はじめに
現行デイトナ WGモデル
新型デイトナか盛り上がりを見せる中で、ひっそりと・確実に相場を上げ続けているのが、2世代前のエルプリデイトナです。
エルプリデイトナ 16520が生産終了になってからもう18年近くが経とうとしていますが、相場は過去にないくらいまで上がっています。
少し前まではA番、P番や初期のレアダイアルなどが特に高騰していましたが、今ではどのシリアルであっても総じて高値をつけており、ますます手が出しづらくなってきました。
今回ご紹介するのはエルプリデイトナのWGモデル 16519Gです。SSモデルより生産期間が少ない、今後"期待大"のモデルです。
デイトナ 16519G 基本スペック
【商品名】コスモグラフデイトナ
【型番】16519G
【機械】自動巻 Cal.4030
【素材】K18ホワイトゴールド
【カラー】ブラック
【ケースサイズ】40mm
【防水性】100m
【参考定価】-円
【備考】生産終了モデル
生産期間わずか4年のモデル
今回ご紹介する16519Gですが、デイトナの中でもとりわけ生産期間が短いモデルなんです。
同じエルプリデイトナのSSモデル Ref.16520は1988年発表で2000年までの約13年製造されていたモデルですが、WGモデル16519Gは1996年発表で2000年に生産終了となったモデルです。
SSモデルに目が行きがちですが、①エルプリ搭載 ②生産期間の短さ ③個体数の少なさ。今後さらに化ける可能性を秘めたモデルといえるのではないでしょうか。
最近の相場を見ても、保証書ありの条件だと200万円台半ばから300万円近くまで上がってきております。
ディテールを見ていきましょう
ケースのラグ裏とバックルのクラスプ部分には18金製を示すホールマークが刻印されています。
ステンレスとは違う強い輝きがあるのが特徴ですね。革ベルトなので、重量感も程よく派手さも抑えられた一本なので普段使いもしやすモデルといえます。
リューズはトリプロックリューズとなっており、三重構造(チューブ側×2個、リューズ×側1個)となっており、100mの防水性を誇ります。
前身モデルの4桁リファレンスのデイトナは50m防水でしたが、5桁から100m防水となっており、一気に実用性が上がりました。
ラグとフラッシュフィットは一体型となっており、レザーストラップしか装着できない特別な仕様となっています。
後継機にあたる116519Gとの大きな違いはインダイアルの色味ですね。
116519Gのインダイアルはさらにギラつきが増してシルバー系の色味となっていますが、16519Gのインダイアルは少しレトロなホワイトカラーとなっています。
この色味が出せるのは5桁だけ。個人的には好きな色味ですね。
15、30、45分位置のインデックスはブラックアウトのアラビア数字となっています。SSモデルには存在しない仕様となっています。
そしてこの8Pダイヤインデックス。豪華ですね。ブラックの文字盤によく映えるダイヤの輝き。一気にラグジュアリー感が出て素敵です。
SSモデルより、さらに強い輝きを放つWGケースは遠目から見ても存在感があります。カッコいい!
つい1、2年前までは200万円以下だったモデルですが、最近では評価が上がっており、通常文字盤もダイヤ文字盤も200万円オーバーが当たり前となってきました。
エルプリ搭載、しかも生産期間も短いというレア要素満載なので、価格高騰も納得してしまいます。
エルプリデイトナをお探しの方はSSモデルだけでなく、WGモデルに目を向けても面白いかもしれません。
リストショット!