NOMOS(ノモス)手に入れちゃった・・・。
以前スクラッチで50万円当たったら買いたい時計3本(しかも3本買っても50万以内!)で取り上げた時計で、グランドセイコーを購入してしまったお話も記事にしましたよね。
入手経緯
入手経緯という言葉を使ってはいますが、もちろんタダなんてことはなく購入しています。
半年もたたないうちに時計を2本も購入してしまった罪悪感が、自然と言葉を選ばせてしまったのではないでしょうか・・・。現実逃避ですね・・・。
「当たったら・・・」記事を書いた後にグランドセイコーSBGR099を購入したのですが、うきうきしながらGSを使っていながらも、トケマーでずっと気になっていたNOMOSがついに売り切れてしまって、「やっぱり欲しいものは欲しい時に買わないと後悔する。しかもひきずる!」という事に気づいたのでした。もちろん予算がかけ離れていたら諦めもしますけどね。高すぎるものはどうひっくり返っても買えませんから。
買えなくなると、欲しくなるのが人間のさがというものですよね。
気になっていたオリオン38㎜が売り切れてまった後も毎日トケマーといろいろな販売サイトやオークションをチェックしていました。
気になる時計はちらほら出てくるのですが、トケマーでオリオンが欲しかった時の販売価格を考えると躊躇してしまうお値段が多かったです。
そんな時に現れました!
ノモス ラドウィッグ38㎜ 裏スケモデルがオークションに低価格で出品されていたのです。
非常に安い価格からのスタートでしたので、「即決価格もないし終了間際の勝負だな!」と終了日時まで値段よ上がるな上がるなと祈っていました。
結論としてはおおむね?予算の範囲で無事に落札できました。やはり終了間際の勝負でした。
思った以上に安く買えそうとニマニマしていたら、やはりそんなに甘くはないですよね。
結局当初の予算プラス5000円ほどになってしまいました。
それでも相場よりは安く買えたと自負しています。
この時は届いていなかったのでコンディションも見ずに言えた事でもないのですが・・・。
入手モデル
NMOS LUDWIG38㎜ LD1A2W238
さっとスペックを確認しますと、
ケース:ステンレススティール 風防:サファイアクリスタルグラス
直径:37.5mm シースルーバック 厚さ:6.8mm 防水:3気圧
文字盤:ホワイトシルバー 針:3針(スモールセコンド)・青焼
ムーブメント:手巻き ストラップ:ホーウィン社製シェルコードバン
拡大写真集
ブランドロゴ
あれっ?文字盤白くない・・・。そうなんです。自分も勝手に勘違いしていたのですが、文字盤がホワイトシルバーらしいのですが、ほぼシルバーでかつ梨地です。ザラザラした感じですね。
ヤフオクの商品詳細を確認してみましたが、きちんと見た目通りのシルバーと記載されていました。思い込みが激しい今日この頃です・・・。グランドセイコーもシルバーなので、シルバー被りしてしまいました・・・。
梨地ですので、ブランドロゴのプリントがぷっくりと立体的に施されているのかは確認できませんでした。ほとんど平面の印字なのかと思います。
シンプルなデザインの時計(そこがいいんですけど)ですので、他に文字が記載されているのは6時位置の「MADE IN GERMANY」のみです。グランドセイコーはもちろん「JAPAN」でしたね。いろいろな国の時計が集まり始めました♬。
青焼き針
大好きなブルースティール、青焼き針です。スモールセコンドが6時位置に配置され、長針と短針の合わせて3針のデザインなのですが、3本とも綺麗な青焼きが施されています。
スモセコの針中心も及第点といった所でしょうか。ふっくらドーナツ状に仕上がっています。
しいて言えば少し中心の穴が広いかなぁという位です。
取付の時の力のかかりかたが良くなかったのか?少しガタツキがありますが、オーバーホールの時にでもついたのですかね。
青焼きの具合はグランドセイコーの秒針の青焼き具合より、こちらの方が好きです。
光が当たった時だけ青が輝き、普段は青さを主張しません。むしろ黒に近い濃紺です。

GSのブルースティール
グランドセイコーの青焼きは、光のあたっていない部分も輝きが強いのが確認できますでしょうか。
ムーブメント
お気に入りのひとつの裏スケです。ローターが無い手巻きです。ドイツらしいというべきか、A.ランゲ&ゾーネのランゲワン同様、ドイツ時計伝統技法の3/4プレートとなっています。ムーブメントの安定性が高まるとかそんな事はないとか、審美眼的にはアウトだとかオッケーとか賛否両論、いろいろな意見があるようですが、自分は好きです。
3/4プレートにはブランドロゴの「NOMOS GLASHUTTE」の刻印がなされていますね。金色の墨入れがされておりゴージャスではありますが、同じようにローターにブランドロゴを刻印しているグランドセイコーの作りとは異なって、かまぼこ彫りにはなっていません。
この点についてはグランドセイコーに分がありますね。
縞々模様のコートドジュネーブ加工については好みの差にはなるのでしょうが、NOMOSの方が幅が狭くて、あまりギラギラした感じがしないので個人的には好きです。
つつましやか、でもしっかり装飾という感じです。
ムーブメントの面取りはどうでしょうか?常に気にしてしまう自分もどうかと思いますが。
一応面取りはされているようですね。一応という理由は、少し磨きが足りないかな?という気がしますので。輝きが足りないですよね。まぁ、ランゲワンの面取りを求めても販売価格が違いすぎますからね。
時計の心臓部であるテンプです。あれっ?輪っかのまわりにねじ(チラネジ)が無い。
ねじがウェイトになって反復運動の調整をはかるのですが・・・。必要ないってこと?
気になってグランドセイコーも見てみましたが、こっちも無かったです(汗)。
どちらも自社ムーブメントなのですが、ルビーをとめる金具ひとつとっても違う物ですね。
外装
裏蓋の裏スケ周辺の刻印の一部です。モデル名の「LUDWIG」の部分ですね。
刻印はレーザー刻印のようでです。
他には3気圧防水とか記載されています。ドイツ製なので防水表記がドイツ語?なんですね。
裏蓋にスクリューロックを回す溝がないので、これどうやって蓋開けるんだろうとよく見ていたら、スナップバックでした。裏蓋だけでなく表のベゼルもここから開けられるようにこじ開けの溝があります。3層のサンドイッチ構造ですね。防水性は低いので気を付けないと。
竜頭です。小さいですがしっかり「NOMOS」と刻印されています。もちろんレーザー刻印です。薄い刻印ですね。
尾錠の刻印に寄ってみました。こちらはレーザーではないですね。しっかり彫られています。
ストラップは純正のシェルコードバンという革ベルトの未使用品がついていました。
未使用?と思われるかもしれませんが、こういうものらしいです。スタンプマークが入っていたりするものもあるようです。
どうして未使用かわかったかというと穴につく棒を通した形跡がなかったので、たぶん未使用かと・・・。革も一度でも使うとしわが寄るタイプの革ですので。
せっかく未使用の純正がついてきたのと、ちょうど夏場でベルトが痛むので、この純正ベルトはそのまま少し出番を待ってもらう事にしました。
では変わりは?となりますよね。それについては後ほど。
付属品
付属品は完備と言っても良いのではないでしょうか。木箱にスリット、クロス、取り扱い説明書、保証規定、保証書の冊子です。
一番あって欲しい保証書があるので文句なしです。しかも日付を良く見てみると・・・、
なんという事でしょう。2016年の6月発行ではないですか。純正未使用ベルトに日付の浅い保証書付き。文句なしのコンディションですね。非常にお買い得でした!
唯一気になるのはオーバーホール歴ですかね。普通ならしていないと思うのですが、スモセコの針中心の傷が気になる所です。
替えベルトを楽しむ
夏場に革ベルトはすぐにベルトが痛むし、匂いの元なので嫌だなぁという事で、落札した商品にもNATOベルトはついていましたが、とりあえずWATCHMONSTERの記事で気になっていたパーロンストラップを購入してみました。黒白青のストライプのは以前から持っている手持ちのNATOベルトです。その両隣が改めて購入してみたパーロンストラップとなります。
次にパートナーに頼まれたアビオンブルー。爽やかですね。
そうなんです。シェアして使うというのも購入動機の言い訳にしています。自分のためだけじゃないからというイイワケ・・・。
なおさらベルトの交換がしやすいNATOベルトやパーロンストラップは好都合なんです。
トケマーで見つけたドイツ時計
まとめ
パーロンストラップをつけて腕につけてみたのですが、どうにもベルトが薄すぎて夏フェスのリストバンド感が否めません・・・。なので、やはりNATOベルトか革ベルトがいいなぁと感じてしまいました。
何かいいものはないかなぁとネットを探し回っていたら、またもやオークションで未使用純正ベルトが安く出ているではないですか。しかも革ベルトではありますが、腕に触れる裏面がウレタン加工がされて耐汗性がUPされているので、汗を気にしていた自分にはちょうど良いです。
これから毎日がどの時計をつけていこうかという贅沢な悩みに悩まされる予定です。
そのうち考えるのが面倒臭くなって、デイトの変更をしなくていいようにパネライばかり使う事にはなりそうですが・・・。
皆さんの購入の参考になれば幸いです。