オシアナス マンタのコンセプト
オシアナスという腕時計をご存じだろうか?世界初のフルメタルクロノグラフ電波ソーラーとして2004年に誕生。2010年にマンタが登場した。
2017年バーゼルワールドでも当然オシアナスに注目だ。
この腕時計のコンセプトはスリムとエレガンスの追求である。
今回はオシアナスのフラッグシップモデルのマンタを通して魅力を紹介する。
マンタというのは海の生物でトビエイ科に属する世界最大のエイのマンタからきている。上部の写真をみて分かるかと思うが非常に薄い。
今日紹介するオシアナスのマンタのケースもとても薄い。
オシアナスのイメージカラーはブルーであるので海の生物から名前をとったのだろうか。
オシアナス マンタ OCW-S3400-1AJF
今回取り上げるオシアナスのモデルは2つの大きな機能特徴がある。
1つ目はワールド時計であるということ。2都市の時刻を同時に表示し、GPSボタンを押せばGPS衛星電波を捉えてその都市の時刻を受信してくれる。
2つ目はソーラー電池ということ。タフソーラーでわずかな光も動力に変える独自システムを実現している。
それでは外装等の特徴と機能とに分けて、細かい部分を説明していく。今回はカシオ オシアナス OCW-S3400-1AJFを取り上げる。

OCW-S3400-1AJF ¥180,000+税
外装等の特徴
ケースサイズは43.6mとかなり大きめと言っていいだろう。普通のロレックススポーツモデルだと40mmなので43.6mmとなると相当大きいことがわかる。
腕が細い日本人のことはカシオなのに配慮していないのか!と思う。
しかし、しかたない。日本市場が縮小している中、MADE IN JAPANとして世界に売りたい気持ちはとてもとてもわかる。
さて、ケースが大きいとなると本体は重いのかな・・・と思っていたが重さは約87gと非常に軽い。ロレックスのステンレスのスポーツモデルが大体140g程度なので、その軽さがわかる。
腕時計で軽いのは素晴らしい。できるだけ軽い腕時計をしたいのは万国共通だと思われる。
一部重くないと嫌だという猛者がたまにいる。そういう人はオシアナスなんかつけないでウブロとかパネライとかつければよい。
軽くできているのはケースやベゼル素材をチタンを使用していることとケース幅が10.7mmと薄いことがそれを可能にしているのだろう。
ガラスにもこだわりがあり、両面無反射コーティングを施したデュアルカーブサファイアガラスを使用している。これにより99%のクリアな視界を保てるようになっているようだ。
さらに傷を付きにくくするDLCやチタンカーバイト処理を施したことで、表面を硬化させて耐摩耗性をも実現。
インデックスに注目すると、滑かなラウンドインデックスでありアプライド使用になっていて立体感を感じ、高い視認性を形成できている。
技術が至れり尽くせりである。OMOTENASHI精神を感じる。
もちろんオシアナスカラーであるブルーも相まって上質で美しいフォルムになっていることは言うまでもない。・・・失敬。書くまでもない。
研磨はセイコーでもおなじみのザラツ研磨。職人の手で丁寧に磨き上げたものを提供してくれている。平滑度の高い輝きだ。
日本人ならではの細部まで行き届いた芸術性へのこだわりが素晴らしい。日本の誇り。心の底からありがとうカシオ。いい時計です。
機能の特徴
まずオシアナスの最大の特徴である電波受信機能が搭載されている点に注目だ。世界6局の標準電波に対応しており、設定をすれば自動的に時間調整もしてくれるのでとても賢い。
この機能を使いたくて海外に行きたくなる。
メインダイアルとインダイアルで2都市の時刻を表示することができる。
海外で活躍する商社マンやパイロットの方はオシアナスはとても便利であろう。
「いやいやロレックスのGMTマスターⅡの方がいい」という人は強がっているだけではないだろうか。
機能だけを考えるとだが。
さらにもうひとつ。この腕時計はタフソーラーシステム(ソーラー充電システム)なので、わずかな光も動力に変える優秀なソーラーシステムも搭載している。
フル充電時の駆動時間は機能を使用している場合でも約5カ月、パワーセービング状態だとなんと2年2カ月も問題ない。
おい携帯会社!これくらい電池が持つようにやってくれ!
まとめ
その他6モータードライブを搭載しているので、針の独立運動を可能にしてスムースに動くこととか、針位置を自動で補正してくれるシステムがあるなどなど盛り沢山ではあるが、結局うんちく語っても買って使用しないと本当の凄さがわからないというのが正直なところである。
文章で読むよりも一度カシオのスタッフからオシアナスの色々なモデルの説明を受ければ、オシアナスの素晴らしさがより分かると思う。
個人的に一番押したいのはやっぱりオシアナスブルー。
文字盤のオシアナスのロゴもカッコイイが、このブルーの美しさがとてもいい。
一度店頭で試着してみて頂けたら幸いだ。
さて、2017年バーゼル 少しでもカシオ オシアナスを注目したいと思って頂けたら幸いだ。