チュードルというブランド
高級時計ながら、ロレックスと比べてお手頃価格で購入できるチュードルは非常に人気のあるブランドです。
『チュードルは』1920年代後半、ロレックスのディフュージョンブランドブランド(※普及の意)として誕生しました。創設者は冒頭でも書きましたがロレックスの創設者であるハンス・ウィルスドルフ氏が設立しました。
当時、ロレックスの本社があったイギリスで一般市民に向けて作られたのがチュードルです。その後、ロレックスの普及モデルとしてイギリス国内での知名度を高めて世界中に普及されるようになりました。
低価格で一般庶民に愛されたチュードルは現在でも国内外問わず、人気のあるブランドとなっています。
ロレックスと同じパーツを使いながら低価格!なぜ?
画像は『チュードル・サブマリーナ』ですが、リューズにロレックスのクラウンマークが入ったパーツを使用しています。裏蓋もロレックスと同じパーツが使われています。
大半がロレックスのパーツを使っているのになぜリーズナブルなのでしょうか?
低価格の秘密は『ムーブメント』にありました。これが『ロレックス』と『チュードル』の最大の違いではないでしょうか?
ETA社の汎用ムーブメントが低価格を実現させました!
現在、ロレックスはマニュファクチュールとして自社製のムーブメントを搭載しておりますが、チュードルのムーブメントは汎用ムーブメントであるETA社のムーブメントを搭載しております。
ETA社の汎用ムーブメントは製造コストがロレックスと比べて格段に低く、大量生産されているムーブメントの為、低価格での提供を可能にしました。
ETA社の汎用ムーブメントは飛びぬけて良いムーブメントという訳ではないですが精度自体はなんら問題はなく一定品質以上の精度を保ちます。
パネライやオメガなどの高級メーカーにも使用されているムーブメントなですので、一安心ですね!
それでは、次から本題の『チュードル・サブマリーナ』にまいりましょう。
チュードル・サブマリーナ Ref.75090 基本スペック
【商品名】チュードルサブマリーナ
【型番】75090
【機械】自動巻
【素材】ステンレス
【カラー】ブルー文字盤
【ケースサイズ】36mm
【防水性】200m
【国内定価】-
【備考】生産終了モデル
各パーツをみていきましょう!
チュードル・サブマリーナのベゼルの青と青文字盤の色味はともに濃いめの青です派手すぎず、普段使いするには丁度良い色味です。
ケースサイズはミドルサイズの36mmで、ロレックスのサブマリーナ(40mm)よりは小ぶりですが、日本人男性ならフィットする方も多いのではないでしょうか?腕にしっくり馴染みます。
チュードルのサブマリーナは針の形もロレックスと同じでベンツ針が採用されています。
インデックスはフチなしのトリチウム夜光ですので、アンティーク感もあり、非常にカッコいいです!それこそ、ロレックスフチなしモデルを探そうものなら、どのモデルも100万円オーバーはするところですが、チュードル・チュードルサブマリーナなら30万円前後で購入できるのでお得感満載です!
ラグのヘアラインもロレックスにそっくりですね!横穴もまったく同じ場所にあります。
チュードル・サブマリーナRef.75090は『巻きブレス』となっています。1枚のステンレスの板を内側に巻き込んだこのブレスレットはハードブレスと比べて軽くて使いやすいです。
耐久性はハードブレスと比べてやや劣りますが、今となっては珍しいブレスレットの形ですので面白いですよ。
裏蓋には『OYSTER CASE BY ROLEX GENEVA』の文字が刻印されています。ロレックスと関連性のあるパーツを採用しています。
ダイバーズ時計の為、バックル部分はフリップロック式のエクステンション仕様となっています。
いかがでしたでしょうか?
チュードルのサブマリーナはメンズ、ミドルサイズ、ミニサブ、レディーサブの4サイズございますが、今回は今回は2番目に大きいミドルサイズ(36mm)をご紹介しました。
大半がロレックスと同じパーツを使い、デザインも非常に似ているチュードル・サブマリーナ。
ブランドとしてのステータスもある上に、お手頃価格で購入できるこのモデルはかなりのおすすめモデルです。
『チュードル・サブマリーナ』は既に廃盤となっており、ダイバーズ時計の後継機として『ハイドロノート』というモデルがリリースされておりますが、個人的には断然、サブマリーナが好きですね!フチなしのインデックスは雰囲気があってかなり良いです!
市場でもあまり見かけなくなりましたが、30万円前後で買える時計の中でかなり魅力的な時計だと思います。
リストショット!!
トケマーにもチュードルがありました!
2017年8月下旬現在、残念ながらチュードル・サブマリーナはありませんでしたが、少し前までは在庫があったようです。個人の出品も増えてきており、今後また出てくる可能性も十分にありますので、ぜひぜひチェックしてみて下さい。