2022/3/28 こふ
今回ご紹介する時計は、オメガ(OMEGA) シーマスター ダイバー300M 007 エディション 最新作「007 ノータイム トゥ ダイ」で実際にジェームスボンドが着用するモデルと同じデザインのRef.210.90.42.20.01.001 のレビューをしてまいりたいと思います。
●基本スペック
リファレンス:210.90.42.20.01.001
ケースサイズ:42mm
素材:チタン(Ti)
ベゼル:逆回転防止ベゼル(アルミニウム製)
防水性:300m/1000 フィート防水
ムーブメント:マスタークロノメーター キャリバー8806
パワーリザーブ:55時間
ブレスレット:チタン(Ti)
ダイアル:ブラウン
定価:1,166,000円(税込) 2022.3月現在
●007とオメガ シーマスター
1995年以来、全登場作品でオメガ シーマスター を着用しており、映画公開の度に限定モデルが発表されてきました。今回ご紹介する限定モデル オメガ シーマスター ダイバー300M は2021年に公開された最新作「007 ノータイム トゥ ダイ」の公開記念でリリースされたモデル。2020年公開予定だった今作ですが、コロナウイルスの影響により公開が1年以上延期となり、こちらのモデルも発売が遅れていました。
●レビュー
実機を手に取る機会がありましたので、レビューをしていきたいと思います。
文字盤はマット仕上げのブラウンとなっており、ベゼルも文字盤のブラウン調のカラーとなったいます。インデックスが大きく、針も太い作りとなっているのでどこかポップな印象漂うデザインとなっています
褐色の夜光にメッシュブレス、そしてドーム型のサファイアクリスタル風防でヴィンテージの雰囲気が漂っています。
文字盤6時位置にある「↑矢印」のようなマークは「ブロードアロー」といわれるイギリスの官有物を表すマークです。このモデルが"エージェント仕様"であることを表しているようです。
ケース、ブレスレットの素材は「グレード2チタン」という軽量の素材が使われています。チタンは軽量で耐食性に優れる素材で加工しやすいのが特徴です。オメガが採用している"グレード2チタン"は深みのあるグレーが特徴です。
実際に着けてみましたが非常に軽量で重さはまったく気になりませんでした。さらにメッシュブレスレットはフィット感もあり腕によく馴染みます。ただ、きつく締めすぎるとリューズが手の甲に刺さるので少し余裕を持ったサイズで着用した方が良さそうです。笑
裏蓋も007にちなんだデザインとなっています。裏蓋にそれぞれ刻印がされていますが、それぞれ説明をすると・・・
0552/923
7697
A/007/62
「0552」は海軍の所属部隊、「923」と2行目の「7697」を合わせてダイバーズウォッチを示しています。3行目の「A」はねじ込み式リューズの意味で「007」はご存知、ジェームス・ボンドのエージェントナンバー、最後の「62」という数字は記念すべき最初の作品"007 ドクター ノオ」が公開された1962年を表しています。刻印の背景を知ることでさらに愛着が湧きそうですね。
●現在の相場は・・・
気になる相場ですが2022年3月現在、並行中古相場は100万円〜120万円となっており、定価をわずかに下回る金額で推移しています。
限定モデルとはいえ7000本以上は生産されているようなので、最近では並行店でもよくみかけるようになりました。
今の流通量を考えると今後相場はもう一段階落ち着き100万円を割ってくると思いますので狙っている方は少し下がるのを待ってからでも良いのかなと思います。