チュードルの新フラッグシップモデル「ペラゴス」から突如発表された「左利き」モデル
「LHD」25610TNL。
LHDはレフトハンドドライブ(Named LHD for Left Hand Drive)のことです。
ペラゴスはロレックスで言うシードゥエラー的なモデルで、飽和潜水に対応したプロフェッショナルダイバーズとして2012年にブラックが誕生しました。
2015年には自社製ムーブメント・キャリバーMT5612を搭載しリニューアル。
同時にブルーバージョンが追加されます。
そして2016年 レフトハンドモデルTUDOR MT5612-LHDが誕生しました。
完全チュードル製ムーブメント MT5612
28800振動 70時間ものロングパワーリザーブ
シリコンヒゲゼンマイ クロノメーター認定
と、チュードルが何十年ぶりかに本気を出して自社製ムーブメントをこしらえました。
ETAのムーブメント供給問題が引き金でしょうが、高性能のムーブメントを作り上げられる地力があったのです。
素晴らしい。
※MT5612-LHDもスペックは同じ。
1970年代にフランス海軍が左利きのダイバーのためにチュードルに別注した94010がデザインベースになっているLHD。
※1981年に納品されたレフトハンド94010
ペラゴスLHDのインデックスとハンズは、94010をオマージュしているため「焼け仕様」のベージュカラーになっています。
マット仕上げのセラミックベゼルとチタンケース
42mmと少し大きめですが、チタンのため150グラム程度と軽量です。
500m防水 逆回転防止ベゼルはセラミック製
イカ針(スノーフレーク)と「ヘリテージ」なダイバーウォッチですね。
文字盤の6時位置に赤く「PELAGOS」と記載されています。
明らかに「赤サブ」を意識していますね(笑)
カレンダーは28が赤、25が黒と「偶数/奇数」で色分けされています。
私が以前所有していたイカサブも同じ仕様でした。
あれ?
偶数が赤だったみたいですね(笑)
記憶とはこんなにも曖昧なのか。
LHDのケースバックにはナンバリングが入ります。
フランス海軍のオマージュなのでしょう。
意味があるのかは不明。
実際に売られている個体には別の番号が刻印されているので1本1本違うのかもしれません。
シードゥエラー同様に、ヘリウムガス排出バルブがあります。
ノーマルの逆サイド3時位置にあるのが特徴です。
こちらノーマル版。
9時位置か、3時位置か画像じゃわかりませんね(笑)
ブルーに輝くインデックスとハンズ。
更にはベゼルの数字も輝きます!
チュードルが特許を取得した、自動でサイズが調整されるブレスレット。
凄いですね。
動画見られた方が伝わりやすいです。
中のバネで、水圧の差で伸び縮みして常に手首にフィットします。
チタン製のブレスレットと共にラバーストラップが最初から付属します。
お好みで。
The retail price of the Tudor Pelagos LHD (ref. 25610TNL) is Euro 4,210 / US$ 4,400.
とのことで、4400ドルが定価です。
2016.12.16は1ドル118円ですので519,200円くらいですから、お馴染みクロノ24を覗いても50万円前後ですね。
日本に入ってくると55万円くらいですかね?
ノーマルが35万円程度で新品購入できるのでマズマズ高いです。
チュードルのギャランティカードも、ロレックスと同じタイプですね。
ラバーは尾錠タイプです。
急いで手にするモデルではないでしょうが、かなり魅力的ですね。
1年もすれば40万円程度まで落ちると思いますので、焦らずに待ちましょう。