2022/03/24 聖徳太子
ヨットマスターはサブマリーナーの上位モデルの位置付けで、貴金属を用いたセレブ向けのモデルです。
セレブのクルーズウォッチであるため、サブマリーナーよりスペックは低く、その分ラグジュアリーに振り幅を向けたようなラインとなっております。
展開としてはステンレススチールのモデルは存在せず、ゴールド、プラチナコンビのみの展開。
ベゼルは回転ベゼルですが、現行モデルは逆回転防止ベゼルは採用されておりません。
初期の金無垢モデルにはサブマリーナーの名残があり、逆回転防止ベゼルの時計も存在しますが、基本的には両回転ベゼルです。
また、唯一のレディースラインが展開されていたという特徴もあり、本格化スポーツモデルとはまた違った展開を見せるラインナップです。
現在はユニセックスのミドルサイズとしての展開。
近年の大きめサイズのトレンドを受けて2014年にレディズモデル(29mm)は廃盤。
ボーイ(ミドル)モデルも33mmから37mmへとサイズアップしております。
今回はヨットマスターの系譜についてご紹介いたします。
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初期に展開されていたモデルはイエローゴールド無垢モデル。こちらはメンズモデル40㎜の16628とボーイズ33㎜の68628レディース29㎜の69628の展開。こちらのモデルの初期のモデルはラグの形が違い逆回転防止ベゼルが使用されています。
のちに68623、69623とイエローゴールドコンビのモデルも展開されるようになります。
1999年プラチナコンビモデルの16622、168622、169622が展開。ヨットマスターの現行まで続くロレジウムと呼ばれるプラチナコンビモデルがここで初めて展開されます。
その後、ボーイズ、レディスイエローゴールドコンビモデル、68623、69623も168623、169623と型番が変更されます。
2003年からメンズモデルもイエローゴールドコンビモデル16623をリリースされました。こちらからブルー文字盤も追加。イエローゴールドとブルー文字盤のコントラストが映えるモデルの展開ですね。
2012年になるとメンズラインのロレジウムモデルが116622にモデルチェンジ。ロレジウムにもブルーの文字盤が追加されます。回転ベゼルには、120個という多数の刻みと、三角形のスプリングを用いてスムーズに回転を実現します。
2014年になると29㎜レディースモデルの廃盤。2015年にエバーローズゴールドモデル116655、37㎜にサイズアップしたボーイズモデル268655が展開されます。こちらはロレックス自社開発のラバーベルトオイスターフレックスベルトが採用されました。
エバーローズゴールドモデルの文字盤はブラウンサンレイのチョコレートカラーとブラックのカラーリングです。色気のある配色のラインナップですね。
翌年2016年にはエバーローズゴールドコンビモデル116621、268621が展開。また、ロレジウムモデルの文字盤がダークロジウム文字盤と呼ばれる濃いスレートへ変更されました。このタイミングでボーイズモデルの型番も268622と変更されました。ボーイズモデルはこの268622、268621が現行モデルまで継続して展開されていますね。
そして、2019年、現行のパワーリザーブ70時間駆動する3235ムーブメントを搭載した126622、126621、126655が継続して販売されております。
また、これまでになかったホワイトゴールドとオイスターフレックスコンビの26659も新しくラインナップします。こちらのケースサイズは42㎜と一際存在感を放つ仕様となっております。
まとめ
ヨットマスターはサイズ、カラー、ブレスレットとロレックススポーツラインの中でも多様なモデルが存在します。様々なラインナップの中から自分に合ったモデルを探してみてはいかがでしょうか。
ではまた