昨年から何と無く「腕時計欲しいなぁ」と考える様になって来まして。
まぁでも「コレだ!!」と言うのは当初は特に無くて、ただ漠然と「腕時計欲しいなぁ」と。
色んな腕時計サイトをボケーっと眺めていて、「やっぱりリセールバリュー考えるとロレックス?」とか「現行よりヴィンテージ?」なんて悶々としていた訳です。
もちろん、良いのが無ければ買わないと言う選択肢もありましたよ。
有名サイトを転々と見ながら、やっぱり今はタイミングじゃあないかなって感じ始めて、一旦は物欲熱は収束してきたんです。
結局、それから2、3ヶ月は何も見つからずサイト巡りだけが日課になってました。まぁ通勤時の暇つぶしなんで、サイト巡りは嫌いじゃないですけどね(笑)。
しかし物欲熱は意外なところから再燃したんです。
ある日奥さんから「クローゼットを掃除してたら時計が出て来たよ。着けないなら売れば?」と
数年前に購入後、「やっぱり違う」としまい込んで忘れていた時計があったんです。
忘れておいてあれですが、放っておくと勝手に売られるかも…と不安だったので、売却を決意したんです。
んで、これを軍資金にして欲しいヤツ買おう!てことで物欲熱が再燃したんですよ。
自分の要望をまとめて、それにマッチするものを探しはじめます。
そして、やはり少しでも高く売却する為にアッチコッチに見積もりを出してもらいながら、
時計探しを再開。その時に昔よくお世話になったアンティークショップのサイトを見て、見つけちゃったんですよね〜。
チュードル Ref.79160 クロノタイム!
早速、ショップに連絡してコンディションやら付属品の有無を細か〜く確認。
うん、BOX、ギャランティカード、カードケース、タグ付きのぼぼ完品!
残念ながら冊子はないけど、無問題。
あともしアレだったらと忘却の彼方にあった時計の売却値を聞いてみたら、買い替えってことで1番高い値段だったので即決!!
時計を送って、到着を待つわけです。
しかし、タイミングが合う時ってトントン拍子に進むんですね!
事前に忘却時計の売却金額がプラスで差額が出ると伝えられていたので、休日に振込み確認のため銀行に向かっていた時、宅配業者からお届けの在宅確認の連絡がありダッシュで帰宅しましたよ。
もう待ち遠しくて堪りませんでした(笑)。
日頃の運動不足と加齢でちょっと走っただけで酸欠状態…。
自分の衰えを実感しつつ、ヨタヨタと自宅前に着くと宅配業者のクルマが停まっているのが見え、残りのパワーを絞り出し小走り。
丁度荷台から宅配の人が出て来たので
「はぁはぁ…あの…はぁはぁ…〇〇です…はぁはぁ…グフッ…僕の荷物…あ、ありますか?…はぁはぁ…」
なんて感じで話しかけてしまったんで、完全に引かれてたと思います(汗。
目も血走ってたでしょう…。
宅配業者さん、申し訳ございません。
待ち遠しかったんです。
荷物を受取り、いよいよ開封の儀。
小振りのダンボールを開け、ソロソロと緩衝材に包まれた時計を取り出します。
通販で購入した事がある人はご理解いただけると思いますが、この瞬間が一番興奮するんですよね。
そもそもなんでチュードルのクロノタイムをチョイスしたのかと言いますと、僕は元々新しいものより古い枯れた感じのものが好きで、時計に限らず洋服なんかも古着屋で買ってたんですよ。
まぁ多感な思春期を古着屋のメッカと言われる土地で過ごした影響もあるとは思います。
あとはただ単純にクロノグラフが好きと言う趣向ですかね。今までの時計遍歴を見てもやっぱりクロノグラフが多かったです(笑)。
話が逸れましたが、そんな想いを馳せながら開封の儀を進めます。
緩衝材を剥がしていよいよ開封。
その御尊顔を拝した時、予想はしてましたがケースが分厚い!
「あ、超細腕だけど大丈夫かしら…。」なんて一抹の不安が。
以前、流行に乗ってパネライのPAM00049を買った時も、何だかゴツすぎて手首をはみ出してたので即売り飛ばしてしまった事がありました。
このRef.79160もケースサイズは40mm弱。
嗚呼、神様!お願い、はみ出さないで!!
恐る恐る・・・腕に通して真上、横、斜めから眺めてみる。
やっぱりケース厚がカマボコ、Big Blockと呼ばれているだけの事はあります。
曰く、無骨。
40mmオーバーのデカケースが主流になった現在、今では40mm未満の新作も少数派になりつつあるけど、このクロノタイムは20年以上も前に生産され、恐らく当時ではかなり大きいケースの部類に入ってたと思います。
実寸で横39.5mm。
そんなRef.79160が僕の超細腕の上に鎮座していらっしゃる。
……おっ、ギリギリはみ出てない。
ヨッシャ!セーフセーフ!!と胸を撫で下ろし、マイルーペで針の腐食やトリチウムの具合、プレキシガラスの欠け、プラタキベゼルのキズ、クロノグラフの動作などを入念にチェック!
よーしよし、グッドコンディションだ。
腕周りを合わせるため、工具でブレスを調整。
腕を自然に動かしてみる。
ローターの振動がかなり大きい!
初めて装着してみましたが、腕に直接伝わるこの振動は嫌いじゃないです(笑)。
何だか時計が生きている感じ?分かりますかね?!
ムーブメントはETAバルジューCal.7750。
汎用性の高いムーブメントで様々なメーカーのクロノグラフモデルで使用されています。
ただ、故障も多いので購入の際は動作確認は必須です。
僕の購入したクロノタイムは問題ありませんでした♪
裏ブタには"ORIGINAL OYSTER CASE BY ROLEX GENEVA"の刻印が。
ロレックスのパーツを使用している事を表していますね。
リュウズもロレックスのものを使用しているのでクラウンがあります。
個人的にはチュードルにロレックスと2度オイシイ気分になってきます。
やっぱりいい…。
この何とも言え無いオーラ。
インダイアルのレコード溝もそそられます。
しかも購入したモデルは台形インデックスのデイトフチあり、マットダイアルの所謂前期型。
ちなみに、後期型は長方形インデックスのデイトフチ無し。
マットダイアルとツヤありダイアルの2種あり、好みは分かれますが個人的にはこの前期型が好み。
凄くカッチョイイです!
デザインには大満足で言う事ナシ!
なんですが、やはりこの超細腕ではブレスとバックルをマックスまで縮めないとフィットしないのです。
そうすると装着時のバックル位置が真下にならず、斜めになるんですよ…。
我慢するか手首鍛えて太くしないとダメなんですよねぇ。
という事で、Amazonでナイロンストラップを探すことにしました。
色々種類がありますが、Ref.79160のラグ幅は20mm。
なので、20mm幅のストラップをチョイスします。
これを間違えて19mmとか21mmなどを着けてしまうと、隙間が出来たりギチギチになったりと不恰好になってしまうので注意が必要です!
安いものだと¥1,000以内で購入出来ますが、今回僕がチョイスしたのはCYBER EDGE,Inc.のNATO STRAP NYLON (オールブラック, 20mm)。
金属部もPVD加工されていてとってもクール!
お値段は¥1,800と平均より高めでしたが、ここは妥協せず即ポチ。
翌日には無事届き、早速付け替えました。
クロノタイムにナイロンストラップの組み合わせは余り見ないし、周りにはオーソドックスにステンレスブレスの人が多いので大丈夫かな?とは思いましたが、これが大正解でしたよ!
ナイロンストラップに付け替えましたことで、よりフィット感が増しましたし、何よりカスタマイズすることで自分だけの唯一無二の存在になりました。
もう末長くよろしくお願いしますって感じです(笑)。
特にこれからの季節、アツイ夏にもヘビロテ間違い無しです!
ナイロンストラップにしたり、ステンレスブレスにしたりとその日の気分で変えていますが、やっぱり買って良かったと思います!
そして何よりナイロンストラップと意外にマッチするって事が楽しみの幅を広げました。
ナイロンストラップはホントに色のバリエーションが多く、選ぶのが楽しいですよ!
これまで様々なメーカーのクロノグラフを購入してきましたが、チュードルのクロノタイムは一生使うと思います!…多分(笑)。
クロノグラフ好きな方、またこれからクロノグラフモデルの購入を考えている方、チュードルのクロノタイムは中々味わい深いですよ?
是非是非、候補の一つに入れてみて下さい。
後悔はしないと思います!