本日から1週間 松屋銀座8Fイベント会場で「2017 世界のアンティークウオッチ市」が開催されています。
と、言う事でフラっと覗いてきました。
JR有楽町駅からテクテク歩いて松屋銀座まで。
通行人は海外の方が多いですねぇ。
途中、プランタン銀座が工事シートに包まれていました。
「プランタン」の名前が無くなっちゃったんだなぁと物寂しい気分に。
ふと、後輩が「プリンテプス」って読んでいたのを思い出します。
エレベーターで8F催事場へ。
エレベーターを出るとすぐにアンティークウォッチがズラッと並んだショーケース群が現れます。
御徒町「秀光」と表参道「ダズリング」からスタートです。
ダズリングの有竹重治氏著書「ロレックス神話」も売っていました。
ちょっと欲しかったです・・・
ダズリングはヨーロッパのアンティークウォッチが中心でした。
向いは秀光。
パテックフィリップで有名なアンティークショップですね。
場所的に1番良いポジション(催事の主催なんでしょう)。
ズラッとビンテージから現行までのパテックフィリップが並んでいます。
カラトラバが多めですかね。
古いのに状態がキレイなものばかりでした。
角にはHPに掲載されているVCのジャンピングアワーやリトルランゲ1、1815の手巻きなどが飾られてお客の目を楽しませていました。
会場には他にもクリーン・エスケー、メカ、根岸時計店、ノースビレッジ、伊万人(たくさん置時計や掛時計がありました)、アンティークすが井、ブルーマオマオ、セコンド時計店、ダイワ時計店 タイム・アウト、ル・トン、エグジストなどのアンティークショップがショーケースにギッシリ時計を並べています。
私の行った時間帯はお客さんが全然いませんでしたので、ゆっくり時計を眺めることが出来ました。
時計を見ていたお客さんとスタッフの方が話されていましたが、高額品は早い時間帯に海外のお客さんが買って行っちゃったよと。
中国・香港・シンガポール・アメリカ・ヨーロッパなどのバイヤーが目ぼしいモノは早々にピックアップしていくのでしょう。
交渉前提なのでしょう。
ロレックスのスポーツモデルなどには値段が付いてないモノもしばしば。
あと「プライス+税」の表示が多かったですね。
私の気になったポルシェデザイン/IWCのオーシャン2000「Bund」も値段が付いていませんでした。
全体の品揃えは国産アンティーク50%、スイス50%って感じです。
珍しいGSやKS、シチズン、オリエントなど「古いのにキレイだなぁ~」とため息が出そうなアンティークウォッチがたくさんあります。
国産アンティークに興味が無い方には、やや物足りないラインナップかも知れません。
とくにスポロレ・ファンには「これだ!」と言うモデルは少ない印象です。
何年か前はもっとスポロレも多かったのですが、最近はほとんど海外へ流れていってしまったんですかねぇ。
こんな珍しいセイコーダイバーも!
918,000円の値が付いていた6215-7000。
凄く格好良かったです。
チュードルのレンジャーⅡ。
Ref9111/0でしょうか。
今はサブ人気なので、レアモデルですがそこまで高くないですね。
チュードルのサブマリーナーは50万円以下では買えなくなっています・・・
私もイカサブ手放さなきゃ良かった(笑)
ギャランティー付のシードゥエラーRef.1665ですよ!
気になるお値段は・・・
ジャーン!
200万円オーバーです!
ひゃー。
やっぱりギャラ付きを買っておかないとダメですね。
皆さんもロレックスの現行モデルを買う時は「保証書なんていらねぇよ」なんて言わずに、少し高くても保証書付きを選びましょう。
エクスプローラーⅡのファーストモデルRef.1655。
ギャラ無しですが・・・やっぱり200万円オーバー。
少し安いなぁと感じたのはどこのお店だったかな・・・5513のフチありギャラなしですが648,000円でした。
HPに掲載されている手巻きデイトナRef.6265。
ギャラなしで、もう470万円もするんですねぇ。
ぐんぐん上がっていきます。
じっくり見ますと、ステンレスベゼルも格好良いですね。
少し小振りなケースと、力強いスクリュープッシャーのバランスが非常に良いです。
初めて聞くショップ名でしたが、クラウンガードなしのサブマリーナーRef.5508など魅力的なビンテージウォッチを多数展示していたエグジスト。
ショップのスタッフの方も若い(?)方ばかりでした。
アンティークウォッチのオーナーやスタッフと言えば、秀光やKIKUYA、ケアーズみたいにダンディーな年配な方のイメージがありますよね?
話し始めるまで「怖い」感じの(笑)
エグジストのスタッフの方は若い・オシャレ・気さくな印象ですし、おそらくスポロレ好きにもビンテージ好きにもフィットする品揃えだと思います。
ロレックスは5508以外にも、5513、1675、1680REDなどもありました。
圧巻はポルシェデザインのオルフィナ・クロノグラフですかね?ズラ~っと並んでいました。
他にもホイヤーのプロダイバー、ミリタリーなどもあり見応えありです。
1番奥の方に展示されてますので、最後まで見た方が良いですよ!
私が気になった1本。
60年代のブランパン・アクアラングが1,250,000円で置いてありました。
なかなかの雰囲気がありますねぇ、ヨダレが出そうです。
3針金無垢レザーストラップ。
40歳になり、70年代~の時計が段々気になるようになってきましたね。
今まではスポーツモデルばかりに目が行きがちでしたが・・・。
来ているお客さんたちもドレスモデルが似合う年配の方が多かったですね。
若いのは海外のバイヤーでしょうか。
ほとんどのお客さんはスタッフをつかまえて、ウンチクを語るのがメインのような「下町?」っぽい井戸端会議的な感じでした。
買う買わない関係なく「話」「コミュニケーション」が目的のような・・・ね。
流行りの時計ショップではなかなか見られない光景ですね。
中野ブロードウェイに行った方が現行品や人気のスポロレ・アンティークなどは沢山見れると思いますが、ここまで国産のビンテージが揃うのは「アンティークウォッチ市」だからこそ。
今回の見どころは・・・個人的にですが
クレドール 324,000円(by ジェンタ)、PP カラトラバ2526トロピカル 5,800,000円ですかねぇ。
久々にレパード・デイトナ116598SACOなんかもありました。
グランドセイコー1stやGS V.F.A.、61GS、44GS、45GS・・・キングセイコーにオリエントAAAデラックス・キングダイバー1000などなかなか見る機会の無いモデルたち。
レディースのアンティークもパラパラありましたので、女性と一緒でも見てて楽しいと思います!
是非、時間がありましたら松屋銀座の8階に行かれてみてはいかがでしょうか?