タグホイヤーは1860年、スイス サンティミエにて創業した。精密計測を得意とし、現在では一般的になっている1/100秒計測が可能な「マイクログラフ」を開発している確かな実力を持った一流ブランドとなっている。
オリンピックやF1の公式時計を努めた実績もあり、誰しも1度は耳にした事があるのではないだろうか。
タグホイヤーの腕時計は主に以下のお店で購入が可能だ。
①正規販売店(正規販売代理店含む)
②並行輸入店
③中古販売店
購入店舗の選び方としては、購入の目的・用途によって購入店舗を決めるのがベストな買い方となる。
次では、各購入のメリットを紹介していく。
正規販売店(直営店・販売代理店)での購入は、定価購入となる。(もちろん値引き交渉などに応じてくれないので注意)
正規販売店での購入のメリットとして挙げられるのは、高級ブティックでの上質な接客を受ける事が出来る点、正規店購入の満足感ス、メーカーから直輸入の安心感などがある。
定価での購入がマストな正規販売店での購入だが、正規ゆえに様々な特典を受ける事が可能となっている。
その代表的な特典が「エドワードクラブ」への加入だ。
①国際保証サービス期間が2年間延長される。
※最大4年保証されることになる。
②OH・修理費用がクラブ会員料金で利用可能になる。
③キャンペーン案内
※会員限定キャンペーンの案内等が届きます。
※先行予約・アウトドアイベントなど
入会は、購入店舗での受付ではなく、購入後自身でWEBより申し込む方式となっている。(複数所有の場合は時計毎に登録が必要となる)
並行輸入品とは、国内と海外の定価・為替などの差を利用して輸入された品物を指している。並行輸入品を取り扱うショップを並行輸入店と呼び、各店舗、独自のルートで仕入れた新品を販売している。
上記のような仕入形態をとっている為、並行輸入店では、定価より安価で販売されている。(品物は同じ新品)
注意が必要なのは、正規店と違い、定価販売のルールがない為、需要などによってはプレミアム価格(定価より高い)で販売されている場合もある。
中古販売店での取扱の腕時計は、文字通りUSEDである。USEDの特性として、正規・並行に比べ、より安価である事が挙げられる。
また、品物の状態が千差万別であり同じ状態(傷や使用状況)の品がない一点物となっているのが特徴である。
購入の際には、傷などの状態、直近のOHの履歴などを確認し、納得した上で購入する事が必要となる。
ショップの保証内容の確認をするのも忘れずに。
定価:¥560,000-(込)
並行:¥420,000-(込)
中古:¥350,000-(込)
※並行品・中古品の価格は需要・為替で変動するので参考程度に
モナコ キャリバー12の価格差は上記の様になる。
中古品、並行品、新品の順で安く購入が可能となる。
新品と並行品の価格差を見ると、30%以上の開きがあり、金額に大きな差があるように見える。
維持費を考慮するとどうなるだろうか?
機械式腕時計は定期的にオーバーホール(OH)が必要になる。OHの時期は、3~4年が目安とされている。
今回は、メーカー正規OHを、4年毎に実施するとして算出し比較する。
オーバーホール料金は下記のようになる。
正規品:¥43,200-(クラブ加入時)
その他:¥64,800-(並行・中古品)
正規品とその他の価格差は、¥21,600となる。
※経年変化により、別途部品代が発生する。
今回は基本料金での比較、購入後一生使うとして、40年 計8回オーバーホールを実施したとして計算すると、以下のようになる。
定価:¥560,000+¥345,600(OH費用)=¥905,600
並行:¥420,000+¥518,400(OH費用)=¥938,400
中古:¥350,000+¥518,400(OH費用)=¥868,400
トータルの金額では、中古品が維持費を含めて最も安い。
中古に抵抗がある方は、新品を一生使用すると考えた場合、正規品が得だといえるだろう。
正規品→長く使う予定の方にオススメ。正規ならではの、サービス・特典を存分に楽しんで欲しい。
並行品→新品を割安で購入したい方にオススメだ。エドワードクラブへの加入等出来ないので長く使うのか、途中で買換えるのかを検討し購入しよう。メリットは販売価格と言える。
中古品→使い続けても良し、売却しても良しと身動きが取りやすいのが中古品だ。とりあえず『タグホイヤー』が欲しい方や中古に抵抗がない方にオススメだ。中古といっても状態はピンキリなので未使用品に近いものが安価で販売されている事もあるので、1度チェックしてみるといいだろう。