パテックフィリップとは?
1839年に創業。175年以上の歴史をもつスイスの世界三大時計メーカーの一つ。
経営者のアントワーヌ・ノルベール・ド・パテックとジャン-アドリアン・フィリップの
二人の名前を取ったのが社名の由来です。
2009年からは独自の品質基準、PPシール(パテックフィリップシール)を設けており
世界最高の品質を保っています。
また、100年以上前に制作されたどんなに古い時計や、
正規・並行品でも関係なくパテックフィリップの商品であれば「永久修理」宣言をしている。
メンテナンス体制が万全なので一生ものの時計として選ばれることが多いです。
愛用者には、ヴィクトリア女王、アインシュタイン、チャイコフスキー、ウォルトディズニー、ブラッドピット等、名立たる人物の名が連ねます。日本人では、王貞治さん、くりぃむしちゅーのおふたりや、バナナマンの設楽さん等が愛用しているようです。
価格は200万位~数十億円になるものまで存在します。
ちなみに2014年に創業175周年を記念して世界限定7本だけ制作された
グランドマスターチャイム 5175。開発・製造・組立てに延べ10万時間が費やされており
パテックフィリップ至上最も複雑な腕時計。価格はなんと3億円オーバーという時計もあります。
パテックフィリップ ノーチラス 5711/1A-001 ブルーグラデーション
まずは基本的なスペックをご紹介。
ステンレス素材
サファイアクリスタル
シースルーバック
12気圧防水
ケース径(10-4時方向)40mm
厚さ3.3mm
ハック機能なし
自動巻き キャリバー324SC 毎時振動数28.800
部品総数213個
連続駆動可能時間:最小35時間、最大45時間
ジュネーブシール(2009年以降の製品はPPシールに変更されている)
定価3,013,200円 (2016年3月現在)
文字盤の色は他にホワイトがあり
正規店では予約しても数年待たないと購入できないほど人気で、
中古品でも新品価格を上回る程のプレミアが付きます。
ロレックスのデイトナ同様、買いたくても買えない状態が続いてる入手困難モデルです。
デザインはオーデマピゲのロイヤルオークやIWCのインジュニア等のデザインを手掛けた
故 ジェラルド・ジェンダがしています。
1976年の誕生以来、今日に至るまで大きなデザインの変更の無く制作されている名作です。
見た目はシンプルな3針モデルですが、数多くの製造工程が必要でベゼルの仕上げだけで約20工程の作業が必要とされているなど、膨大な手間と時間を掛けて作り上げているそうです。
パテックフィリップ ノーチラス 5711を着用してみて
ケース径が約40mmありますがケースが薄いので、それほど大きく感じません。
シャツの袖にもスッと収まりますので、今流行りの40mm以上のケースが大きく、
分厚い時計をするとシャツの袖がボロボロになってしまう問題も起こることなく着用が可能です。
↑これは結構重要だと思います。
また、さすがパテックフィリップと思うほど、ブレスレットの装着感が素晴らしいです。
腕に吸い付くかのようにフィットして、時計が体の一部になったかのうようです。
この気持ち良さは実際付けた人にしか味わえません。
また肝心な精度は実際に計測器で測ってないので正確な日差等は分かりませんが、
自分は毎日仕事時とプライベートで着用してますが、まったく気になりません。
2月に1回の日付を合す時に少し調節する程度です。大体この時で+1分位のズレです。
そして愛用していく上で気になるオーバーホール料金は、
3月の初めにメーカーに出して手元に帰ってきたのが6月の初めでした。
料金は2015年の6月の時点で分解洗浄&ケースとブレスを全て磨いてもらって約15万円。
ロレックス等にくらべると期間も少々長いし、値段も倍以上掛かってしまいます。
超高級時計だからしょうがないのかもしれませんね。
付属品紹介
箱は高級感があり、箱だけでもかなりお値段しそうなくらい作りがしっかりしてます。
インターネットで箱だけで数万円で販売しているお店もありました。
しかもかなり重いです。購入時、重すぎて持って帰るのが嫌で後日郵送を頼んでしまったくらいです。
その他にギャランティーカードや説明書の冊子やケースなどあります。
パテックフィリップ ノーチラス 5711の現在の相場は?

2016年12月22日現在の相場
私が購入したのは2015年で、その時は販売店に入荷すると即売れ状態が続いていました。
その為どんどん値上がりして、新品が370万円前後、
中古品で300〜320万円前後で販売されていた記憶があります。
私は付属品完品で保証書が(並行2009年12月印)
正規でコンプリートサービス済みで320万位で購入しました。
2016年9月30日の相場は、新品が370万円前後、
中古品で290〜300万円前後まで相場が下がってきているようです。
2016年の12月22日の相場は、新品で370~380万円前後。
中古品で310~340万円前後まで相場が上がっています。
2017年2月17日の相場は、新品が370~395万円前後。
中古品で350~370万円前後で、じわじわと上昇傾向にあります。
昨年の時点では関東圏にあるお店で、在庫がある店舗をチラホラ見かけましたが、
現在は5本もないくらいで在庫が少ないです。
ノーチラス生誕40周年モデルが発売されるなどして、さらにノーチラスが注目され、
また品薄状態になってしまったんでしょうかね⁉
今の状況を見ていると、今後さらに相場が上がりそうな予感がすると個人的には思います。
トケマーにて販売中!
ちなみにですが、訳あって今回紹介したノーチラスを手放そうと考えています。
現在、トケマーさんにて販売中です!
中古品ですが保証が付けられない分、市場価格よりかなり安く出品させていただいています。
大事に使用していたので、大きな傷などはなくキレイな状態だと思います。
真贋に関しては、パテックフィリップでコンプリートサービスも受けていますし、購入時に大黒屋さんで鑑定してもらえるので100%偽物の心配はありません。
時計好きで、大事に使っていただける方に購入していただければうれしいです。
※今週の金曜日(2017年2/24)までに売れなければ、買取りしているお店で売ってしまうので、購入希望の方はお早めにお願いいたします。
※おかげさまで次のオーナー様が見つかりました。ありがとうございました。
まとめ
パテックフィリップの製品は他社のメーカーに比べて製造本数が極端に少ないようです。
欲しいモデルがあるからと言ってお店に行ってもすぐ購入できないものがほとんどです。
自分の欲しいモデルがお店にあったらなるべく早めに決断して購入することをお勧めします。
チャンスを逃すとモデルによっては何年も待たないと入手できなくなってしまいます。
今回ご紹介したノーチラスは3針のステンレスモデルだけでなく、
プラチナ・イエローゴールド・ホワイトゴールド・ローズゴールド素材のモデルや、
クロノグラフ機能、トラベルタイム機能、アニュアルカレンダー機能などを搭載したモデルなど、
バリエーション豊かです。
あなたの使い方にあったお気に入りのモデルを探してみてはいかがでしょうか。