今年活躍したNATOタイプベルト。
ナイロンならではの素材感を活かし、春から夏にかけて重宝した。
吸汗性や軽量感が暑い季節にピッタリであることに異論の余地はないだろう。
では寒い季節はどうか?
冬ならではのヘビーデューティなナイロンNATOベルトの選び方もあるがそれはまたの機会に紹介するとして、やはり寒い季節にこそ使いたいのはそう、「レザー」である。
「レザー」である(二度目)
先日、クロコ風型押しレザーに交換したサブマリーナ14060Mを紹介した。
レザーベルトならではの少し上質で落ち着いた雰囲気を出してみたが、若干サブマリーナの良さを殺してしまったかもしれない。
やはり、サブマリーナにはNATOタイプベルトが良く似合う。
重要なエッセンスは「ミリタリー感」である。
ミリタリー要素が入ると実にしっくりくるのだ。
武骨=ミリタリー
といっても過言ではないのではないか。
ミリタリーとは、いうまでもなく軍隊関連グッズである。
銃火器などの武器だけではなく、服・小物・雑貨など軍隊関係者が使用する者は基本的にすべてミリタリーグッズ(官給品)である。
それらは華美な装飾を排し、極限まで機能性を追求し、かつ耐久性に優れた品々である。
実用時計としてのサブマリーナのコンセプトにもマッチしている。
組み合わせとして合わないわけがないのだ。
ベストマリアージュであるといっていい。
そう。当然の様にレザータイプのNATOストラップは存在する。
今回紹介するのはお馴染みAmazonにて3000円もしないものだが、レザータイプはナイロンタイプのNATOストラップに比べ、価格幅が大きくなるのが特徴だ。
合皮でできたものからヴィンテージレザーを使用した1万円をオーバーする逸品まで様々なのである。
ナイロンにも言えることだが、レザータイプのNATOストラップを購入する際に絶対に注意しなければならないことがある。
サブマリーナの例で言うと、ベルトを通すケースとバネ棒の幅は1mm程度である。
これがやっかいなのだ。
この幅を通過しないNATOベルトが存在するのである。
写真は厚みがあるナイロンのNATOストラップだが、ナイロンのNATOストラップは無事通過する場合が多いが、問題はレザーだ。
レザーの場合は通らない品物が多いようだ。
筆者も以前購入したもベルトがケースとバネ棒の間を通すことができず、途方に暮れた。
良さげなレザーを使用しヴィンテージ感や武骨感が強い(要はかっこいい)ベルトほど通らないようである。
販売サイトでは現行サブマリーナに装着している写真を紹介しているが、どうやって装着しているのか教えてほしいものである。
(ネット情報では非純正の細いバネ棒を使用すると装着できるそうだが、私は試したことがないので悪しからず)
Amazonで2000円もしない安いタイプ。
質感も安っぽく、好みはわかれるところ。
ナイロンのNATOベルトと同じである。
ただ順繰りにケースとバネ棒の間を通すだけの簡単装着。
安物とはいえ、そこはレザー。
しっとりと腕になじむ。
見た目も悪くは無い。
ただ残念なのは質感である。
安レザーが故に軽薄な印象が否めない…。
使い込んで味が出る前に切れてしまうのではないか。
しっかりとした質感のある(=厚みのある)ベルトを装着するにはどうするか。
今後も様々な方法でベルトチェンジを試していくので、うまくいった場合は記事にしようと思う。