2022/01/25 聖徳太子
サブマリーナーはスポーツロレックスの中でも特に人気のあるモデルです。
2003年 生誕50周年のアニバーサリーモデルとして登場したのが、16610LV グリーンベゼルを持ったサブマリーナーです。
その特別なグリーンサブマリーナーの魅力と変遷についてご紹介できればと思います。
このグリーンはロレックスのコーポレートカラーであり、現在ではこのグリーンカラーを使ったモデルはどれも人気が高い印象です。
特にベゼルにグリーンを使用したものはこのモデルのみで、他のモデルとは違う特別な時計であるといえます。
特にアニバーサリーモデルということで、2003年に近いモデルが特に需要が多く、これまで現行まで続くグリーンサブの中でも希少モデルとして人気があります。
この2003〜04(F番あたり)のものにはいくつかの特徴があります。
まずビッグスイスと言われるもので6時位置のSWISS MADE の文字が大きいという特徴です。28分と32分のメモリをフォントが超えているというものです。
またファット4と呼ばれるものもあります。これはベゼルの4の文字が台形のように角がある字体になっておりフォントが少し違うものとなっております。
これらの特徴に加えてベゼルの色が焼けたような色、ライムグリーンベゼルであるものが評価が高く、レアモデルとして取引されております。
各々の特徴を持ったモデルがY番〜M番あたりに見られて、特に一番の人気はマーク1と呼ばれる2つの特徴を持ったモデルです。これらは初期のY〜F番にあり、その中でも個体の少ないY番の方がレアモデルとして存在します。
また、ROLEXのOの文字が縦長かオーバルか、ルーレットが入るか否かでも相場が変わり、コアなファンにはたまらない仕様となっております。
16610LVは製造期間が7年と短いことから、それぞれに細かい特徴があり、特別感が持てるモデルです。
その後継機として10年に第2世代116610LVが登場します。
大きな特徴として文字盤が黒からサンレイ仕上げのグリーンに変更されました。スポーツモデルには珍しいサンレイ仕上げで、光の反射が綺麗に映る仕様です。
ベゼルはアルミベゼルから、セラクロムベゼルに変更。アルミに比べて傷、退色に強く、また、プラチナコーティングによってこれまでとは違う美しい光沢を放つようになりました。
このセラクロムベゼルの着色作業はかなりの技術力を要し、技術面でのアップデートが見受けられます。
ラグ、リューズガードなどは大きくなり、堅牢性が増した一方、カラーリングは鮮やかな輝きを放つモデルになりました。
現在のモデル販売されている126610LVは黒の文字盤に戻り、グリーン文字盤は無くなってしまいました。その時は価格が急激に上昇し、一旦落ち着いて、今年に入って再びかなり上昇しております。
まとめ
サブマリーナーの中でも特に特別な仕様な時計。
ブラックとはまた違う輝きを持ち、細かなディティールの変更も楽しめるモデルです。
非自分の好きな仕様の時計を探してみてはいかがでしょうか。
ではまた!