2022/04/11 Jenny
3月30日『Watces & Wonder Geneva 2022』が開催されました。ロレックスをはじめパテックフィリップ、ウブロ、カルティエ、タグホイヤー、ヴァシュロンコンスタンタンなど人気ブランドが続々と新作モデルを発表しましたね。
今回はその中でも、雲上ブランド「パテックフィリップ」の新作を振り返ります!(パート1)
1.グランドコンプリケーション
1/10秒シングルプッシュクロノグラフ
簡単スペック
・Ref. 5470P-001
・手巻 Cal.29-535 PS 1/10
・素材:プラチナ
・ケースサイズ:41mm
・防水:30m
・パワーリザーブ:最小48時間
・定価:-
Watces & Wonder Geneva閉幕時に発表された5470P、ブルーダイヤルに赤針がアクセントとなり非常にかっこいい一本です。
なによりも注目すべき点は、1/10秒単位で計測、表示を行えるという高精度ムーブメントを搭載している点です。
実はCal.29-535 PSに関しては10年以上前から開発されていたキャリバーで、2009年に発表されたラトラパンテクロノグラフキャリバーCH 29-535が原点です。
ラトラパンテ要素も組み込まれた仕様で、1/10秒を表示するためすべての機構が再構築されたそうです。高い技術力が無ければできませんね。
シングルプッシュクロノグラフで、赤針が1/10秒単位の計測、表示を行います。サブダイヤルは右が30分積算計、左がスモールセコンドです。
そして6時位置には1/10 SECONDの赤レター表記が特徴的、洗練されたモデルですがスポーティーさもありますね。
これが今回の新作の目玉モデルのことは間違いありません。
2.カラトラバ
スペック
・Ref. 5226G-001
・自動巻 Cal.26‑330 S C
・素材:18Kホワイトゴールド
・ケースサイズ:40mm
・防水:30m
・パワーリザーブ:最大45時間
・定価:4,510,000円
これに伴いRef.5196はディスコンとなりました。
カラトラバコレクションはこれでRef.6119、5226G、ハンターケースのRef.5227の展開です。
文字盤はざらざらとした凹凸のあるデザインで、
テクスチャードラックアントラサイト文字盤。
ブラックグラデーションになっており高級感あるデザインです。
また、ベルトは替えベルトが付属されているため2本で楽しめるのが魅力ですね。
カラトラバといえばドレスウォッチの代表という印象がございますが、今回の新作はヴィンテージの雰囲気、少しミリタリーさも感じます。
3.年次カレンダートラベルタイム
スペック
・Ref. 5326G-001
・自動巻 Cal. 31‑260 PS QA LU FUS 24H
・素材:18Kホワイトゴールド
・ケースサイズ:41mm
・防水:30m
・パワーリザーブ:最大48時間
・定価:8,888,00円
この新作を見て私は、Ref.5524を思い出しました。Ref.5524といえば2015年に発表されたパイロットウォッチです。今回は、このトラベルタイムのコンプリケーションに年次カレンダーを組み合わせたデザインが発表されたのです。ただ、新作にはローカルタイムを調整するプッシュボタンがないのです。
新作カラトラバ同様、文字盤は凹凸のあるブラックグラデーションのアントラサイト文字盤。
そしてケースサイドはクルードパリ・ギョシェ装飾の新しいデザインとなっており細部まで凝っている点がさすがパテックです。
色々な機構が合わさっていますが見づらい印象もなくすっきりとまとまっていて非常にかっこいいですね。
4.コンプリケーション年次カレンダー
スペック
・Ref. 5205R-011
・自動巻 Cal.324 S QA LU 24H/206
・素材:18Kローズゴールド
・ケースサイズ:40mm
・防水:30m
・パワーリザーブ:最大45時間
・定価:6,424,00円
5205に新たにピンクゴールドケースが加わりました。そしてダイヤルはオリーブグリーンソレイユ。こちらもブラックグラデーションのため外側に向かって濃くなる色味です。非常に高級感がございます。5205といえば現行モデルとして、ホワイトゴールドケースのブルーダイヤルでの展開でした。
新作の方が落ち着いた雰囲気がありより人気になりそうです。
なによりも定価が安く感じます。ピンクゴールド無垢ケースに複雑機構が搭載されたモデルで650万円以下となると安いですね。ただ定価で購入出来る方は本当に限られます。
『まとめ』
いかがでしたでしょうか?
コンプリケーションモデルを中心に発表されました。そしてグリーンダイヤルがまたしても追加色とされ人気色なのが伺えますよね。(特記しませんがレディースモデルTwenty〜4でもグリーンダイヤルが新しく追加されました)
他にも新作が出てますので、次回はPart.2で振り返りたいと思います。
それでは失礼致します。