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【旧型を買う！シリーズ第四弾】ロレックスサブマリーナデイト Ref.16610

2018/1/21

サウスポー

スポーツロレックスの主役といえば『サブマリーナ』。ロレックスの中でも1、2位を争う超人気モデル！『旧型を買うシリーズ』第四弾はサブマリーナデイト Ref.16610です。ロングセラーモデルの人気の秘密に迫ります。

1989年～2010年製造の超ロングセラーモデル Ref.16610

今から半世紀以上前の1953年に世界初のダイバーズウォッチとして誕生したサブマリーナ。
1960年代半ばに初代サブマリーナデイトRef.1680が誕生したわけですが、基本デザインは現行のサブマリーナデイトと大きな変更がありません。

誕生した当時からすでにデザインは完成形されていたんですね。それから長い歳月の経て、今ではダイバーズウォッチの代名詞ともいえる人気モデルへと成長しました。

王道のモデルは裏切らないですね。実用性も機能性も申し分なしです。Ref.16610に搭載されているCal.3135も優れものです！ひとつ前のモデルRef.16800というモデルがありましたが、一番の変更点はムーブメントです。

テンプをひとつのブリッジで支えるCal.3035（Ref.16800）からCal.3135（Ref.16610）は左右両方から支えるツインブリッジ方式に変わり精度が格段に上がりました。メンテナンス性も非常に高く、現行サブマリーナデイトRef.116610LNにも搭載されている現役バリバリのムーブメントです。

サブマリーナデイト Ref.16610 基本スペック

【商品名】サブマリーナデイト
【型番】16610
【機械】自動巻 Cal.3135
【素材】ステンレス
【カラー】黒
【ケースサイズ】40mm
【防水性】300m
【参考定価】-円
【備考】1989年～2010年（生産終了モデル）

20年以上のロングセラーモデルという事でマイナーチェンジもいくつか行われたので次項で触れてみたいと思います。

Ref.16610のマイナーチェンジ！

表記が「SWISS-T<25」→「SWISS」→「SWISS MADE」へ変更

via www.tokemar.com

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1997～1998年の間に夜光塗料がトリチウム夜光からスーパールミノバ夜光へ変更となっています。『SWISS-T<25』のTとはトリチウムをさします。

1998年～1999年の約1年間は『SWISS』表記となって1999年以降『SWISS MADE』へと変わりました。上記画像のトケマー出品商品のRef.16610はL番でトリチウム夜光の為、文字盤6時位置の表記が『SWISS-T<25』になっています。

1999年頃、A番途中からフラッシュフィットが一体化

via www.tokemar.com

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1999年A番の途中からフラッシュフィットが一体化し、2000年P番以降は全てフラッシュフィットが一体化しています。

2003年頃（Y番途中から）王冠透かしが入り、横穴がなくなる

2003年頃からサファイアクリスタル6時位置に王冠の透かしが入ります。※上記画像参照
透かしがなければ2003年より前のモデルであるということがわかり、透かしが入っていればY番以降の個体であると断定できます。ただ、2003年より前のモデルでも『ガラス交換』をしている場合に限り、王冠透かしが入っていることもあります。

また、王冠透かしが入る同時期に、横穴がなくなります。古い横穴タイプは上下の両ケースサイドに穴があいており、ブレスレットを外す場合は横穴に工具をさして外しますが、横穴がないモデルはブレスレットの裏側に溝があり、そこを工具を使って外す仕組みになっています。横穴がなくなることでより堅牢性が増しています。現行モデルでは横穴は一切ありません。

2006年頃（Z番後半）からルーレット刻印が入る

via www.tokemar.com

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2006年（Z番後半）からケースのインナーリング（ダイヤル外周部分）にROLEXのルーレット刻印がされるようになります。サブマリーナデイトに限らず、多くの他のモデルも同時期にルーレット刻印が入りました。

いわゆる『高年式モデル』といわれるものです。Ref.16610のルーレット刻印が入っているのはZ番後半からランダム番までの約4年間だけなので、ルーレットなしのモデルと比べても市場価値は高く、価格も上がります。

現在トケマーには最終ランダム品番が出品されていますが、90万円代で販売されています。生産終了になっている点と最終品番という事でプレミアがついています。これからも旧型スポーツモデルのタマ数は少なくなっていく見込みなので、旧型を探している方は、良い個体に出会ったら即買いをおすすめします。今のところ相場が下がる気配がないので早い方がよさそうです。

狙いはオールトリチの良個体or新型フラッシュフィット搭載モデル！

さて、マイナーチェンジのご紹介をしましたが、20年のロングセラーモデル。果たしていつの年代のモデルを買えばいいのか？これは目的によっても変わってきます。

コレクターズアイテムとして探すなら、熱いのはオールトリチウムの良個体だと思います。1998年から前のモデル。サブマリーナだけでなく、他のスポーツモデルのオールトリチウムも人気で非常に数が少なくなっています。『付属品ありで良個体』というのがポイントです。市場からどんどん姿を消しているので良い個体があれば買って、しばらく眠らせておくのもありだと思います！

実用性で選ぶならA番途中から変わった新フラッシュフィット仕様のモデルをおすすめします。
堅牢性も増して強度も安心です。Z番後半以降のルーレットが入ったモデルだと現在80万円を超える値がついており、少し手が出しづらい状況となっていますが、それ以前、P番～Z番前半のルーレット刻印なしのモデルなら70万円代で探せますし安いものなら60万円台でも買えます。個人的には時計は使ってなんぼだと思っているので60万～70万円台のモデルを買ってガンガン使いたいところです。