2021/10/21 聖徳太子
オイスターパーペチュアルが昨年に発表されて相場がどんどん上がってます。
ここ最近ではスポーツモデルだけでなくドレスモデルも店頭から消えつつあり、ステンレススチールのシンプルなデザインの時計は入手が困難になってます。
このロレックスのドレスウォッチに火をつけたのは昨年発表されたオイスターパーペチュアルではないかと感じてます。
ロレックスの歴史の中で、異彩を放つ5色の鮮やかなダイヤル。
ミニマムだけどインパクトのあるカラーリングがロレックス好きに刺さったのかなと思います。
2020年のオイスターパーペチュアルで大きく変わった点として、サイズ展開です。
メンズの展開として36ミリは残り続けますが、39ミリが廃盤になりました。それに変わって41ミリのモデルが新しく誕生しました。
41ミリとなるとスポーツモデルの平均的なモデルよりも大きく存在感があります。
しかし、オイパペらしいシャープなケース、無駄のないダイヤルデザインによりギラギラした印象もなくシーンを選ばず着用できます。
また、レディースサイズとして26ミリに変わって28ミリ、31ミリになりました。全体的に前モデルに比べるとサイズアップした印象です。
また34ミリの男女兼用サイズもございます。
オイパペの中でもサイズ展開が5サイズあり、サイズ感の部分でもジェンダーレス化している印象があります。
36ミリ41ミリのインデックスも変更しており、3.6.9時の部分がダブルバーの部分は継続していますが、インデックスの淵部分がアラビア数字からスクエア型になっており、幾何学的な印象を演出します。
細かな変更点ですが、そのディティールで全体としての雰囲気が微妙に違いが生まれます。
そして何よりカラーリングの追加ですね。
前モデルからのサンレイ仕上げのモデルであるブラック、シルバー、ブライトブルー、レディースモデルですとピンクのラインナップ。
34ミリ以外のモデルにそこに鮮やかな5色の新色が誕生しました。
コーラルレッド
キャンディピンク
グリーン
イエロー
ターコイズブルー
いずれの5色
全てラッカー仕上げのとなっておりマッドな質感のダイヤルです。ビビットなカラーリングだけどどこか馴染みやすい。
シンプルかつモダン。
オイパペでしか出せないバランスだなと思います。
このミニマムで色味に遊びを効かせたダイヤルは時計業界にインパクトと新たなトレンドをもたらしたと思います。
のちに発表されるカルティエ なども針でノンインデックス、ダイヤルに色を加えたタンクマストなどが発表されています。
ロレックスの時計業界の先駆者であるスピリッツが感じられる展開ですね。
時計としての機能も発展しております。
ブレスレット部分も新しくなっており、イージーリンク・エクステンションシステムが採用されてコマを5mm延長できます。
メンズモデルのムーブメントも3230とアップデートされてパワーリザーブが70時間に延長されました。
またレディースモデルはキャリバー2232となりこちらもアップデートされています。
こちらはシリコン製のヒゲゼンマイになっており、軽量かつ変形しづらくなりました。
また耐磁性も大幅に向上しており、かなり普段使いしやすい時計となりました。
現在もターコイズブルーを筆頭に値段が上昇しておりますが、近年のドレスウォッチの火付け役、オイスターパーペチュアルの価格動向は要チェックですね。