2021/11/29 Black monster
昭和のサラリーマン三種の神器の一つと言われたオメガ スピードマスター。
いつの間にかどのモデルも相場が上昇し簡単に買える価格じゃなくなりました。
出典 https://www.omegawatches.jp/
【スピードマスター定番モデル】
スピードマスターと聞くと時計好きな方なら大きく分けて二つのモデルを想像する方が多いかと思います
自動巻き(AT)のタイプ。手巻き(HW)のタイプ。
この2タイプです。
自動巻きの方は一般的にリデュースド(REDUCED)なんて呼ばれ方をしていますね。
以前このモデルは豊富なラインナップが存在していました。
Ref.3510.50から派生したシューマッハ限定モデルや丸井限定モデルなんかが有名ですね。
2000年前後に比較的多くのモデルが発売され、10万円代でも新品で購入が可能な時代でした。
その後は後継機種として3539.50が登場。
プラスチック風防からサファイアクリスタルに改良等、様々な面でグレードアップしています。
手巻きの方はプロフェッショナル(PROFESSIONAL)通称スピマスプロです。
サイズは42㎜となりリデュースドの39㎜と比べると一回り大きいですね。
こちらのモデルの方が一般的にはスピードマスターの系譜を継ぐモデルと言われ人気もこちらに軍配が上がります。
1990年前後からの個体が二次流通では多く、プラスチック風防のシースルバーックではないモデルとなると下記のような系譜となります。
【3590.50】→【3570.50】→【311.30.42.30.01.005】→【310.30.42.50.01.001】
細部の変更はそれぞれあるもののサイズや基本スペックは大きく変わっていないですね。
デザインとしてはほぼ完成されたモデルと言えるのかもしれません。
出典https://www.omegawatches.jp/
【価格推移】
今回はスピマスプロの価格推移を見ていきたいと思います。
10年ほど前はRef.3570.50が定番のモデルと言えました。
中古市場では20万円前後で付属品が揃った良個体が十分に購入できました。
その後2014年頃から後継機種としてRef. 311.30.42.30.01.005が登場。
型番が急に長くなったなと思った記憶がございます。
定価は3570.50と比べ約10万円ほど上がりました。
付属品もここでかなり豪華になっています。
キズ見やストラップが付属品として追加され、何より箱がかなり大きくなりました。
2015年前後の二次流通では30万円前後で購入が可能でしたね。
2021年となりRef.310.30.42.50.01.001が登場。
ここで、また定価がグッと上がりましたね…。
定価はついに70万円代となりました。
2021年に到達するまでに相場は右肩上がりとなっていましたが、現在の二次流通相場は60万円前後。
10年でほぼ3倍の価格となっています…。
今後、国内定価は下がることはまずないと考えられます。
逆に上昇の可能性は十分に考えられますが…。
円安ドル高等様々な要因が考えられますが今後もじわじわと相場は上がっていきそうですね。
早めに良個体を抑えておいた方がいいかもしれません。
それではまた。