2月といえば、受験生でもない限り、何事もなく、バレンタインを除いてこれといったイベント事もなく、比較的、地味な月でもあります。
大きな買い物をするにしても、なかなか背中を押してくれるような理由もないですしね。
実際、百貨店などの小売店も、2月は結構な苦戦を強いられるところが多いと聞きます。
というわけで、今回は地味に、手持ちの愛用時計を紹介していこうかなと、思ったりするわけです。
実際に使ってみての良いところ、悪いところをご紹介しますので、購入をお考えの方の参考になれば幸いでございます。
白い文字盤に、オレンジ色の夜光塗料という組み合わせから、通称トロピカルマンゴーなんて呼ばれていますね。
買った時はそれほどでもなかったけど、使っているうちに、その斬新なカラーリングに惹かれるようになりました。
このミルガウスは、バーゼルで発表されたのとほぼ同時に予約を入れて、運よく購入することができたのですが、M番ということで、限りなく最初期の製造ではないかと思われます。
実際、購入後、すぐに名古屋の買取店に持ち込んだところ、白文字盤にも関わらず、買い取りが約110万円と高額でしたからね。
当時は、ミルガウスGVが200万円近い値段で取引されていたので、まだまだ日本には入ってきていなかったんでしょうね。
売るつもりはあったのですが、直前で惜しくなって止めました。
持ち主なので、どうしてもひいき目に見てしまうことをご了承願いたいのですが、一番気に入っているところは、使いやすいところ。
大きすぎず、かといって、小さくもなく、人によっては重いらしいですが、普段バリバリに筋トレをしている私にとっては何の問題もないです。
また、シンプルな3針時計なので、日付を合わせる必要もなく、適度な厚さで、スーツにもカジュアルな服装にも問題なく合わせられます。
ミルガウスというペットネームがついているのもいいですね。
もともとが、磁場の高い環境下で働いているレントゲン技師や無線技師など、特殊な職業に従事している人向けに作られたマニアックな時計。
1000ガウスもの対磁性能を備えた腕時計として開発されたのがその始まりです。
普通に考えて、一般人は買わないですよね。
実際、前モデルは不人気というか、それほどのニーズもなかったようで、アンティーク市場でも玉数が少なく、恐ろしいほどの値段がついております。
10年以上、気に入ってつけているので、悪いところなんてないんだけれども、あえて一般論という形で考えると、先ほど述べた重さというのはあるかもしれません。
ムーブメントは軟鉄製の耐磁シールドケースに覆われていて、それに伴い、ケースも厚くなりますからね。
また、ブレスレットが真ん中のコマがポリッシュ仕上げで、少しギラギラ感があるんですね。
個人的には全面ヘアライン仕上げのものが好みなので、ケースはともかく、ブレスはヘアライン仕上げにして欲しかったというのが正直なところです。
ロレックスを持っていると、どうしても気になるのが中古相場。
売るつもりはなくても、自分の持っている時計の人気が出て、プレミア化し、相場が上がるのをみると、訳もなくうれしいものです。
ご存知の方も多いと思いますが、このミルガウス白、現在は廃盤でございます。
廃番といっても、未だ正規店に並んでいるのを正月に確認しておりますので、すぐに市場から消える、なんてことはないでしょうが、いずれはなくなりますからね。
現行でラインナップされているGV系に比べれば、玉数は少ないと思われるので、今後に期待といったところでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
今回は、実際に私が所有する時計の良いところ、悪いところを含めて、ご紹介させていただきました。
基本的には買って失敗、ということはないので、所有する時計はすべてとても気に入ったものばかりです。
好き嫌いは当然あるとは思いますが、興味のある方は実際に手に取ってみてくださいね。