オメガのコレクションの中で、『スピードマスター』と並び人気が高い『シーマスター』。
スピードマスターと言えばNASAの宇宙計画において公式の装備品として採用され、月にも到達した『ムーンウォッチ』として有名です。
対して『シーマスター(seamaster)』はその名の通り、オメガのダイバーズウォッチモデルです。あの人気映画007で主人公のジェームスボンドが着けていることでも有名ですね。
シーマスターはダイバーズ時計というだけあって視認性・耐久性に優れたモデルです。ダイアルもシンプルな為、オンオフ使える使い勝手の良さもあります。
シーマスターはバリエーションも豊富で、現行モデルではアクアテラ(150m防水)、シーマスター 300(300m防水)、プラネットオーシャン(600m防水)、プロプロフ(1200m防水)など多彩なモデルを展開しています。
今回はその中でも最もベーシックなモデル『シーマスター アクアテラ』について書いていきたいと思います。
【商品名】シーマスター アクアテラ
【型番】220.10.41.21.03.002
【機械】自動巻 Cal.8900
【素材】ステンレス
【文字盤】ブルー
【ケースサイズ】41mm
【防水性】150m
【参考定価】637,200円
【備考】2017年発表
【商品名】シーマスター アクアテラ
【型番】220.10.41.21.03.002
【機械】自動巻 Cal.8500
【素材】ステンレス
【文字盤】ブラック
【ケースサイズ】41.5mm
【防水性】150m
【参考定価】626,400円
【備考】2014年発表(2017年で生産終了)
まずは、デザイン!インデックスや針の形に変更点はありませんが、ダイアルのストライプが縦から横に変更になりました。ストライプの幅も少し広がっています。
ケースサイズは旧型の41.5mmから41mmと、サイズダウンしました。わずかな差ですが、装着感は違うものです。逆にベゼル幅はわずかに広くなり、重厚感ある印象になりました。41mmケースの他に新たに38mmケースも登場しているので大きさが気になる方は38mmという選択肢もあります。
デイト表示が3時位置から6時位置に変更となりました。中心に日付表示をもってくる事でバランスが良くなりましたが、シャツの袖口に隠れてしまうデメリットもあります。実用性を考えると個人的には3時位置にデイト表示があった方が使いやすいですね。
新型ムーブメントCal.8900は2015年制定された、METAS認定のマスター・クロノメーターとなっており、前モデルに搭載されていたCal.8500が更に改良されたムーブメントとなっています。
機械内部にある天真・アンクル芯には磁気を帯びない新素材『ニヴァガウス』が採用されています。Cal.8500も優秀なムーブメントですが、新ムーブメントに変わりより耐磁性が強化されたといえます。
新旧で選ぶならどちらを選ぶか・・・単純に性能だけでみたら新型を選ぶべきだと思いますが、デザインや価格面を考えると旧型も負けていない。
旧型の縦ストライプはシャープな印象な為、ビジネスシーンに最適です。さらに出回りも多くなってきているため、値段もこなれてきています。現在の中古相場は30万円前後。定価の半分くらいで買えてしまいます。
いずれにせよ新旧どちらも、オメガのスタンダードモデルとして完成が高いモデルなのでおすすめです。デザインもシンプルで使いやすいため、シーン問わず大活躍してくれるでしょう。