少し前の型番
上の画像はオメガの少し前の保証書です。
(※一般的な保証書であって全部これではない。色違いとかデザイン違いは存在します。)
Ref:20057500が型番です。
最初の4桁が型番でその次の2桁が文字盤の色。
つまり「2005」が型番で、「75」が文字盤の色です。
多分できないと思います。
ネットでも1本しか出てこない品物。
ちなみに物は、
シーマスター アクアテラのYG無垢シェル11P文字盤ダイヤ12Pベゼルです。
なんでこんな珍しいのがあるかというと、珍しいから写真撮ってた。ってだけです。
残念ながら時計自体の画像は消してしまってたみたいでありません。
あ、最後の「00」は・・・分かる方是非教えてください。
旧型番の例~Ref.3510-50~
オメガの超代表モデル「スピードマスター」
Ref.3510-50
旧型番の最初の4桁は型番
更に言うと最初の4桁の一番最初の数字は「ライン名」
今回最初の数字は「3」なのでスピードマスターという事になります。
■1→コンステレーション
■2→シーマスター
■3→スピードマスター
■4→デ・ヴィル
旧型番の下2桁は文字盤色
■20→白文字盤
■30→シルバー文字盤
■31→シルバー文字盤にインダイヤル黒
■50→黒文字盤
■51→黒文字盤にインダイヤルシルバー
■80→青文字盤
等。
こちらは一部です。他にも存在しますが今回はここまでにします。
上の情報から見ると最後が50なので黒文字盤です。
前半はモデル番号(だと思います)、後半が色の番号。
これが旧型番の意味です。簡単ですね。
ただ、新型番はそうはいきません。
しかし、覚えてしまったら型番から色々な情報が分かるので便利だと思いますよ!!
それでは始めましょう!
例題 「Ref.311.32.42.30.04.003」 <311編>
改めて見ると長いですね。
別に全部覚えなくていいんです。
自分が覚えたいところと重要なところを知っておけば、型番の時計がどんなものかざっくり分かります。
じゃー型番をインターネットに入れて検索すればいいじゃん!
・・・は夢がないので今回はやめましょう。
そういうのじゃないんです。
時計好きってのは。
へーってなる知識ってのがいいんですよ!!・・・多分。
それでは本題に入ります。
Ref.「311」.32.42.30.04.003
どんな時計かは最後まで検索しないで読んでいただけたらいいかなー。
まずは最初の数字3桁の「311」です。
これはみなさんふわっとはお分かりですかね。
「型番」です。
※ちなみにこの「.」で区切ってあるのも決まりっぽいです。
3桁2桁2桁2桁2桁3桁で区切られています。
311が来たら「スピードマスタープロフェッショナルムーンウォッチ」というモデルです。
なぜか?
それは、決まっているからです。
ロレックスでいう旧サブマリーナデイトが、
Ref.16610、オメガだと「311」の番号が型番ということです。
オメガのコレクションコード一覧
コンステレーション系
■123→グローブマスター
■130→コンステレーション(メンズ/ボーイズ/レディース等全て)
シーマスター系
■212→シーマスター ダイバー300M
■225→シーマスター ブルヘッド
■227→シーマスター プロプロフ
■231→シーマスター アクアテラ(メンズ/ボーイズ/レディース全て)
■232→シーマスター プラネットオーシャン
■233→シーマスター シーマスター300
スピードマスター系
■311→スピードマスター プロフェッショナルムーンウォッチ
■318→スピードマスター スカイウォーカーX-33
■324→スピードマスター レディース(38mm仕様のモデル)
■325→スピードマスター スペースマスターZ-33
■326→スピードマスター レーシング
■327→スピードマスター マークⅡ
■331→スピードマスター ’57(初代モデルのクラシックな外観がモデル)
デ・ヴィル系
■424→デ・ヴィル プレステージ(メンズ/レディース)
■425→デ・ヴィル レディマティック
■431→デ・ヴィル
■432→デ・ヴィル トレゾア
■433→デ・ヴィル アワービジョン
その他
■513→トゥールビヨン系
■522→ブルヘッドのリオ限定
以上が2016年のカタログに掲載のあるコレクションコードです。
「5」番台は、恐らく限定系か複雑系の時に使用する番号・・・だと思います。
例題 「Ref.311.32.42.30.04.003」 <32編>
Ref.311.「32」.42.30.04.003
左から2番目の数字3桁の「32」です。
ここは「ケース/ベゼル/ブレスレットの素材」を表しています。
「32」が来たらステンレスケース(ベゼルはアルミ)のブレスがテキスタイルベルトです。
※今回のモデルのブレスは、カタログに「textile strap」と記載があった為、そのままカタカナで打ちました。見た目は表面がナイロンで裏がカーフベルトっぽいです。
「32」が素材番号。もっと厳密にいうと、
左側の数字「3」がケースとベゼルの素材番号で、
右側の数字「2」がブレスの素材番号を表しています。
ケース&ベゼル番号とブレス番号一覧
左側の数字の意味(ケース素材及びベゼル素材)
■1→ステンレス(ベゼルもステンレス)
■2→コンビ(YG×SSとPG×SSの両方を表している為型番だけではどっちかは不明)
■3→ステンレス(ベゼルがステンレス以外の場合に使用)
■4→現状確認できず。
■5→金無垢(YG無垢とPG無垢等コンビ同様、どっちかを型番での判断不可)
■6→金無垢ケースにベゼルが無垢素材以外
■7→現状確認できず。
■8→現状確認できず。
■9→チタン無垢かプラチナ(950)無垢、セラミック(ブラック/ホワイト/グレー)ケース、
チタン×セラミックベゼル等
※金とステンレスは上記で番号がある為、それ以外の素材が使用されていたら「9」らしい。
右側の数字の意味(ブレス及びベルト素材)
■0→左の数字系のブレスタイプ
ex)「10」であれば、左が「1」でステンレスなのでブレスもステンレスという意味です。
「20」であれば、左が「2」のコンビモデルなのでブレスもコンビ。
■1→現状確認できず。
■2→クロコ革ベルト以外のベルトタイプ全て。(カーフ、ラバー、ナトーベルト等)
■3→クロコ革ベルト(色までは分からない)
■4→現状確認できず。
■5→ベゼルダイヤで左の数字系のブレスタイプ
■6→現状確認できず。
■7→ベゼルダイヤでクロコ革ベルト以外のベルト素材
■8→ベゼルダイヤでクロコ革ベルト
※ベゼルダイヤは基本1重巻きですが、2重巻きのパターンも有り。
※ベゼルダイヤは基本ラウンドカットですが、バケットダイヤパターンも有り。
オメガ好きな方へ
今まで何となく長いなー、検索の時入力するのだるいなーなんて見てきた型番ですが、
これであなたもオメガの時計を見るのが楽しくなる・・・かも。
とても長くなりそうなので、次はパート2でご紹介したいと思います。
本記事の内容は、個人で調べたものです。
オメガ公認の情報ではありませんのでご注意ください。
ただ、公式カタログをひたすら眺めて、見比べてある程度は合っているとは思います。
が、間違い等ございましたら是非ご教授ください。
参考したカタログは2016年度のものです。
読んでいただきましてありがとうございました。
via www.omegawatches.jp