2021/10/27 Black monster
2017年バーゼルワールドにてシードゥエラー誕生50周年として登場したシードゥエラー(赤シード)。
今回は赤シードの魅力についてレビューしていきます。
【シードゥエラーの歴史】
今回はシードゥエラーRef.126600通称赤シードについてレビューしていきたいと思います。
(Ref.126600については赤シードで統一します。)
その前に簡単にシードゥエラーの歴史についておさらい。
・Ref5514
1967年~不明
サブナリーナをベースに試験的に作られたモデル。
文字盤にはシードゥエラー表記はまだありません。
ダイヤルには「COMEX」表記がありコメックス社のダイバーが無料で賃与されたモデルと言われています。
世界初のガスエスケープバルブ搭載モデルとなっています。
・Ref.1665
1971年頃~1980年頃
正式にシードゥエラーの名前が付いたファーストモデル。
サイクロップレンズなしのデイト表示となりました。
旧型の「赤シード」が存在するのはこのモデル。
・Ref.16660
1985年頃~1991年頃
トリプルシックスと言われるこのモデル。
前期と後期でインデックス「フチ有」「フチ無」が存在しますね。
・Ref.16600
1991年頃~2008年頃
時計好きの方からすると比較的なじみがあるシードゥエラー。
最終品番と言われる「V番」は他のモデルと比べてプレミア価格となっています。
・116600
2014年~2017年
通称はシード4000。
最近のロレックスの中では製造期間が4年と非常に短命なモデル。
鏡面バックルの個体は特に流通量が少ないと言われています。
・126600
2017年~現在
現行モデルとなる赤シード。
シードゥエラーの系譜を引き継いだモデルとなっています。
【赤シードのスペック】
ケースサイズ…43mm
防水…1,220M
ムーブメント…Cal.3235
パワーリザーブ…70時間
素材…904Lステンレススチール
国内定価…1,293,600(税込)
初期型の一部には文字盤6時位置の王冠マークがない「ノークラウン」「クラウンなし」が存在します。
初期ロットの一部には文字盤がブラウン化しているモデルもあるようですね。
私も一度見たことがありますが高年式と見比べると色の違いが顕著です。
【2021年10月現在の相場】
赤シードの高年式モデルでは170万円代が相場となっています。
GMTマスターやサブマリーナと比べると比較的プレミア価格がついていないモデルと言えますね。
初期型のノークラウンでは180万円代~が相場でしょうか。
ノークラウンの方がお店によって値付けは様々な印象ですね。
プロフェッショナルモデルの相場ですが円安と相まって高等が続いています。
今後も相場が落ち着くことは中々なさそうですね。
良個体を見つけたら今のうちに買っておいてもいいかもしれません。
それではまた!