オメガとは?
1848年にルイ・ブランが創業し、150年以上の歴史があるスイスの高級時計メーカー。
現在は、スウォッチグループ傘下に所属し、
オリンピックや数々の国際大会などで公式計器を担当するほど、
機械の精度に信頼のある時計メーカー。
オメガの代表的なモデルは、スピードマスター、シーマスター、コンステレーションなどで、
価格帯は、新品で約50万円~、中古品なら10万円以下で手に入れることができる。
オメガ スピードマスター 3510.50
基本的なスペックはこれ!
自動巻き
ステンレス製
ケース幅 38mm
重さ 約100g
日常生活防水
クロノグラフ機能
プラスチック風防
生産終了品
国内定価 220,500円(生産当時)
オメガのスピードマスターを細かく見ていくぜ
まず時計の顔とも言える正面から。
ちょっと古臭いデザイン。
黒文字盤らしいが、紺色にも見える何とも中途半端な色味。
時計を持った時も、軽く少し安っぽい感じがする。
オメガは高級時計ブランドと言われているが、高級の『こ』の字もない気がする!
風防もプラスチック風防で光がスゴイ反射してかなり視認性が悪いし、キズがつきやすい。
ケースの大部分はツヤ消しされていて、キズや汚れが目立たないから良い。
リューズとプッシュボタンも、ちょうどいい大きさで操作もしやすい。
ちゃんとリューズガードがあって安心感もある。
横から見ると、ベゼルとケースの間に謎の空間がある。これは何のためにあるんだ?
もしこれが何の機能もないただのデザインならちょっと意味が分からない。
プラ風防だと、この角度からでは全く文字盤が見えないし、
風防のもっこり感がより古臭さを感じさせる。
プラ風防は古いモデルに使われていたものだから、
風防がもっこりしてる=プラ風防=古い時計 って感じになる。
裏蓋にはオメガトレードマークであるシーホースが刻印されている。
頭は馬で、体が竜の化け物でデザインが不気味。
隙間に垢が溜まって掃除もやりずらそうだからこのデザインはいらない。
鏡面仕上げだとキズが目立ちやすいから、ツヤ消し加工がいい。
現行の手巻きモデルで、裏スケ仕様のモデルがあるがこれは好きだな!
ムーブメントもしっかり作ってあって、付属品も豪華で約40万円で買えるのはコスパ良い!
オメガロゴの印字は滲みやハゲている部分もなく、均等でキレイに印字されている。
針は普通のシルバー色ではなく、よく分からない白くザラザラした感じの加工が施されている。
このザラザラ加工ではなく、普通のシルバー色の金属のままの方が高級感があったと思う。
でも文字盤が黒だから、白い針は見やすくていいかも。
でも経年劣化で、針がヒビ割れしそうだな。
ブレスもペラペラで軽くて少し安っぽい。
時計を振るとシャカシャカ安っぽい音が聞こえる。
ホームセンターとかで1000円位で売ってる時計のブレスみたいな作り。
ブレスがペラペラだから、こんな感じでブレスがヨレる。
ブレスがヨレると、直すにはブレス全体を交換しないといけないので費用が高くなる。
革ベルトに変えた方が使いやすそう。
バックルはオメガのロゴと、モデル名のスピードマスターの文字が刻印された地味なデザイン。
何度か磨きしたら消えちゃいそうだな。
あと、シングルロックバックル仕様だから、外れてしまう可能性があるから心配だな。
クラスプも特に特徴のない作り。
高級時計なら、こういう目に見えないところもきちんと手を抜かず仕上げるのが普通。
オメガの刻印でも彫れば、もう少し良くなったかもしれないな。
バックルにもオメガロゴが刻印されているから、あえて入れなかったかもしれないが。
まあ、ロレックス・パテック・オーデマピゲとかも、
古いモデルは同じようなクラスプの作りだったりするからしょうがないのかもな。
このモデルで一番ダメなところは、バックルが固すぎて着脱が大変ところ!
バックルとベルトの隙間に指を入れてベルトを外す仕組だが、
隙間も狭いし固いので爪が剥がれそうになる。
シングルバックルで、外れないようにきつくロックされるのは分かるが、
これは外す時のことを考えてない位固い。女性だと結構大変だと思う。
着ける時もかみ合わせが悪く、なかなかピタッとロックされない。
現行品はちゃんとプッシュボタン式になっているから、大分改善されたと思う。
最初から気づけよって話だけど。
付属品
これが外側の箱。
質感は普通の箱って感じ。真っ白なので汚れやすい。
経年劣化で、内箱の赤い色が移って汚くなる。
無難に黒い箱の方が良いと思う。
これは時計を入れる内側の箱。
外側は赤で内側は白色でいたって普通。
しかも、この外側の赤い部分は、経年劣化しやすくボロボロと剥がれてきて汚くなる。
あとなんか変な匂いがして臭い。
時間が経つとこんな感じでボロボロになって汚くなる。マジで触りたくないほど汚い。
日本みたいな湿気が多い国だとこの箱はだめだな。
現行品は、木製とかになっているのでその心配はないようだ。
取扱い説明書・カードケース・オメガのタグ。
オメガだけじゃないが、時計ブランドの取説って異様に分厚いのが多い。
何か国語で説明が書かれているが、説明書をきちんと読む人っているのか?
カードケースは無駄に7か所ホルダーが付いているが、
付属のギャラとカードを入れても全部で3か所あれば足りる。
ギャラ以外は特に入れる必要はないからなんに使うのだろう?
あと、内箱と同様に、経年劣化でケースの素材がボロボロに剥がれてきて汚くなる。
ギャラカードもケースにしまっておくとくっついてしまう可能あり。
万が一、ギャラの日付の部分に付着してしまって日付が確認できなくなって、
買い取り時の査定に影響が出る可能性がでてくる。
保証書のカードもいたって普通。
型番・製造番号・購入日・販売店名が印字される。
※今回の保証書は並行品なので、販売店印がない。
いらないけど今の相場

2016年11月18日現在

2016年11月18日現在
9~19万円が現在の相場。
すでに生産終了しているモデルだから中古品だけしかない。
自動巻きでクロノグラフ機能付きで9万円って安い。中古品の評価低すぎ。
よく40、50代のおっさんとかが、ブレスヨレヨレの風防キズだらけの、
かなり使用感のあるスピマス着けてる人見るけど俺には意味がよく分からない。
昔買った思い出の時計だったり、親から譲り受けた時計だったりするのかなぁ?
まとめ
最後は俺が持っている、ノーチラスと並べてみた。
並べてみた結果、俺にはノーチラスだけで十分。
あたり前だけど、並べるとスピマスとの違いが一目瞭然!
仕上げの技術やデザインにも値段の差が出るんだな。
ノーチラスのオーバーホール代金でこのスピマス買えちゃうよ。
スピマスの良い所は、知名度は高いから時計に詳しくない素人連中にも気が付いてもらえること位かな。一般人にはノーチラスよりオメガの方が知名度は高いと思う。
それ以外は思い浮かばない。
世間一般的にスピマスは高級時計と見られているが、
実際手に取ってみると高級感をまったく感じなかった。
俺の周りの時計好きの人からも、オメガのスピマスは評判は悪い。
人によって感じ方は様々だから、時計を購入する時は必ず試着する事をおススメする。
時計は決して安い買い物じゃないから気をつけろよ!
以上!