★はじめに
高級腕時計は奥が深いです。
「全部が金無垢だから高い」
「ダイヤモンドが沢山だから高い」
「有名ブランドだから高い」
はい、それも正解なんですがそれだけじゃない!
「えっ、これが?」
「どっちも同じに見えるけど、こんなに値段が違うの?」
など、興味がなければわからない。
いや、興味がなければ説明されても何も感じないようなポイントがあるんです。
そんなマニアにはたまらないモデルを、『トケマー』よりご紹介いたします、の第2弾です!
前回はデイトナだけになっちゃいました...
その記事はこちら
はい、サブマリーナ50周年を記念して発売された、グリーンベゼルがインパクト大なモデル。
発表当初は衝撃でしたね。
こちらの16610LVは、既に廃盤となっている旧型でございます。
新型116610LVは今でもあるので、グリーンサブ=記念(限定)というイメージは無くなりましたね。
ただのカタログモデル。
さて、ここからがマニアックポイント。
まずはこちらの16610LVをご覧ください。
こちらが後期の16610LV。
だいたい中古相場で110〜130万円くらいでしょうか。
ご紹介した個体(初期)との違い、わかります?
初期のポイントは、
・ライムベゼル(ベゼルディスクの色味がライムグリーンになっている)
・ビッグスイス(文字盤の6時側SWISS MADEが少し大きい)
・フラット4(ベゼルの数字の書体が違う。ファット4とも)
・オーバルO(文字盤のROLEXロゴのOが違う)
フラット4。
4の中が△ではなく、◻︎でしょ?
こういうのって最初に誰が見つけて言い出すんですかね?笑
このポイントを抑えた個体は、価格がグンっと上がります。
マニアックですねぇ。笑
保証書無しやベゼルの状態でかなりお安くなってます。
★②GMTマスター2 16710
ほぼ300万...ね、おかしいでしょ?笑
このポイントを知ったら興味がない人はさぞ呆れる事でしょう。
『スティックダイヤル』と言われる書体の違い。
画像をどうぞ。
左がノーマル、右がスティック。
...これが珍しいんですって...珍しいんですよ!!汗
更に、M番と言うほぼほぼ最終モデルの保証書付きなのです!
前回の記事の16520 P番にも書きました最終品番ですね。
それで、ノーマルよりも2〜3倍になっちゃうんだから。
★③エクスプローラー2 16550
形は16570とほぼ同じですが、この16550はひと味違うんです。
気づきましたか?
正解です。
針とインデックスの縁取りが銀色なんですよ!
この16550は、初期はこの銀色の使用てましたが、白文字盤だとメリハリがなく視認性が悪いとの事で、後期は黒でメリハリを付けています。
つまりベゼルの数字の書体など細かな点を除けば、皆さんが見慣れた16570とほぼ一緒の見た目なんですよ。
あっ、ちなみに...
16550(お祖父さん)、16570(お父さん)、216570(現行モデル)といった順番です。
この白文字盤ながらもアイボリーで、インデックスのトリチウム夜光がクリーム色に焼け、それを銀色で縁取るこのバランスが堪りません!
そして赤針がインパクトになって◎。
近年の白文字盤評価の中でも、かなり上級者なモデルです。
この個体は保証書はないもののメーカーサービスカードが付属し、状態もなかなか良さそうなので、チャンスかもしれない。
★まとめ
いかがでしたか?
腕時計に興味がない人は白目むいてないですか?笑
デイトナ以外にもたくさんあるんですね。
実はまだまだ、これがcal.3186なら...
いや、やっぱりやめておきましょう。
とにかく、腕時計業界(ロレックスマニア)は奥が深い。
興味がある人もない人も、いい腕時計が見つかりますように。