ジェンタ・デザイン オメガ コンステレーションC Ref.168.029
1960年代にデザインされたオメガ コンステレーション Cライン(Cシェイプ)は名機クロノメーターキャリバー751自動巻きムーブメントを搭載しています。
故ジェラルド・ジェンタ氏によるデザインでコインエッジ・ベゼルはホワイトゴールド製。
ケースサイズ35mm、着けていても非常に軽くて「現役」で使えるナイス・ビンテージです。

安部マリオ!はオメガ・コンステレーションC 1964?
安部総理もコンステレーションCをリオ五輪 閉会式にて着けていましたね。
中央から放射状に広がるシャイニーグレーが、とてもキレイです。
画像だと伝わりづらいのですが、とても魅力的です。
ケースのCラインがステキ。
現行機のコンステレーション・グローブマスターも良いですが、やはりオリジナル・ビンテージのコンステレーションCも非常に良いですね。
オススメできるビンテージ・オメガだと思います。
因みにグローブマスターのコインエッジ・ベゼルは超硬金属タングステン。現代的です。
この古いオメガマークの大きいバックルが大好きです。
現行モデルもこのくらい主張したバックルでも良い気がします。
こんもりしたプラスチック製のドーム風防が雰囲気たっぷり。
オロジナルブレスレットは、もうヨレヨレ(笑)。
凄いドーム風防ですね!クラウンもΩマークがあります。
天文台のレリーフ。
スクリューバックですが、防水性は無いものと考えた方が良いですね。
拡大して見ましょう。
Ω OMEGAはアプライドになっています。
コスト掛けていますね。
クロノメーター表記が誇らしげです。
ドーム型のプラ風防はキズが付きやすいですね。
自分でも磨けますのでコスト的には掛かりませんけど、ヒビが入ったらスグ交換しましょう。
インデックスに小さなトリチウム・マーカーが付いています。
50年ちかく昔の時計ですが、未だにホワイトゴールド(ベゼル)に大きな変色がないのが凄いですね。
非常に格好良いです。
40代になった私には、このくらいの大きさ・重さ・ヤレ感がフィットしますね。
Cal.751は5振動より早めの5.5振動(毎時19800ビート)。
耳に充てるとチッチッチと小気味よく、ロービートを楽しめます。
ビンテージ相場は10万円ちょっとです。
スポーツモデルの時計をお持ちの方も、セカンドウォッチとしてコンステレーションCラインに挑戦してみてはいかがでしょうか?
オメガ 12角コンステレーション Cal.561 パイパンダイヤル Ref.168.004
MEISTERは宝飾店の名前だそうです。
ダブルネームなコンステレーションですね。
こちらも1960年のモデルで、12角の文字盤は通称「パイパン(パイ皿)」ダイヤルと呼ばれています。
コンステレーションの新作グローブマスターも同じ仕様の文字盤を採用していますね。
やはり古いモデルですので仕方ありませんが、文字盤には小さなプクプクと気泡のようなものができて「本物のパイ皿」の様な感じもします(笑)
サイズ感は33mmとコンパクトで良い感じです。
ライスブレスと呼ばれる、お米みたいなパーツのブレスレットはメッキなので「剥げ」が目立ちます。
こんもりとしたドーム風防。
色味はコンビネーションモデルですが、素材はステンレスです。
アプライドされたOMEGAロゴ。
こちらもクロノメーターです。
ドーフィン針に夜光も無く、クラシカルで良い雰囲気ですね。
まぁ・・・文字盤の状態は非常に悪いと言えます(笑)。
それも「味」として捉えられる人向けのビンテージ・ウォッチです。
この頃のクラウンの形状と一致しないようですので、後付修理パーツかも知れません。
バックルのオメガマーク。
50年も経過した状態だからこそ!と胸を張ってこの状態を愛でましょう。
サイズ感はバッチリですね。
こちらも35mmくらいです。
ビンテージの雰囲気をライトに味わうには良いモデルです。
ストラップを良いものに変えれば、見違えるくらい高級そうな時計になるに違いありません。
Cal.561もクロノメーターキャリバー。
同じく5.5振動のロービートです。
ラグのカッティングなど素敵です。
う~ん、こっちも良いなぁ。
ビンテージ初心者の方、いかがでしょうか?
オメガ シーマスター コズミック Ref.166.022 Cal.565
コズミックと発音するのかコスミックと発音するのか。
1970年前後のモデルで、シーマスターのラインナップに入ります。
自動巻きムーブメントはコンステと異なり、クロノメーターキャリバーではありませんが、特筆すべきは「裏蓋」が無いモノコック(ワンピース)ケースだと言う点です。
ビンテージウォッチは、どうしても防水性が弱く日本など湿度の高い地域では死活問題になりかねませんが、モノコックケースで防水性の高いモデルは少しだけ安心ですね。
社外製(kreisler usa)の伸びるバンド(エクスパンション)が付いています。
このバンドも雰囲気があって良いですね。
腕の毛を噛みますけど(笑)
型番166.022
オメガのシーホースと、WATERPROOFの刻印。
クライスターのエクスパンションブレスもメッキですが、剥げちゃってます。
1/40 10KT RGP TOPS.
バンドの金メッキの厚みと金種の刻印がありますね。
アプライドなのは「Ω」マークだけ。
コンステレーションの方が格上だったのですね。
これもMEISTERとのダブルネーム。
トリチウムの「T」マークの記載。
細いハンドですが夜光が乗っています(もう光りません)。
より細かい目盛り。
シーマスターはコンステに比べ、実用的な時計ですね。
コンステも実用的ですがドレッシー、シーマスターはタウンユースと言うかスポーティな印象です。
どうでしょう?
ケースサイズは35mmアップとそこそこのサイズなのですが、ラグ幅が狭く華奢と・・・言うか頭でっかちに見えます。
ややアンバランス。
工夫してビンテージレザーのパイロットバンドなどを装着すれば結構格好良く着けられそうですね。
Cal.565はカレンダーの早送りが出来るノンクロノメータームーブメントです。
オメガのアンティークウォッチの中でも、激安で販売されていますので是非ご検討を。
オメガ 8角コンステレーション クォーツ Ref.198.0117 Cal.1342
様々なバリエーションのあるコンステレーションから、クロノメーター・クォーツを。
この独特な8角形が、ロイヤルオーク的で今見ると結構格好良いのでは?と思えてきます。
1980年前後のモデルですので、明らかにジェンタデザインをコピーしたような混沌としたユニークモデルですが、サファイアクリスタルを搭載するなどスペックはそこそこ。
Cal.1342はオメガのクォーツムーブメントです。
なかなか、どうして。
ビンテージの雰囲気がビンビンきますね。
ベゼルは18K無垢という贅沢なモデル。
八角形のボルトが乗っているような大胆なデザイン。
Constellation
CHRONOMETER
QUARTZ
夜光のミニッツマーカーが植え字インデックスのフチに付いていますが「T」表記はありません。
40年近く前のモデルですが、バキっとエッジが立っています。
この頃のコンステ・クォーツには、こんな形のクラウンが付いています。
ケース径35mmくらいですね。
いかがですか?
存在感はけっこうあります。
しかも当時は相当高級だったでしょうから、出回りも少なかったでしょう。
ビンテージショップで安く販売されていたらトライしてみても良いかも知れませんね。
SSモデルもありますのでご検討ください。
まとめ
下は3万円程度から購入可能なオメガのビンテージウォッチ。
オメガほど有名なスイスウォッチで、こんなに安価にビンテージ機械式時計が買えるなんて本当に素晴らしいですね。
いかんせん古いものですから状態が悪いものが多いと思いますので、「出会い」「タイミング」が大事です。
さらにメンテナンス費用の方が高くつくと思います。
それでも良い個体を選んで、メンテナンスをしながらロービートをゆっくり愛でる。
良い趣味かと。
現行機には無い味わいを楽しんでみませんか?
では!