2017年のセイコーダイバーズ、特に復刻モデルがどれも良さそうですので、それをご紹介させていただきます…
と思ったらトケマーでオリジナルのヴィンテージダイバーを発見したので、ついでにそちらもご紹介しますね!!
2017/6/21 13:48
夏といったらダイバーズウォッチ、ですよね!
ボーナス出たら何を買おう?今年の夏は何つけよう?とワクワクする時期、でもあります。
そんな中、セイコーのダイバーズウォッチの2017年の新作や限定モデルのデリバリーもはじまっているようです。
今年は、復刻モデルや限定モデルが目白押し!どれもカッコイイですよ!!
個人的には、ここ5年の間で一番豊作、当たり年に感じます!
なんと!国産ダイバーズの元祖・ファースト ダイバーズ が復活!!
プロスペックスのダイバーズ ラインより、ファースト・ダイバーズが復刻モデルとして発売されます!
1965年にセイコーが国産で初めて150m防水を実現したモデル、
「国産初ダイバーズウォッチ(62MAS-010)』のデザインを復刻したヒストリカルコレクション、だそうです。
発売開始は7月8日から。
セイコー プロスペックス ヒストリカルコレクション 国産ファーストダイバーズ 復刻デザイン
型式: SBDX019
ムーブメント Cal.8L35(自動巻 )
ステンレスケース シリコンバンド ケース径39.9mm
ボックス型サファイアガラス
ルミブライト夜光
200m防水
逆回転防止ベゼル
ねじロック式りゅうず
限定2000本
細めの回転ベゼル、武骨なストレート針、大きなインデックス、
などこれぞ『 ファースト・ダイバーズ 』といった特徴は、オリジナル雰囲気そのまんまの仕上がりです。
プロスペック名義ですが、ロゴマークなどは入ってません。イイですね!
1965年当時のオリジナルの図面や設計資料はもはや失われてたとかで、
設計図面0の状態から作られたようですが…どうでしょう?
当時の雰囲気バッチリではないでしょうか。
ステンレスをそのまま削りだしたような、ちょっとレトロなケースのラインも再現されていますね!
オリジナルとの変更点は、ケースのサイズが39mmと一回り大きくなり、
風防もアクリルからサファイアガラスに変更となりました。
どこぞのブランドのように、いきなり45mmで復活! とか、しないところが◎
アクリルからサファイアへの材質変化も好印象です。
ベゼルも逆回転防止が備わり、防水性能も150mから200mにアップしています。
単純な復刻ではなく、機能面では現代のダイバーズウォッチとして進化をしています。
文字盤のアワーマーカーと日付の窓枠は、衝撃などで脱落することがないように、
文字盤と一体成型でできている、とのこと。
文字盤の裏からプレスで打ち出しているんでしょうか?
開発にはかなり苦労したようですが、気になる仕上がり具合を早く実物でみてみたいですね!
文字盤の色はブラックではなく、ダークグレー。
当時の色の再現のようですが、今ダークロジウムなんてのも流行ってますしイイんじゃないでしょうか?
気になるお値段は、税込378,000円。
シリコンラバーベルトの他にメタルブレスも付属します。
2000本限定で、ほとんどのパーツを1から開発していると考えると、
もっと強気の価格設定かと思いましたが…30万円台後半はちょっと高いかなぁ。
この価格なら300mの防水性能は欲しかったような気もします(笑)
まぁ…今流行りのレトロなデザインなので、ファーストダイバーの存在を知らない方にも、普通に売れそうですね! かっこいいと思います!!
本命はこちら!? 復刻ダイバーズのリ・デザイン版!!
復刻 ”ヒストリカル” シリーズより、もう一本。
こちらは オリジナルに現代的なアレンジを加えた『現代デザイン版』です。
文字盤の色はブラックで、針はアロー針に変更、インデックスもスマートにアレンジされています。
こちらはプロスペックのロゴが入ります。うん、そのまんまですね。
Cal.6R15 自動巻
ステンレスケース42.6mm
カーブサファイアガラス
200m防水
スクリューバック
逆回転防止ベゼル
ねじロック式りゅうず
秒針停止(ハック)機能
気になるお値段は 100,000円(税抜) と復刻オリジナルに比べるとグっとお求めやすくなりました!
ボーナスでちょっとイイ時計を…でも海外ブランドはちょっとね…なんて方にもピッタリではないでしょうか?
SSブレスで黒文字盤なら、ビジネスシーンも含め活躍の場は多いはず。
オリジナルのデザインからはちょっと遠くなってしまったので、
あくまでこのデザインが気に入った!という人向けでしょうかね。
値段とのバランスを考えるなら、復刻オリジナルよりもこっちに軍配があがるような気がしますが…いかがでしょうか?
え?針をストレート針にかえて、プロスペックのロゴを外せって?(笑)
ヴィンテージ風のミニツナ缶も再度復活です!! これも売れそう!!
セイコーダイバーといえば、外胴プロテクタータイプのダイバーズウォッチ、
通称『ツナ缶』ダイバーも存在感がありますよね。
ツナ缶といえば高機能ダイバーの代名詞ですが、こちらは夜光や針の色を淡いクリーム色に仕上げた
『ちょっとヴィンテージ感のある』ダイバーに仕上がっています。
サイズも通常よりも一回り小さめの『ライト・ツナ缶』ですので、デイリーユースにもピッタリです!
実は、このクリーム色針のモデルは、昨年も同様のデザインでLOWERCASE限定モデルとして発売されていました。
そちらはケース全体がオールブラックで、今年と少し違うのですがで、限定300本は即完売でした…。
今年は、さらに再生産モデルとして販売本数が増えているようですが…油断はなりませんぞ!?
こちらは、スタンダードな3針モデル。
Gショックの『カエル』と同等の200m防水を備えた外胴プロテクターダイバーズです。
定価は 40,000円+税。
SBDN043
駆動方法:ソーラー クォーツ フル充電時約10ヶ月間
ケース材質:ステンレスとプラスチックケース バンド材質:シリコンバンド
ガラス材質:カーブガラス ルミブライト:あり(針・インデックス)
防水:200m潜水用防水
サイズ:縦45.5mm x 横45.9mm x 厚さ12.1mm
重さ:91g
スクリューバック
逆回転防止ベゼル
ねじロック式りゅうず
カレンダー(日付)機能つき
ソーラー電池搭載のクォーツモデルですので、細かいことは気にせずガンガン使えますね。
アイボリー色の針で、ちょうどよく「オタクっぽさ」が抜けた、オシャレなダイバーズに仕上げています。
クロノグラフ搭載モデル。こちらもソーラークォーツモデルです。
小さめといっても45mmあるケースサイズですので、クロノグラフも目立ってイイですね!
SBDL041
駆動方法:ソーラー 駆動期間:フル充電時約6ヶ月間
ケース材質:ステンレスとプラスチックケース
バンド材質:シリコンバンド
ガラス材質:カーブガラス
防水:200m潜水用防水
サイズ:縦46.3mm x 横47mm x 厚さ14.2mm
重さ:105g
スクリューバック
逆回転防止ベゼル
ねじロック式りゅうず
24時針つき
ストップウオッチ機能(1/5秒計測 60分計)
いずれの2機種も、昨年のLOWERCASE限定モデルの再生産のようですが、
ケースは昨年のオールブラックのPVDではなく、ブラックのアウターとシルバーのSSケースのコンビです。
ヴィンテージ感としてはこちらの方が雰囲気あるように思います。
値段的にも手ごろですので、今まで以上にツナ缶のファン層が広がりそうなモデルです
あらためて考えてみる、復刻ファーストの35万円+税という価格。
う~ん、やっぱり 復刻ファースト・ダイバーがあの内容で35万円ってのは
ちょっと強気すぎるような気がするなぁ…とも思っちゃいますね。
もしくは付加価値の付け方が悪いのか。
カタチはかっこいいんですけどね…。
やっぱり国内外問わずセイコーのヴィンテージダイバーズの人気は、やっぱり
『植村ダイバー』を筆頭に、セイコーらしい4時位置にリューズのあるセカンドモデルやサードモデル
に人気が集まっているようですね…。
近年セイコーのヴィンテージダイバーズは海外でも人気が上がってきてるようですが、
ことファーストに関しては今も昔もイマイチ盛り上がってない、というか。
今、オリジナルの60年代当時のモデルでも35万円って価格にはなってないんですよね。
珍しくて現存する個体が少なかったとしても、せいぜい10万円代でのやりとりに落ち着いていますし。
かといって、『似たようなもんだし、こっちでいいか。』と気軽に廉価版の現代アレンジ版に手を出そうもんなら
『やっぱり復刻オリジナル版が欲しい! 』ってことにもなりそうで、こわいんですよね。
その時には、思わぬプレ値がついていたりして!?
で、いろいろ考えたあげく、結局 『アイボリーミニ・ツナ缶』を一本買って、満足してしまう、という(笑)
なんと、トケマーにセカンド・ダイバー”植村モデル”が出品されてました!!
セイコー・ヴィンテージダイバーつながりで、なにげなくトケマーで検索してみたら、
オリジナルのファーストダイバーはなかったのですが、
なんと、ヴィンテージモデルの一番人気モデル、
61セカンドダイバーの後期型、”植村モデル”の出品がありました!!
世界的にも有名な、伝説の冒険家・植村直己さんが、かつて北極圏12000㎞を犬ぞりで横断するという過酷な状況下で、
左腕の着けていた時計というのが、ファーストに続けて発売した61系ダイバーズ、通称セカンド・ダイバーズの後期型6105-8110です。
植村さんが使用した、ということよりも『もともと植村さんが使用していたロレックスが厳寒の中で動作不良になり、
それ変わってこの61系ダイバーズが使われて、無事完走した』というエピソードの方が、海外ではウケがイイようですね。
セイコー=タフネス!の図式が出来上がっているようです。
ヴィンテージ人気も相まって、特に近年いい個体がドンドン海外に流れていっていまっているようです。
出品者様の深い造詣とセイコー愛をビンビンに感じたので、コメントなどはそのまま転載させていただいてますが、
こちらの商品は当時のベルトはやはり無いものの、コンディションはとても良さそうですね!!
両回転ベゼルの回転はクリックは、生きているようです。
バネ仕掛けではない、ベアリングのクリクリッと回る独特の感触ですからね。
セイコーダイバーズのココが好き!って方も多いと思います。
また、顔がキレイ というのは一番のポイントでしょう。
とにかくダイバーズウォッチはタフな使い方をされることが多いので、
ヴィンテージ品となると湿気で文字盤や針がやられている個体の方が多いですからね。
特にこの植村ダイバーは、秒針のピンク色がヤラれてる個体の方が多いので、これだけでも注目すべき一品だと思います!!
かといって、文字盤を新しく書き換えたりすると価値がガクっと下がってしまうので…
良コンディションのヴィンテージ品は、それだけでも価値がありますよね!
セール期間なのか、値下げをされてるようですが、この値段ならすぐに売れそうですね…。
最近は個人の方からの出品も解禁となったようなので…トケマーもますます油断できませんぞ!?