックス エクスプローラーを着用しておりその優秀さが実証された。
しかし当時の一般ユーザーにはスペックやデザイン、また機能は受け入れられず本物の冒険家のための時計となっていた。
二代目 ロレックス エクスプローラー2 Ref.16550
二代目エクスプローラー2 Ref.16550
搭載ムーブメント cal.3085(28800振動)
第2時間帯の表示が可能なGMT機構を搭載する。
24時間針がスッキリしデザイン面で大きな変化を遂げた。約2年間のみ製造の希少モデルであることに加え、特徴的な太字ベゼルは非常に魅力的。ブラック、ホワイトのほかにアイボリーダイヤルというものも存在している。
個人的に非常に魅力的なモデルな為、機会があったらRef.16550に関しての記事も是非とも書きたいと思っている。
三代目 ロレックス エクスプローラ2 Ref.16570
三代目エクスプローラ2 Ref.16570
搭載ムーブメント cal.3185、cal.3186(28800振動)
前モデルのRef.16550とほぼ変わらないデザインだが、搭載ムーブメントのブラッシュアップにより精度と安定性を向上させたモデル。
ダイヤルバリエーションは、ブラックとホワイトの2色展開となった。
四代目 ロレックス エクスプローラー2(現行) Ref.216570
四代目エクスプローラー2(現行) Ref.216570
搭載ムーブメント cal.3187(28800振動)
初代モデルの意匠24時間針が復活。ケースサイズが42mmへと大型化された。
ケースやブレスレットの堅牢もアップしガッチリしたつくりになっている。またムーブメントにはパラクロムヒゲゼンマイやパラフレックス耐震装置が搭載され、Ref.16570から進化を遂げている。
ロレックス エクスプローラー2 Ref.16570 最後の40mmケース
現行ロレックス エクスプローラー2 Ref.216570のケース径アップにより三代目エクスプローラー2 Ref.16570は最後の40mmケースとなった。
サイズ的にも全体のバランス的にも個人的にRef.16570の方が好みである。現役の並行店販売員でもあるので、体感で私と同意見の方は多いように思う。
ROLEXは【最後の】というキーワードがよく使われる。最近なら
【最後の】ステンベゼル SSデイトナ Ref.116520
【最後の】36mmケース エクスプローラー1 Ref.114270
【最後の】アルミニウムベゼル ダイバーズ系 GMTマスター2
などなど。
将来的に評価される1つの要因として【最後の】というキーワードは必要不可欠かと思う。
ケース径に関しては現状は【最後の】だが、今後最後のではなくなる可能性もなくはない。しかし可能性としては低いのではないかと考えている。
ロレックス エクスプローラー2 Ref.16570 搭載ムーブメント
ロレックス エクスプローラー2 Ref.16570の搭載ムーブメントは基本cal.3185である。実は人気のロレックス GMTマスター2 Ref.16710と同キャリバーなのだ。
GMTマスター2 Ref.16710はZ番後半から現行Ref.116710に搭載のcal.3186に変更されている。エクスプローラー2も同様であると考えている。
M番に関してはまだ確認がとれていないが、V番やランダム番に関しては私自身が実際に違いを確認している。
ウィグルテストとやらを行えばほぼほぼ判別が可能と言われているので、そちらで実際に確認している。
ウィグルテストをした時に明らかに違いがわかることによる、なんとも表現しがたい感動を是非とも体感していただきたい。
ちなみに私はcal.3186搭載モデルを所持しているので、31日がない月で店内にcal.3185搭載モデルがある場合で気が向いた時にだけ、部下にドヤ顔でウィグルテストを教えている(笑)
さすがにキョトンな方もいると思うので、様々なタイミングで事前に判別方法あるの知ってる?と種をまいて食いついてきた者のみに、今度ベストなタイミング(31日がない月で店内にcal.3185搭載モデルがある場合)がきた時に教えてやろうと言っている。
cal.3186は単純に日付の早送りがめんどくさいからね(笑)
話を戻そう。
評価されるべく、あらゆる要因を兼ね備えている人気のGMTマスター2 Ref.16710と比べるとエクスプローラー2 Ref.16570はやはりかなり弱い気はするが、並行販売価格の差が必要以上にありすぎな気が個人的にはしている。
ちなみに現行エクスプローラー2 Ref.216570の搭載ムーブメントはcal.3187なので、多少強引に【最後の】キーワードをつくるとすると
エクスプローラー2 Ref.16570はエクスプローラー2で【最後の】cal.3186搭載モデルである。
GMTマスター2 Ref.16710はZ番後半から最終M番までcal.3186で現行Ref.116710も引き続きcal.3186を搭載している。
エクスプローラー2 Ref.16570もZ番後半から?最終ランダム番までcal.3186搭載?とGMTマスター2 Ref.16710よりも5桁Ref.の間での搭載期間は長いが現行Ref.216570ではケース径が変更されたことによりcal.3187に変わっている。
実に興味深い。
まとめ
私がロレックス エクスプローラー2 Ref.16570が狙い目だと考える点は以下の通りである。
①評価されるべく要因がいくつかある。
途中でキャリバー変更、新型でキャリバーやケース径が変更。
そういえば、Ref.16570のスティックってないのかね?ちょっと調べたけど見つけられなかった。
②並行販売価格相場が比較的安い印象がある。
他のスポーツモデルと比べても抑えめな印象。
~50万円代で高年式が購入可能(ルーレット有cal.3186)
③それほど人気がない。
人気がないモデルが将来評価される流れはロレックスではよくあること。
他のスポーツと比べると人気が低いように思うが、デザイン的に悪くないと個人的に思う。
④大きく損をする可能性が極めて低い。
大きく跳ね上がる可能性は高くないと思われているが可能性がなくはない。
スポーツモデルの中でローリスクでの期待値は抜群かと思う。
めぼしいモデルはほぼ相場が上がってしまっている。
あくまで個人的な見解なので参考程度に考えていただけたらと思う。
高年式だけでなく、低年式のトリチウム夜光のシングルバックルで磨きの少ない個体(ノンポリ系は激少だと思うので)もオススメかと思う。
低~高年式で良個体があれば、購入して間違いないでしょう。とにかく良個体が入荷することが少なくなってきております…。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
また機会がありましたらお会いしましょう。それでは。