オメガの時計の中でも「シーマスター」と並んで人気の高い「スピードマスター」はもはやオメガの顔的存在です。
スピードマスターと言えば、人類で初めて月に降り立った1969年にアポロ11号のクルーが着用していたという事でも有名ですね。
また「オメガ」は高性能かつ高機能な点が認められ、オリンピックの公式時計に採用されるなど信頼のおけるブランドです。
スピードマスターのデザインも人気のポイントですが、上記のようなエピソードも男心をいい感じにくすぐってきますよね。
今回は“これからスピードマスターを買ってみようかな?”と考えているアナタや、“結構前に買ったけどあんまり使い方わからんぞ”っていうアナタに向けて操作方法や、各名称をまとめました。
意外と名称を知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
次からは各名称といまさら聞けない基礎知識をご紹介。
ちなみに今回のモデルはスピードマスター自動巻「3510.50」君。
時刻が『何分』であるかを示すための針。60分で文字盤をグルっと1周する。またの名を長針と言う。
ちなみに分針には夜光塗料がついています。
時刻が『何時』であるかを示すための針。基本的には分針よりも長さが短い。分針が文字盤を1周する間に時針は1時間ぶん進み、12時間かけて文字盤を1周する。短針とも呼ばれる。こちらも分針と同様に夜光塗料がついています。
スモールセコンドとは時分針とは別に配置された時刻表示用の秒針のことです。
後述するクロノグラフ針のことを秒針だと思いがちなので注意。
スピードマスターの場合は1メモリ5秒で刻み、60秒で1周する。
なおモデルによって配置位置は異なる。
主に時刻合わせやゼンマイを巻き上げる際に使用する。1段引き上げると分針と時針が連動して回すことができ、時刻を合わせることが出来る。こちらのスピードマスターには日付表示は無いが
日付有りモデルの場合もさらにリューズを引き上げると操作し合わせることが出来る。
クロノグラフ機能(簡単に言えばストップウォッチ機能)を作動させるためのボタンでクロノグラフ秒針が止まっている状態でボタンを押すと動き出し、もう一度押すとストップする。
リセットボタンとは先ほどのスタート/ストップボタンの下部に設置されており、クロノグラフがストップしている状態で押すと、クロノグラフ秒針や各積算計の針がすべてリセットされ元の位置に戻ります。
流れとしては「スタートボタン」→「ストップボタン」→「リセットボタン」といった感じ。
クロノグラフ秒針とは60秒で1周するクロノグラフ用の針です。
一般的な感覚だとこの針を秒針だと勘違いするケースが多い。スピードマスターの場合は秒針ではないのでご注意を。
クロノグラフ針は通常の状態では止まったままだが、前述のスタート/ストップボタンを押すと動き出す。ここで注意してほしいのは起動させたまま押し忘れの無いように。故障の原因になる場合もあるんだとか。
タキメーターとは簡単に言えば時速を測るための機能です。1kmの距離を走った時のタイムを計測することでおおよその平均時間を知ることが出来るのです。
使い方は前述している「スタートボタン」を押してクロノグラフ秒針を動かし、1km走行したときに「ストップボタン」を押す、クロノグラフ秒針が指したベゼル(外周についてる数字)がその時の平均時速となります。
例として1kmを30秒かかった場合、針が「120」のメモリを指すので平均時速はおおよそ120km/hという感じです。
30分積算計とは「1メモリ=1分」の計算で表示されるカウンターのこと。クロノグラフ秒針をスタートさせて、計測された累計時間を30分まで表示します。クロノグラフ秒針が文字盤を1周すると針が1メモリ分ぶん進むって感じ。
なお前述のスモールセコンド同様にモデルによって配置位置が異なる。
12時間積算計とは「1メモリ=1時間」の計算で表示されるカウンターのこと。クロノグラフ機能をスタートさせて、計測された累計時間を12時間まで表示する。前述の30分積算計の針が文字盤を2周するとこの針が1メモリぶん進むって感じ。
いかがでしたでしょうか。持っている方でも意外と知らない使い方もあったのでは?
またこれからスピードマスターの購入を検討されている方のお役に立てていれば幸いです。
最後に上の画像のように同じスピードマスター「3510.50」でもインデックスのヤケ加減で雰囲気も異なってきて面白いですね。
スピードマスターには様々な種類があるので、きっとお好みの1本があるはず!
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