見事に化けた!旧型 GMTマスターⅡ Ref.16710
第三弾の今回は価格高騰中のGMTマスターⅡ Re.16710です!セカンドモデルとして1990年に誕生し、生産終了となった2008年まで走り続けたロングセラーモデルです。
当初の人気は決して高くなかった GMTマスターⅡが今では5桁スポーツを引っ張る存在となっています。
一番の魅力は、同一モデルでも3種類のベゼルカラーを楽しめる点ではないでしょうか?
黒ベゼル、赤黒ベゼル、青赤ベゼルの3種類が展開されていまさした。ファッショナブルなツートーンベゼルは GMTマスターの代名詞ですね。
GMTという便利な機能に加えて、ベゼル交換も楽しめる面白さもあるGMTマスターⅡは現在大きな注目をされているモデルです。
基本スペックのご紹介
【商品名】GMTマスター2
【型番】16710
【機械】自動巻き Cal.3185 Z番後半からCal.3186
【素材】ステンレススチール 904L
【カラー】黒
【ケースサイズ】40mm
【防水性】100m
【国内定価】生産終了モデル
【備考】ベゼルカラーは黒、黒赤、青赤
ここまで相場が上がるのは想定外の事態!
過去の実勢価格を知る方からしたら、ここまでの価格高騰はさすがに予期していなかったのではないでしょうか?信じられないくらいに上昇しました。
かつては新品でも30万円ほどで買えたモデルですよ?それがなぜここまで上がったのか。
過去の相場を見てみましょう
【2000年初頭】
実勢価格は30万円代で市場に溢れかえっている時代でした。 GMTマスターに限らず、サブマリーナデイト16610や、エクスプローラーⅡ 16570なども同じような金額で市場に出回っていました。デイトナを除けば大半の旧型スポーツは50万円出せば買えた時代でした。今考えるとすごい時代でしたね。
【2007年 生産終了】
2007年の生産終了に伴い、直後に実勢価格も40万円前後だったものが50万円前後に上がりましたが、以降2012年の末頃までは横ばいに推移しておりました。
【2012年末】
急激な円安が進み状況が一変しました。
アベノミクス登場により円ドル相場は急激に変化し、円高から円安へと一気に進んだ事によりロレックスの相場が上昇。当然GMTマスターも上昇の一途を辿るわけです。
【2013年〜2014年】
翌2013年には50万円前後だった相場が60万円前後にまで伸びました。2014年にはさらに10万円以上実勢価格が上がり、70万円前後となり。円安以降は1年に10万円ペースで相場が上昇した事がわかります。まさに右肩上がりの状況です。
【2015年~2016年】高い相場をキープ
2015年~2016年も勢いは衰えず高いところでキープしていました。年式によっては60万円代もありましたが、ほとんどが70万円以上、高年式モデルだと80万円以上の価格をつけるようになりました。勢いはまったく止まりません!!
【2017年】
2017年はかつてない相場上昇が起こり、過去最高ともいえる相場を記録しました。
ベゼルカラーを問わず、安くても90万円前後。一番人気の青赤ベゼルに至っては100万円オーバーの状況となりました。
レアモデルに至っては200万オーバー?
GMTマスターⅡにはレアモデルとなるものも存在しており、主にD・Z・M番に存在する『スティックダイアル』と生産終了間近に見られる現行モデルと同じ『Cal.3186』を搭載しているモデルがあります。
これらのモデルに至っては200万円以上の値がついており、条件の整った個体だと300万円を超えるものまで出てきています・・・どこまで上がってしまうのでしょうか。恐ろしいですね。
ベゼル交換を楽しめる!旧型ならではの良さがある
三種類のカラーバリエーションがある旧型GMTマスターⅡはベゼルを交換して楽しむ事も可能です。ベゼルだけ販売している時計屋さんも多いですね。取り付け料は日本ロレックスであれば工賃込みで2万円前後でできます。
現行モデルである116710LN、116710BLNRを比べても、GMT針・モデル名のプリントカラーも異なる為、この2モデルではベゼル交換ができません。
以前はクセのある青赤ベゼル、赤黒ベゼルは不人気で使いやすい単色の黒ベゼルが一番人気でしたが、今では完全に逆転しており、青赤ベゼル→赤黒ベゼル→黒ベゼルの人気順になっています。時代によってニーズも変わるものなんですね。
良い個体に出会えたら・・・迷わずGETです!
実勢価格が上昇しても、人気の衰えを全く感じない旧型GMTマスターⅡ。ロレックスの旧型モデルの中でもトップクラスのパワーを持っています。少し前までは手頃な値段で買えたモデルがいつの間にか化物クラスに・・・。
しかし、最近の市場の動向を見て感じるのは『値段が高くても条件の良い個体は売れる早い段階で売れる』という点です。本気で狙っている方は良い個体に出会えたら迷わず買う事をおすすめします。私はもう今後、一段階相場が上がると踏んでます。
トケマーでGMTマスターⅡを探す!!
2018年、さらに勢いを感じるトケマー。出品アイテムが増えてきていますが、相場よりも安い掘り出し物もよーく見かけます。個人の方の出品も当初と比べてかなり増えましたね。初めて見る時計もあって面白いです。
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