2010年頃を境にダイヤルの縁が変更されています。
1枚目の画像は2010年以前から流通しているシャンパン色のインダイヤルを採用した黒デイトナです。ゴールドに近いカラーリングが特徴でケースのSS色とは明らかに違います!
2枚目は新ダイヤルです。2010年頃に発見された新ダイヤルは光沢が非常に強く、より光を反射するシルバーカラーです。ギラギラ感が増した印象ですが各指針やインデックスとの相性も抜群です。
全然違いますね!!好みが分かれるところですが、私個人的には「旧ダイヤル」が好きです。
白も同じように旧ダイヤルは暖か味のあるシャンパン色のインダイヤル色ですが、新ダイヤルはシルバーの縁に変更されています。サークル状の装飾や印字されている書体にはさほど変化はありませんが精悍さが増した印象です。
黒も白も同じようにシャンパン色からシルバー色に変更されましたが、変更された時期が少し違います。黒は2010年頃に対し、白は1年後の2011年末頃から日本に流通してきました。
大勢のファンが常に熱視線を送っているデイトナは、マイナーチェンジとも呼べないようなわずかな変更だとしても大きく賑わいます。まさにそんな仕様変更ともいえるのが、ダイヤル12時位置付近のROLEXロゴの変化です。新旧で書体が異なるこの違いは、2011年の末に頃に初めて確認されたといわれています。新書体では「ROLEX」と「COSMOGRAPH」の書体が太字化し、ダイヤルの存在感が強くなりました。これは主にG品番とランダム品番に見られる変更で、旧ダイヤルと比較すると肉眼でも十分に判別がつきます。
2008年の末頃(Vシリアル)から突如マイナーチェンジをしたバックル。
見た目の違いも一目瞭然で旧バックルは円形の穴が開いており、新バックルは穴がなくなりROLEX表記が入り一層高級感が増した印象です。
価格差も開きがあります。
2012年頃にブレスレットのコマが改良されました。
改良されたのは6時方向のブレスに備えられているもので、サイズの調整をするために取り外しができる仕様に変更されています。それまでは6時側のブレスからは1コマ分しか取り外しができませんでしたが、2コマになったことでサイズの微調整が利くようになり、腕の細い人にも対応するようになりました。
デイトナ116520は生産開始の2000年から絶えずマイナーチェンジを繰り返してきた傑作なのかもしれません。初期(2000年)の仕様と現在(2016年)の仕様は同じモデルでも細部まで見てみるとまったく違うものとなっております。
ダイヤルデザインの変更やヒゲゼンマイのパラクロム化、バックルの高級化、ブレスレットの改良、そして最近ではバックルの仕上げが梨地の仕上げから鏡面仕上げとなっており、常にマイナーチェンジを繰り返してきました。